朧の花嫁のあらすじ・感想をネタバレ！SNSで話題の時代物ラブストーリー漫画

大正時代を舞台に、盲目の男性に嫁いだ女性のラブストーリー漫画「朧の花嫁」。数々の困難を乗り越えて成長していくヒロインの姿が見どころの作品です。果たして、ヒロインの恋は成就するのでしょうか。以下では、「朧の花嫁」の漫画あらすじをネタバレ紹介します。その他、「朧の花嫁」の登場人物・キャラや漫画の感想もネタバレを交えながらまとめました。

漫画サイト「めちゃコミック」で連載中の「朧の花嫁」は、みちふむ原作・いなせ多希作画による作品です。大正時代を舞台に、盲目の男性に嫁いだ旧華族の令嬢の恋模様を描いています。

いなせ多希先生によるコミカライズ化を受け、人気が急上昇中の「朧の花嫁」。原作は、「小説投稿エビリスタ」で連載された、みちふむ先生の同名小説です。大正や現代を舞台にした恋愛作品を多数執筆しています。

顔にあざがあるために、家族からも虐げられてきたヒロイン・伊知地清子。厄介払いされた先は、冷たい性格で知られる盲目の男性・岩倉朔弥でした。最初こそ、清子への態度も冷たいものでした。しかし、彼女の優しさと献身的な態度が、朔弥の心を動かします。以下では、「朧の花嫁」の漫画1話～10話あらすじをネタバレ紹介します。

旧華族の令嬢でありながら、生まれつき顔に痣があることを理由に家族から疎まれて育った伊知地清子。両親は妹ばかりをかわいがり、清子は使用人同然の生活を強いられます。そんなある日、清子にある人物との縁談が舞い込みました。相手は岩倉朔弥といい、これまでに全ての縁談を断ってきたことで有名な人物でした。一方、伊知地家としては厄介者である清子を追い出すための口実として、縁談を成立させたいです。

相手の噂や両親の思惑も相まって、この縁談に乗り気でなかった清子。さらに、岩倉朔弥から結婚の意思はないと言われ、屋敷を追い出されます。しかし、朔弥の立ち振る舞いに違和感を覚えた清子は、彼は目が見えないのではと思います。

朔弥に結婚を拒絶され、屋敷を追い出された清子でしたが、実家に厄介払いされた以上、彼女には帰る場所がありません。雪が降りしきる中、涙を流しながら途方に暮れます。一方、使用人の瀧川から、清子が歩いて帰ったことを聞かされた朔弥。名家の令嬢でありながら、人力車を呼ぶことをかたくなに断った清子の行動に疑問を覚えます。

次第に清子への罪悪感にさいなまれ、彼女を屋敷に連れ戻すように命じます。その後、瀧川によって屋敷へ連れてこられた清子。雪道を彷徨っていた清子は、玄関で倒れ込みます。

熱を出して寝込んだ清子を看病する朔弥。目を覚ますと、自分のことを心配する朔弥の表情がみえました。同時に、はじめて自分のあざを見て怖がらない人との出会いに感動を覚えます。そして、清子が回復した頃、朔弥の母親が屋敷に戻ってきました。

眼が見えない朔弥のために、献身的に世話をする清子。朔弥の表情も次第に穏やかになったものの、やはり母・弓子との関係が良くありませんでした。清子の顔をあざを知り、ひどい態度を見せた弓子。しかし、朔弥は清子を守る姿勢をみせ、母親に対抗します。

母親の猛反対を受けながらも、清子との婚約を宣言した朔弥。清子も盲目の朔弥のそばにいたい思いが強まり、母親が屋敷を出た後も、2人で穏やかな日々を過ごします。しかし、今度は伊知地家から手紙が届き、清子に実家に戻るようにと書かれていました。

清子を厄介払いする形で、朔弥との縁談を押し付けた両親。手の平を返したように清子の帰省を促したのは、結婚に際して岩倉家から多額の援助を受けるためでした。両親の意図を知り、迷惑をかけてしまったと罪悪感を覚える清子。しかし、朔弥の言葉に安心感を覚え、彼に相応しい女性になろうと決意します。

新しい着物を買うため、瀧川と共に町へ出た清子。喫茶店に立ち寄った際、伊知家に出入りしていた銀行員・金田幸之介と出会います。伊知地家にいた頃から清子に優しく接し、その姿は今でも変わりませんでした。その後、3人でコーヒーを飲み、喫茶店を出た先で思わぬ事態に見舞われます。

清子たちが喫茶店を出ると同時に、道路では荷馬車が暴走し、幼い子供が逃げ遅れてしまいます。子供は清子によって救出されたものの、清子は身体中に怪我をしていました。その後、金田に伴われて病院へ向かい、朔弥が姿を現します。

清子に婚約者がいることを知り、ショックを受ける金田。一方で、清子のことを知っているために、心配になります。清子を幸せにすると宣言し、彼女と穏やかな日々を送る朔弥。その頃、岩倉家の表札が何者かに汚される事件が起きました。

表札の汚れだけでなく、誹謗中傷を書いた紙くずが投げ込まれるなど、岩倉家への嫌がらせが起きます。過去に似たような経験をしたことから、清子は自分が原因ではと思い詰めます。一方、朔弥は、一連の騒動は自分の母親ではないかと考えました。

朔弥との出会いを機に、人生が明るくなった清子。しかし、周囲では2人の結婚を良く思わない者もおり、清子は新たな困難に見舞われます。しかし、朔弥と思う気持ちや心強い味方の登場により、清子自身もたくましさを見せ始めました。以下では、「朧の花嫁」の漫画11話～20話あらすじをネタバレ紹介します。

清子が外出から帰ると、玄関で言い争う声が聞こえてきました。1人は、岩倉家の御用聞きをしている源と判明するも、もう1人は清子にも分かりません。後に、男性は伊知地家に出入りしていた者と判明し、騒動の犯人が清子の母親だと発覚します。その後も、朔弥と清子の知らないところであらぬ噂が広められるなど、嫌がらせが続きました。

父・元栄と近藤と共に、会社の今後の業務について話し合う朔弥。その後、父親から清子との縁談について聞かれます。その時、弁当を届けに清子が会社を訪れ、朔弥の弟・哲嗣に案内されます。清子と対面した父親は、朔弥と清子を湯の川温泉へ向かわせました。

哲嗣から思わぬ一言をささやかれ、気落ちする清子。一方、事情を知らない朔弥は、清子は行きたくないのではと考えます。清子の表情が読めないためすれ違いが起きてしまうも、瀧川のフォローもあって2人は温泉に行く準備を進めます。

父親の代わりに、湯の川温泉の献湯式に参加する朔弥と清子。会場は階段が多く、また参拝者も多いことから2人はお互いを気遣います。そんな中、白永不動産の社長から清子のあざを貶める発言を聞かされた朔弥。怒りに任せて乱闘騒ぎが勃発するも、献湯式に呼ばれた花魁・椿のはからいで事態は終息します。

朔弥と清子の窮地を救った椿は、清子と同じ小学校に通っていたミイでした。実家は燃料屋であったものの家計が苦しく、いじめにも遭っていたミイ。幼くして遊郭に売られた後、花魁にまでのし上がりました。朔弥との結婚を知り、清子に喝を入れました。その後、献湯式も無事に終わり、朔弥と清子は足に入ります。また、ここに来ることを約束する一方、会社では哲嗣が暗躍していました。

温泉地から函館に移動した朔弥と清子は朝市に繰り出します。ホタテの香ばしさに朔弥が魅了される中、清子は店員から函館料理審査会への参加を勧められます。また、帰宅すると哲嗣が待っており、料理審査会の審査員を打診されました。迷いなく、依頼を引き受けた清子。しかし、審査会当日、あいさつ回りをする中で、周囲から見られているような感覚を覚えます。

函館料理審査会が始まるも、女性の審査員が清子だけという理由から別室に案内されます。理由を察しつつも、返されるよりはましと指示を受けます。かばんの中には朔弥からの贈り物が入っており、勇気づけられました。一方、会場では清子を別室に移したことへ抗議が殺到し、清子が会場に連れ戻されます。その後、審査員を務めあげ、函館銀行の頭取からもお礼を言われました。

騒動が起きながらも、立派に審査員を務めあげた清子の評判は、朔弥の父親の耳にも入り、清子の働きぶりを誉めます。一方、審査会を終えてから朔弥の様子がおかしいと、清子は不審に思います。

朔弥に連れられて函館大沼へやってきた清子。その後、湖の近くで葡萄酒を楽しみながら、朔弥の子供時代を聞きます。兄弟で仲良く遊んでいたことを聞かされ、哲嗣のことを誤解していたと思います。そして、2人は神社のそばにある、くぐると困難を乗り越えられると伝わる大きな岩に向かいました。

数日後、芽沼炭鉱の現場で崩落事故が発生し、従業員が暴動を起こしたと知らせが入ります。哲嗣が対応にあたるも難航しており、朔弥と清子が現場へ向かいました。翌日、現場監督の山野と村井と対面した2人でしたが、そこには哲嗣の姿がありません。炭坑内で行方不明となった聞かされるも、坑道で殴られて置き去りにされていたと発覚します。

「朧の花嫁」の登場人物・キャラの中には、2人の結婚を妨害する者だけでなく、清子を巡る恋のライバルもいます。かつての清子を知り、今でも彼女を気に掛ける金田。清子を大切に思う朔弥との関係も気になるでしょう。以下では、漫画「朧の花嫁」の見どころや登場人物・キャラを紹介します。

家族から虐げられ、厄介ばらいされる形で結婚させられるストーリーは他作品でも見られる設定でしょう。しかし、漫画「朧の花嫁」のヒロインは顔にあざがあり、結婚後もあざが原因で数々の困難に見舞われます。周囲からの心もとない言葉に傷つきながらも、朔弥を思いやる気持ちが清子を強くしました。眼が見えない朔弥を影ながら支えるなど、たくましく成長していく清子の姿が見どころです。

また、清子との出会いによって変わっていく朔弥の姿も、漫画「朧の花嫁」の見どころにあげられます。清子を受け入れるまで、数々の縁談を断ってきた朔弥。しかし、目が見えない自分を気遣う清子の優しさは、彼の心を溶かしていきました。いわゆるツンデレであるものの、清子への愛情表現は読者の胸をキュンとさせるでしょう。

漫画「朧の花嫁」の登場人物・キャラは、清子と朔弥の両親と弟妹の他、2人を取り巻く人物たちで構成されています。あらすじネタバレのように、2人の結婚は周囲から良く思われておらず、身内からも反対の意見が出ました。まだまだ困難な展開が予想される朔弥と清子。他の登場人物・キャラとの関係がどのように変化していくのかも、気になるでしょう。

あらすじネタバレのように、朔弥と清子の前に多くの障壁が立ちはだかります。また、2人の仲を引き裂こうとする登場人物・キャラもおり、波乱の展開が繰り広げられています。朔弥と清子のその後はどうなるのか、続きが気になるでしょう。以下では、漫画「朧の花嫁」に関する感想や評価をネタバレを交えながら紹介します。

ネット広告でも話題となり、胸をときめかせるシチュエーションが読者を魅了する「朧の花嫁」。あらすじネタバレのように、様々な登場人物・キャラが登場し、ヒロインの恋の進展を阻もうとします。清子を守ろうと男気を見せる朔弥。一方で、2人切の時にはさりげなく愛情表現を示しています。作画の美しさもあいまって、キュンキュンする、いじらしいなどの感想が寄せられています。

他作品と同様、ヒロインの周囲には悪役キャラが多く、岩倉家に入った後も清子の苦労は絶えません。あらすじネタバレのように、嫁ぎ先からも受け入れてもらえない清子。しかし、朔弥を支えようと奮起する姿からは、実家にいた頃の清子とは別人に見えるでしょう。また、SNSでは、「朧の花嫁」の清子がしっかりして好きとの感想も見られ、清子の人気も高まっています。

盲目を夫を支えるヒロインの健気さや、たくましく成長していく姿が見どころの「朧の花嫁」。あらすじネタバレのように、心で結ばれた2人の前に多くの試練が立ちはだかります。悪役感の強い登場人物・キャラの登場により、精神的に追いやられる清子。しかし、朔弥の優しさが清子の心を救ってきました。SNSでは、早く幸せになってほしいとの感想が見られ、2人の恋を応援する声も見られます。

「朧の花嫁」の漫画あらすじネタバレや登場人物・キャラ、作品に関する感想などをネタバレ紹介しました。一見するとありふれたストーリーと思いきや、訳ありのヒロインと相手男性との恋模様が読者を引き込む「朧の花嫁」。目が見えない朔弥なりの愛情表現は、読者を胸をときめかせるでしょう。また、あらすじネタバレのように、朔弥を支える清子の成長も見どころであり、2人の関係の進展に期待が高まっています。