【戦闘員、派遣します！】 登場キャラクターの恋愛関係は？登場人物の相関図を紹介

登場キャラ達の恋愛要素を相関図を見ながら紹介する前に、ここでは『戦闘員、派遣します！』の原作情報とアニメ情報をまとめていきます。『戦闘員、派遣します！』について詳しくなれる内容となっておりますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『戦闘員、派遣します！』は暁なつめによるライトノベルが原作です。元々は暁なつめが小説投稿サイト『小説家になろう』に夏希秀明名義で投稿していたweb小説でしたが、それをリメイクする形で2017年11月1日から『角川スニーカー文庫』より刊行されるようになりました。主人公が悪の組織のメンバーであるという一風変わった作風が読者に受けた事で人気になり、2022年3月現在累計発行部数は100万部を超えています。

『戦闘員、派遣します！』はアニメ化され、2021年4月から全12話で放送されました。基本的に原作に忠実にストーリーが進んでいきますが、尺の都合などにより一部変更されている部分もあります。OP主題歌はアニメでラッセル役として声優を務めている伊藤美来による『No.6』です。EDテーマもアニメでメインキャラの声優を務めている4人が歌っており、タイトルは『ホーム・スウィート・ホーム』となっています。

こちらの相関図をもとに、『戦闘員、派遣します！』の登場キャラの恋愛要素を解説していきます。登場キャラは戦闘員六号以外はほとんど女性キャラで構成されている事が魅力の『戦闘員、派遣します！』ですが、果たして恋愛要素はあるのでしょうか？『戦闘員、派遣します！』の作中での登場キャラ達の活躍から、恋愛要素を考察します。

キサラギ=アリスは秘密結社キサラギによって作られた美少女型アンドロイドで、他の惑星に派遣される戦闘員六号を補助する目的で作られました。地球の転送装置に乗り込むときから戦闘員六号と常に行動を共にしており、子供のような見た目とは裏腹に非常に大人顔負けの頭脳が備わっている為、お目付け役であると同時に作戦担当といった役割を担っています。一人称は『自分』で、物語序盤は戦闘員六号の補助役を自認していました。

口調も大人びていて、戦闘員六号に対しても諭すような言葉を投げかける事が多く、戦闘員六号もアリスの賢さを認めている為素直に従う事が多いです。補助ロボットとして作られた事から、戦闘員六号の世話を文句も言わずにこなし、戦闘員六号が酒場で酔っぱらって帰ってきた時にもベッドまで運んでいました。また、戦闘員六号が古代兵器と戦った後に3日間眠ったままだった時にはシモの世話など介護のような事までこなしています。

戦闘員六号は浪費癖があり、報酬もすぐに使ってしまうところがあるために、月に一度アリスからお小遣いももらっているようです。この事が発覚した時には、子供からお小遣いをもらっている事でスノウがドン引きしていました。ここまでだと、戦闘員六号の世話をこなすアンドロイドだという事が分かりますが、困難を一緒に乗り越えていくうちに信頼関係で結ばれるようになっていき、誰よりもお互いを信じ合うようになります。

古代兵器と戦う時には『賢い相棒』と言って立ち向かおうとしている戦闘員六号に対して、アリスは『強い相棒』と返しており、信頼関係の強さがうかがえます。戦闘員六号がアリスに対して『相棒』という言葉を使った時からアリスも相棒を自覚するようになり、キサラギへの報告書にも『戦闘員六号の相棒・アリス』という名前で提出していました。

戦闘員六号はグレイス王国にやってきた時から、自分が好きな小説やアニメによくあるようなラブコメ要素を期待しており、自分で女性を待ち構える事で無理やり出会いを求めようともしていました。戦闘員六号はラブコメ要素が欲しいという事をアリスに相談している為、アリスは恋愛対象ではない事が分かります。また、戦闘員六号は子供には手を出さないという信条があるため、恋愛対象としてはアリスに興味がないようです。

アリスが慰める事を目的として自分の胸に戦闘員六号の手を置いた時にも、戦闘員六号はシリコンで出来た胸に興味はないと発言している事からも、アリスは恋愛対象に含まれない事が分かります。アリスも戦闘員六号が他の女性と少し良い雰囲気になった時には『よかったじゃないか』とあまり興味がなさそうに発言している事からも、2人はお互い恋愛対象として見ておらず、あくまでも信頼出来る相棒といった関係という事になります。

スノウはグレイス王国の騎士で、戦闘員六号の戦闘力の高さを買った事で城まで連れていきました。その後、戦闘員六号が遊撃隊の隊長となった事で自身も遊撃隊所属となり、戦闘員六号の部下になります。スノウは過去に貧しい家庭に生まれたという経験から金に汚い性格となり、出世欲の強い人物となりました。そのため、戦闘員六号が卑劣な手で任務を遂行しようとしている時も、若干引きながらも出世の為に付いていっています。

同じ隊に所属している事から戦闘員六号のセクハラを多く受けているキャラの1人で、胸を揉まれたりパンツを下ろされるなどされるために常に喧嘩をしています。しかし、戦闘員六号が強い事は認めている為、一度戦闘員六号がスパイだと気付いた時に、一度は王国から追い出したものの、戦闘員六号を隊長だと認めたうえで魔王軍から王国を救ってほしいと頭を下げていました。

セクハラを多く受け続けてきた事で戦闘員六号が自分に気があるという考えになり、戦闘員六号がグレイス王国の城を魔王軍の侵略から救った時には、戦闘服のクールタイムに入って動けなくなっている戦闘員六号にキスをしていました。そして、スノウは自分もこれから戦闘員六号の事を知っていきたいという旨を述べましたが、戦闘員六号がスノウの事は別に好きではないと返答した事で、剣を振り回されて追いかけられていました。

その事もあり、物語の序盤ではヒロイン的な立ち位置で恋愛要素の多かったスノウでしたが、少しずつ残念さが増していき、ギャグキャラへと変貌を遂げています。戦闘員六号も以前にスノウの事を嫁にしてグレイス王国に残るといった発言をした事もありましたが、実際は恋愛感情が無かった事が分かりました。スノウも一時は戦闘員六号との恋愛関係を望んだ時もありましたが、結局は隊長と部下という関係に収まっています。

ロゼは古代のアーティファクトで眠っていた戦闘用人造キメラで、戦闘員六号が隊長を務める遊撃隊に所属しています。アリスを除けば遊撃隊で一番のロリッ子であるため、子供に手を出さない考えの戦闘員六号からはセクハラを受けにくいキャラでもあります。キメラである事から戦闘力が高く、魔王軍との戦いでは体術や炎を吐くなどの能力を駆使して戦います。また、食べた種族の特性を取り込んで自分の力にする能力を持っています。

常にお腹を空かせており、戦闘中も魔族であるゴブリンをよだれを垂らしながら見つめていた事から、戦闘員六号にも若干引かれていました。食いしん坊である為、戦闘員六号に食べ物でつられる事もあります。任務の遂行のためとはいえ戦闘員六号が卑劣な行動をした時にはドン引きしている事も少なくありませんが、それでも隊長と言って慕っており、戦闘員六号からもらったキサラギバッジを常に身に着けています。

しかし、戦闘員六号はロゼをイジって楽しむことがあり、アリスがロゼが苦手である昆虫を食べさせて能力向上を図ろうとしていた時にはロゼを羽交い絞めにして面白がっていました。この事から、戦闘員六号は部下であるロゼを可愛がってはいますが、隊長と部下という関係にあり、恋愛要素はない事が分かります。しかし、遊撃隊が砂漠で遭難した時に、ロゼはあまりの空腹から戦闘員六号を食べようとしたことがあります。

ロゼはこの時に戦闘員六号と互角に渡り合うほどの力を見せており、戦闘員六号は必死で抵抗していました。この出来事があってから、戦闘員六号は人間を食べようとしたロゼに若干の恐怖心を抱くようになりますが、ロゼはこの事を覚えていないようです。恋愛要素はありませんが、戦闘員六号とロゼはお互いの力を認め合っている仲間という関係性となっています。

グリムは邪神を崇める『ゼナリス教』の大司教で、戦闘員六号が隊長を務める遊撃隊に所属しています。戦いの際は呪いを駆使して戦いますが、この呪いは成功率八割であり、失敗すると自分に跳ね返ってくるというリスクがあります。グリムは結婚願望の強い女性で、隊に入ったのも結婚相手を見つめる為だと発言していました。そのため恋愛要素が多くありそうなキャラですが、性格が災いして失敗に終わる事が多々あります。

戦闘員六号にキサラギ製の車椅子をプレゼントしてもらった時には、デートと称して戦闘員六号に押してもらいながら街を大激走し、カップルに体当たりをするなどのテロを起こしていました。また、街の警察に彼氏がいる事を知った時には顔に足蹴りを食らわせるなど、他の人の幸せをやっかむところがあるようです。また、トリス王国に水精石の取引の為に向かった時には夜に行われたパーティーで婚活に勤しんでいました。

しかし、声をかけたイケメンに彼女がいる事を知ったグリムは呪いを発動して相手を不幸にしようとしましたが、失敗して自分が大量の水をかぶるという残念なところがあります。グリムは大人なため、スノウと同じくらい戦闘員六号からセクハラ被害を受けており、幾度となくスカート捲りをされて自慢の紐パンをさらしています。この事からグリムは、戦闘員六号に『怪人・紐パン』というあだ名をつけられてしまいました。

さらに、グリムは戦闘中に寝ている事が多い為、戦闘員六号からは使えないやつという印象を受けていました。グリムが初めて役に立ったのは魔王軍四天王の1人であるハイネ戦で、グリムの呪いによってハイネを金縛りにしてピンチを免れた事から、戦闘員六号は初めてグリムを見直します。この時は、グリムは逆に今まで戦闘員六号が自分の事をどう思っていたのか気になるところだったようです。

同じ遊撃隊の隊員として苦楽を共にしていく中でお互いの事を知っていった戦闘員六号とグリムでしたが、戦闘員六号はグリムに対して『おばさん』と発言しており、恋愛対象ではないようでした。序盤においては、グリムは自分の事を心配してくれた戦闘員六号を優しいと思った事で、恋愛要素があるかに思われましたが、結局は金遣いが荒い事が欠点要素である事を述べ、結婚相手としてはマイナスである事を述べていました。

この事から、現在まででは戦闘員六号とグリムの恋愛要素は少なく、隊長と隊員という関係性に収まっている事が分かります。しかし、グリムはロゼやアリスとは違って大人の女性である為、今後の『戦闘員、派遣します！』の展開によっては恋愛要素の可能性が無いとも言い切れません。

アスタロトは秘密結社キサラギの大幹部の1人で『氷結のアスタロト』の通称で知られています。相関図を見ても分かりますが、戦闘員六号に対して好意を抱いています。アスタロトは地球のキサラギ本部で仕事をしている為、戦闘員六号とは報告書でのやり取りのみとなっていますが、戦闘員六号の他の女性との絡みを知るといつもやきもきしています。

戦闘員六号もキサラギ結成当初からアスタロトの為に尽くしてきており、キサラギの人気上司ランキングが行われる時は、いつもアスタロトが1位になるように工作をしていたほどです。戦闘員六号もアスタロトに好意を抱いている描写がありますが、仕事第一のアスタロトが素直になり切れない為に部下と上司の関係に収まっています。しかし、戦闘員六号と恋愛関係になる可能性が1番高いキャラだと言えるでしょう。

ベリアルは秘密結社キサラギの大幹部の1人で、『業火のベリアル』の通称で知られています。頭を使う事は苦手としていますが、戦う事が得意な人物です。戦闘員六号とはいつも報告書でやり取りをしており、毎回欠かさずチェックしています。アスタロトが戦闘員六号の事を好きな事を知っており、応援しているようです。

リリスは秘密結社キサラギの大幹部の1人で、『黒のリリス』の通称で知られています。キサラギの戦闘員や怪人の改造手術を行い、アリスを作り出した天才科学者です。大幹部の中では唯一、戦闘員六号のいる惑星に転送されたため、『戦闘員、派遣します！』の今後に深く関わってくるキャラとなっています。ベリアルと同じくアスタロトの気持ちを知っている為、戦闘員六号との恋愛の可能性は低いと言えます。

ティリスはグレイス王国の王女で、戦闘員六号の可能性を見出した事で直属の部下としました。直接的な戦闘員六号からのセクハラは少ないですが、眠っている最中に部屋で焼肉をされたり、子供を作る行為に協力するなどといった発言を受けて困る事も少なくありません。

戦闘員六号は『戦闘員、派遣します！』の主人公で、秘密結社キサラギの戦闘員です。平社員という立場ですが、大幹部達に次いで古参の社員でもあります。性格は捻くれており、悪行ポイントを貯める手段として女性にセクハラを行うなどの卑劣な行動が目立ちます。しかし、悪に染まり切れずに人の良さが見えてしまうため、アリスの注意される事が多くあります。

グレイス王国では戦闘能力を買われた事で遊撃隊の隊長という立場となっています。悪の組織に属している事もあり卑劣な行為で任務を遂行していますが、成功率が高い為に高い評価を得ています。しかし、悪行ポイントを貯める為に街の女性にセクハラ行為をしたところ、街の住人からは『チャックマン』というあだ名をつけられてしまいました。

秘密結社キサラギは地球での世界征服をほとんど成し遂げてしまった事で戦闘員のリストラ問題に直面してしまいます。そこで大幹部達は他の惑星に戦闘員を派遣する事で問題を解消する事にしました。派遣第一号として選ばれた戦闘員六号は、補助アンドロイド・アリスと共に転送装置で他の惑星に向かうのでした。

グレイス王国は深刻な水不足に悩まされていました。そこで、水精石によって水の豊かなトリス王国に取引に向かった戦闘員六号達でしたが、戦闘員六号が第一王子・エンゲルに失礼な行動をとってしまった事で交渉は決裂したばかりか、宣戦布告までされてしまうのでした。

キサラギからの命令で、アジトを作る事になった戦闘員六号でしたが、その現地にはモンスターだらけで苦戦を強いられます。さらに悪行ポイントのマイナスもかさんできた事で、武器の転送が禁止されてしまい大ピンチとなってしまうのでした。

アニメ『戦闘員、派遣します！』の主人公・戦闘員六号を演じた声優は白井悠介です。1986年1月18日生まれの2022年3月現在36歳で、2011年から声優として活動しています。今回のアニメ『戦闘員、派遣します！』が初主演となりました。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でキサラギ=アリスの声を担当した声優は富田美憂です。1999年11月15日生まれの2022年3月現在22歳で、2015年から声優として活動しています。中学時代に友達に『声がかわいいから声優になればいいのに』と言われた事が声優を目指すきっかけとなりました。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でスノウの声を担当した声優は菊池紗矢香です。5月8日生まれで、年齢は非公開となっています。事務所は『クレアボイス』に所属しており、同事務所の養成所出身でもあります。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でロゼの声を担当した声優は村上奈津実です。1995年9月7日生まれの2022年3月現在26歳で、2021年からは同じく声優である田中ちえ美と声優ユニット『NACHERRY(ナチェリ)』で音楽活動も行っています。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でグリムの声を担当した声優は高橋ミナミです。1990年12月20日生まれの2022年3月現在31歳で、2011年から声優として活動をしています。子供の頃にミュージカル女優と魔法使いに憧れており、どちらの夢も叶えられる事から声優を志すようになりました。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でアスタロトの声を担当した声優は渡部紗弓です。9月25日生まれで年齢は非公開となっています。2009年に行われたオーデションに合格した事で、2010年から声優活動をスタートさせました。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でベリアルの声を担当した声優は日高里菜です。1994年6月15日生まれの2022年3月現在27歳で、幼少期は子役として活動をしていました。元々女優活動をしていましたが、2008年に声優デビューを果たしてからは声優活動をメインとしています。

アニメ『戦闘員、派遣します！』でリリスの声を担当した声優は石原夏織です。1993年8月6日生まれの2022年3月現在28歳で、2010年から声優として活動しています。2013年に『声優アワード』で新人女優賞を受賞しています。

戦闘員六号とアリスが、恋愛関係ではないにしろ息がぴったりなのが好きだというファンの感想がありました。付き合いが短い2人ですが、すでに息ぴったりで夫婦のような関係となっています。

戦闘員六号はハーレム状態にもかかわらず、恋愛要素に恵まれない事から笑ってみていられるという感想がありました。戦闘員六号は美女との恋愛を望んでいるようですが、残念な女性が多い為なかなか叶わない願いとなっています。

『戦闘員、派遣します！』の恋愛要素をもっと強くしてほしいというファンの感想がありました。コメディ色が強い作品ですが、美女が多く登場するため、恋愛要素をもっと多くしてほしいという声は少なくありません。

『戦闘員、派遣します！』の登場キャラの恋愛について、相関図をもとに解説してきましたがいかがだったでしょうか？主人公である戦闘員六号をはじめ、残念なキャラが多いコメディ作品である事から、恋愛に発展しなさそうなキャラが多い事が分かりました。しかし、魅力的なかわいいキャラが多い為、これから恋愛要素が多くなってくる事をファンは期待しています。