ワンパンマンのアニメ2期の作画クオリティがひどい?作画崩壊?1期と比較検証

アニメ作画のクオリティが凄いと話題のワンパンマン。しかしアニメ2期が始まった際には「作画が劣化した」「2期の作画崩壊がひどい」といった視聴者のネガティブな意見もちらほら見うけられました。こちらの記事ではそんなワンパンマンのアニメ1期と2期を比較して、本当に2期の作画が劣化したのかを調査。また2期の作画が変わったと言われている理由も調べました。後半ではアニメ・ワンパンマンの登場人物達の声をあてている声優陣についてもご紹介しているので、気になったかたはぜひチェックしてみてください!

ワンパンマンのアニメ2期の作画クオリティがひどい?作画崩壊?1期と比較検証のイメージ

目次

  1. ワンパンマンとは?
  2. ワンパンマンのアニメ2期の作画崩壊がひどい?1期と比較紹介
  3. ワンパンマン2期の作画が変わった理由
  4. ワンパンマンのアニメ声優一覧
  5. ワンパンマンの作画に関する感想や評価
  6. ワンパンマンの2期の作画まとめ

ワンパンマンとは?

ワンパンマンの概要

ワンパンマンは集英社が発行する漫画誌『となりのヤングジャンプ』にて掲載されているONE先生原作のアクションコメディ作品です。2011年まではwebコミックサイトの『新都社』での掲載でしたが、2012年からは原作をONE先生が務め、作画を村田雄介先生が担当するリメイク版がとなりのヤングジャンプで掲載開始されました。ワンパンマンのアニメは2015年から放送され現在は第2期まで放映されています。

アニメが人気なこともあり、2020年にはソニー・ピクチャーズから実写映画化の制作も発表されました。ワンパンマンは元々は作者のONE先生がイラスト制作ソフトのComicStudioの使い方を練習するための腕ならしとして描いたもので、それを自身のHPに投稿したところ読者からの反響が大きかったため漫画誌での連載に繋がった作品。現在では2400万部もの売り上げを達成する大人気作となっています。

ワンパンマンのあらすじ

就職活動をする青年サイタマ。ある日少年が怪人に襲われている現場に鉢合わせます。その状況を見たサイタマは「ヒーローになりたい」という幼い頃の夢を思い出し3年間トレーニングを続け最強の強さを手に入れます。どんな相手でもワンパンチで倒せる力を手に入れたサイタマは「圧倒的な力というのはつまらないものだ」という想いを抱えながら、立ち向かってくる怪人に対峙するようになるのでした。

TVアニメ「ワンパンマン」公式サイト

ワンパンマンのアニメ2期の作画崩壊がひどい?1期と比較紹介

2期の作画①静止画

ワンパンマンのアニメは1期と2期が放映されていますが、アニメ2期を1期と比較した読者の間では「作画のクオリティがひどい」「作画崩壊した」といった噂を耳にすることもしばしば。実際にワンパンマンのアニメ1期と2期の静止画を比較した読者の感想を覗いてみると、作画については「ワンパンマンのアニメ1期よりも2期の方が綺麗」という意見も見うけられました。

「1期の方が良かった。2期はひどい」「2期は作画崩壊とまではいかないけど劣化した」という意見と「個人的にはワンパンマン2期の作画の方が好き」「アニメ1期の作画が凄すぎただけで普通に良い」という意見に分かれているようです。ワンパンマンのアニメ2期は作画クオリティがひどいという感想が多いのも事実ですが、キャラクターや背景などの静止画に関しては1期と2期を比較してもそこまでの作画崩壊は無いようです。

2期の作画②戦闘シーン

ワンパンマンのアニメ1期・2期の作画比較2点目は戦闘シーン。ワンパンマンのアニメ1期ではそのヌルヌル動く迫力ある戦闘シーンが特徴でしたが、アニメ2期のワンパンマンでは動きがもっさりしたという意見が多いようです。

ネットの感想では「アニメ1期は"無駄のない無駄な動き"で倒すけど、2期は単に無駄のない動きで倒すといった感じ」「1期は動きとカメラワークが凄い」「2期は普通のアニメの動き」という感想が出ています。静止画での比較ではアニメ1期よりも2期の方が良いといった好意的な意見も出ていましたが、戦闘シーンなどの動きに関しては圧倒的にアニメ1期に軍配が上がっているようです。

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ワンパンマン2期の作画が変わった理由

作画が変わった理由①監督や音響監督の変更

「アニメ2期がひどい・作画崩壊」と言われているワンパンマンですが、その原因は製作陣の変更が理由の1つとなっています。ワンパンマンのアニメ1期では監督を夏目真悟(なつめしんご)さん、音響監督をはたしょう二(はたしょうじ)さんが務めましたが、アニメ2期では両者とも変更されました。

2期のアニメワンパンマンの監督は櫻井親良(さくらいちから)さん、音響監督は岩浪美和(いわなみよしかず)さんが担当されています。アニメなどの作品は指揮を任されている監督の作品に対してのイメージが反映されることもあるので、各作業の監督が1期と2期で変更されてしまったことが、アニメワンパンマンの雰囲気や作画に影響を及ぼし「作画がひどい」と言われる理由の1つとなったと言えるでしょう。

作画が変わった理由②制作会社の変更

アニメワンパンマンの作画が変わった理由の2つ目がアニメーション制作会社が変更されたこと。これが「2期の作画がひどい」と言われる原因の最も大きい要因となっています。1期のアニメワンパンマンは『マッドハウス』というアニメーション制作会社が手がけていましたが、2期の作画は『J.C.STAFF』が担当しています。

マッドハウスは『カードキャプターさくら』や『はじめの一歩』など戦闘シーンや動きが多いアニメ作品を手がけてきた制作会社。そのためワンパンマンのアニメ1期ではその持ち味を活かして動きの多い作画を全面に出していました。

しかしワンパンマン2期の作画を担当したJ.C.STAFFは『少女革命ウテナ』や『のだめカンタービレ』などストーリーに重点を置いた作品を手がけることが多い制作会社。そのため、2期ではアクションシーンよりもキャラクターの見せ方などに力を入れた作画となっているため、アクションシーンへの物足りなさが「作画崩壊した」「アニメ2期がひどい」といったイメージに結びついていたと考えられます。

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ワンパンマンのアニメ声優一覧

ここではアニメワンパンマンに登場する主要人物『サイタマ』『ジェノス』『音速のソニック』『戦慄のタツマキ』『シルバーファング』『キング』の6名のキャラクターの声を務めた声優陣をご紹介。声優の来歴・プロフィールからキャラクターの特徴まで深掘りしているので、ワンパンマンの登場人物をおさらいしたい人はこちらにも目を通してみてください。

サイタマ役/古川慎

ワンパンマンのアニメ声優紹介1人目はワンパンマンの主人公・サイタマの声を担当する古川慎(ふるかわまこと)さんです。まずはキャラクターのご紹介。サイタマは黄色いスーツと赤いマント、ツルツルのスキンヘッドが特徴でワンパンマンの登場キャラクターでも最強の強さを誇るヒーローです。

通常の戦闘では「普通のパンチ」を使用しますが、時には「マジ頭突き」などの"必殺マジシリーズ"を使う事も。その中でも「マジ殴り」は相手を一撃で倒せる威力を持っています。そんな最強ヒーローのサイタマは他人への興味が薄く、ヒーロー活動を"趣味"と割り切っている部分があります。

そんな主人公・サイタマの声優を務める声優の古川慎さん。代表作にはデジモンユニバース アプリモンスターズの『大空勇仁』、アプリゲーム刀剣乱舞の『大倶利伽羅』、Fate/Apocryphaのアキレウスなどがあります。声優活動は2011年から行っており、2020年には第14回声優アワードで助演男優賞を受賞されています。プライベートでは雑貨屋や寺社巡りをするのが好きという一面も持っています。

ジェノス役/石川界人

ワンパンマンのアニメ声優紹介2人目は、主人公・サイタマの弟子であるジェノスの声を務める石川界人(いしかわかいと)さん。ジェノスはワンパンマンの物語中で、主人公であるサイタマに弟子入りを志願したサイボーグです。暴走したサイボーグにより家族や街を失ったジェノスは、その仇を討つために自らもサイボーグとなり自分の力で戦える強さを手に入れました。

その後怪人との戦闘中に敵を道連れに自爆しようとしますが、サイタマの助けにより無事生還します。そして命を助けられた彼に弟子入りすることになるのでした。ジェノスはその綺麗な顔立ちからファンクラブも設立されていますが、そのことに対し「自分のごく一部を評価したにすぎない」とあまり関心を抱いていない様子が描かれています。

そんなジェノスの声優・石川界人さんはハイキューの『影山飛雄』や境界のRINNEの『六道りんね』、東京喰種トーキョーグール:reの『瓜江久生』の役でも知られています。学生時代には演劇部に所属しており、その後声優養成所を経て声優デビューをはたしました。

デビュー作は2012年に放映されたアニメ『あの夏で待ってる』で、その翌年には『翠星のガルガンティア』のレド役で主演もはたしています。2014年には第8回声優アワード新人男優賞も獲得し、期待の新人として活動の幅を広げました。公園の散策やバイクが好きだったり、同じく声優をしている内田雄馬さんと仲が良いというプライベートの一面を持っています。

音速のソニック役/梶裕貴

ワンパンマンのアニメ声優紹介3人目は、サイタマをライバル視する忍者・音速のソニックの声優の梶裕貴(かじゆうき)さん。ソニックは暗殺や用心棒など様々な依頼を受ける忍者で、その名前の通り、ワンパンマンの登場キャラクターの中でも最速の速さの持ち主。その速さは衝撃波を産み出したり残像が見えるほどであり、S級賞金首として指定されています。

しかし怪人細胞を食べ怪人化しようとするも腹を壊し失敗したり、サイタマから「関節のパニック」と名前を間違えられたりと残念な扱いをされることも多いキャラクターとなっています。そんなソニックの声を担当している梶裕貴さんは進撃の巨人の『エレン・イェーガー』やマギの『アリババ・サルージャ』、七つの大罪の『メリオダス』など多くの主役を演じる現在最も知名度のある声優の1人。

第7回声優アワード主演男優賞を受賞したり、豪華な経歴を持っています。声優・櫻井孝宏さんには新人時代に仕事の相談をしたり、食事に連れて行ってもらうなど、親しい間柄であることが知られています。また代永翼さんや寺島拓篤さん、堀江一眞さん、阿部敦さんらと声優ユニットを組むなど声優仲間も多く人柄の良さがうかがえます。2019年には声優の竹達彩奈さんと入籍されています。

戦慄のタツマキ役/悠木碧

ワンパンマンのアニメ声優紹介4人目は、少女のような容姿が特徴のヒーロー・戦慄のタツマキの声を演じる悠木碧(ゆうきあおい)さん。タツマキは小柄で可愛らしい容姿をしていますが、実年齢は28歳で"地獄のフブキ"の姉。ヒーローランクはS級の中でも2位という実力の持ち主です。プライドが高く正義感溢れる性格ですが、妹のフブキのことを溺愛してるという一面も。

彼女の前では自分の事を「お姉ちゃん」と言うほどの可愛がりぶりです。身長が低いことを気にしており、子供扱いされるのを嫌います。それもあってか飲み物はカクテルや紅茶など大人っぽい物を好んで飲んでいます。そんなタツマキの声優を務める悠木碧さんは魔法少女まどか☆マギカの『鹿目まどか』や咲-Saki-の『高鴨穏乃』、ソードアート・オンラインシリーズの『ユウキ』などの声を演じています。

声優として活動する前には子役として映画やドラマに出演していました。声優としてのデビューは2003年にキノの旅で演じたさくら役。第2作目のキノの旅では主人公・キノの声優としても抜擢されました。また歌手としても活躍しており、様々なアニメ主題歌やキャラクターソングを歌ったりライブイベントにも参加しています。趣味は本や絵を描くことで、学生時代には美術部に所属していました。

シルバーファング役/山路和弘

ワンパンマンのアニメ声優紹介5人目はシルバーファングの声優・山路和弘(やまじかずひろ)さんです。シルバーファングは白髪が特徴的な老人ですが、ヒーローランクS級3位の実力の持ち主。敵を殺さないことをモットーにしているガウロ・チャランコの師匠です。

老体にもかかわらず災害レベル竜の怪人をいとも容易くねじ伏せる強さを持ちますが、サイタマのことを「自分の何十倍も強い」と評価しています。兄のボンブとは仲が良く「お兄ちゃん」と呼ぶ仲です。そんなシルバーファングの声を担当する山路和弘さんはPSYCHO-PASSの『雑賀譲二』、進撃の巨人の『ケニー・アッカーマン』、ぐらぶるっ!の『オイゲン』などの声を演じている他、洋画の吹き替えも数多くこなしています。

また声優だけではなく俳優としても活躍しており、その多才さや仕事への取り組む姿勢から、神谷浩史や関智一など多くの声優から尊敬する人物として名前が挙げられています。乗馬やダンス、トランペットを趣味としており、2020年には声優の朴璐美(ぱくろみ)さんとの結婚を発表されています。

キング役/安元洋貴

ワンパンマンのアニメ声優紹介6人目はキングの声を演じる声優・安元洋貴(やすもとひろき)さん。キングは災害レベル竜クラスの怪人を一撃で倒したことから"ヒーローの王者"という意味で「キング」という名前を授かったS級ランクのヒーローとされています。しかしそれはサイタマが倒した怪人をキングが倒したと勘違いされた結果で、本当は引きこもりのゲームオタク。

寡黙な一匹狼だと思われているのは人見知りからくる人付き合いの苦手さが表面に出ているだけという食い違いによるものです。サイタマには本当のことを告げ、ゲーム仲間として良好な関係を築いています。そんなキングの声優・安元洋貴さんの代表作は鬼灯の冷徹の『鬼灯』、BLEACHの『茶渡泰虎』、FAIRY TAILの『エルフマン・ストラウス』などがあります。

他にもテレビ番組のナレーションや洋画の吹き替えなど幅広く声優活動をされています。声優として活動する前には舞台で役者をしていましたが、その特徴的な声質をコンプレックスに思っていたとのこと。声優の道に進みその欠点を最大に生かせたことについて「ある意味発想の転換だった」と語っています。第15回声優アワードではパーソナリティ賞を受賞されています。

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ワンパンマンの作画に関する感想や評価

ワンパンマン2期は作画崩壊していなかった!

「作画崩壊してる」「作画がひどい」という声も多かったワンパンマン2期の作画崩壊騒動。実際に比較してみたところ、作画崩壊というほどではなく、1期に比べて戦闘シーンの動きが少し物足りなくなったという結果となりました。むしろ静止画の絵柄・作画に関しては2期の方が良いという視聴者の声も上がっています。

作画崩壊と言われる理由は制作会社が変更されたから

実際には作画崩壊というほどの劣化はしていなかったアニメ・ワンパンマン。作画崩壊と言われる理由は、作画を担当した制作会社が1期と2期で変更されことにより、1期から見ていた視聴者が作画のイメージに違和感を持ったことが原因ようです。またアクション作品の要ともいえる戦闘シーンの動きのクオリティが低下したため「2期の作画がひどい」という意見が上がったようです。

ワンパンマンのアニメ1期が神作画すぎる!

何かと1期と2期を比較されるアニメ・ワンパンマンですが「2期の作画がひどいというよりも、1期の作画が神すぎた」という意見が多く上がっています。ワンパンマンは原作漫画の作画も素晴らしいと高評価を受けることが多いですが、その作画クオリティを見事に表現していたアニメ1期。ワンパンマンの視聴者からは「1期の作画は変態」「1期は劇場版並の作画だからしかたない」と2期の作画を擁護する意見も多数出ています。

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ワンパンマンの2期の作画まとめ

以上、ワンパンマンのアニメ2期について「作画崩壊している」「作画がひどい」という意見の真相を、アニメ1期・2期の制作スタッフや制作会社を比較してご紹介してきました。ワンパンマン2期はアニメ業界全体で比較すると作画崩壊レベルではありませんでしたが、1期の作画や動画のクオリティが高すぎたため「作画が劣化した」という意見が浮上したようです。

1期と比較すると戦闘シーンなどのクオリティが低下してしまったワンパンマン2期ですが、その綺麗な静止画やキャラクターの見せ方など、1期と比較して向上している部分もあります。まだワンパンマン2期を見ていない人はぜひ目を通してみてはいかがでしょうか?

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