【身代わりの結婚】ネタバレあらすじと漫画の感想は？わたしの幸せな結婚に似てる？

ネット広告で注目を集める「身代わりの結婚」の漫画。姉の身代わりになった不幸な少女の結婚生活をえがいた、現代版シンデレラストーリーです。以下では、「身代わりの結婚」の漫画あらすじをネタバレ紹介します。その他、「わたしの幸せな結婚」と似てると言われる理由や、「身代わりの結婚」の漫画の感想もまとめました。

「身代わりの結婚～冷遇された妹は甘い寵愛を受ける～」は、春村きき先生によるウェブ漫画です。2023年10月現在まで漫画サイト「めちゃコミック」にて独占配信されています。

「身代わりの結婚～冷遇された妹は甘い寵愛を受ける～」の作者・春村きき先生のプロフィールは、公式情報がないため2023年10月時点では不明とされています。

以下では、「身代わりの結婚～冷遇された妹は甘い寵愛を受ける～」の漫画から1話～10話をあらすじネタバレ紹介します。

老舗料亭の次女でありながら、不遇な人生を送ってきた久世楓。才色兼備な姉・愛美に虐げられ、あらぬ噂まで流されていました。さらには料亭の経営が傾いたことまでも楓のせいにされ、家政婦のように働かせました。そんなある日、容姿端麗であるものの、性格に難のある七扇律人との縁談が舞い込みます。

律人のよからぬ噂を聞きつけていた愛美は、政略結婚から逃れるべく、この縁談を楓に押し付けます。後日、粗末な身なりで律人との顔合わせに出席した楓。実家では使用人のように扱われ、そのせいで指先がひどく荒れていました。しかし、律人は楓の粗末な身なりや指先の荒れは演技だと決めつけ、彼女に尊大な態度を取ります。

楓へ花瓶の水を浴びせ、書類も投げつける暴動は、まさに噂通りの人物でした。相手がどんなにひどい相手であろうと、楓にはもう帰る場所がありません。また、この縁談は久世家が断れない事情もあり、楓は意を決して婚姻届に署名しました。

七扇家に入った楓は、実家にいた頃のように翌朝から働き始め、朝食を作り始めます。家政婦の倉田は、楓の指先の荒れから彼女の苦労を察し、優しく励まします。一方、律人は変わらず尊大な態度を取り続けていました。

律人に促され、朝食のテーブルについた楓。実家にいた頃には許されなかった、食卓を囲む光景に喜びを見せます。そんな妻の様子に何かを感じる律人。彼が楓に冷たい態度を取る理由は、愛美の噂が原因でした。妹を憎いと思うあまり、楓の悪い噂を出歩く先で吹聴していた愛美。噂は全てデマでしたが、愛美の人柄も相まって噂が本当だと信じられていました。

律人もその1人であり、楓の質素な身なりや振る舞いは演技ではと疑っていました。しかし、指先の荒れは、長いこと患っているように見え、朝食の席での楓の喜ぶ様子から違和感を覚えます。

出社後、但馬から楓のことを尋ねられた律人。世間では、楓は男癖が悪く、浪費家という悪評が広がっていました。しかし、七扇家に嫁いできた楓は、噂とは真逆の女性でした。律人から話を聞いた但馬から慎ましい人と評されるも、律人の疑いはまだ晴れません。楓の慎ましさは久世家の作戦と考えており、執事を使って楓の身辺調査に乗り出します。

一方、何も知らない楓は、朝食のおかずをもう一品増やそうと棚を探していました。そこへ律人が現れ、金品を漁っていたと誤解されます。

執事による身辺調査の結果、楓の悪評はデマだったことが判明し、遊び好きで派手なのは姉の愛美だと判明します。また、七扇家での楓の働きぶりを知る倉田や執事からは、親切で気が利く女性だと高く評価されていました。話を聞いてようやく楓への疑いが晴れた律人。朝食での出来事を楓に謝罪し、2人の関係に進展が見え始めます。

一方、久世家では、妹が結婚したことで憂さ晴らしの相手がいなくなった愛美が荒れていました。その日もバーに繰り出し、男を漁っていました。そして、律人と同じ会社に勤める但馬幸信に接触します。

愛美と意外なつながりが判明した但馬。実は、楓の情報を聞き出すために、愛美と接触していました。愛美の話はどれも嘘であり、さらに妹・楓へ恨みを持っていたと確信します。そして、姉妹の確執を探ることで、楓の本性が見えてくると助言します。しかし、家庭での楓の献身な態度を知っている律人は、但馬の言い分を受け入れることが出来ません。

結婚して初めての週末を迎えた楓。律人の友人に紹介するということで、連れ出されます。自分は役立たずだから、離婚を切り出されるのではと心配になる楓。しかし、但馬の優しい人柄に触れ、ひとまず安堵します。一方、楓の本性を疑う但馬は、さりげなく実家の料亭に関する話題を持ち出しました。実家での辛い日々が思い起こされ、楓は精神的に辛くなります。

物語は楓の少女時代にさかのぼります。幼い頃は仲が良く、2人揃って板前の隼人に懐いていました。ある日、小川にピクニックに出かけた3人。姉妹で小川に転んだ際、隼人はまだ幼い楓を先に助け出しました。その光景を恨めしそうに見ていた愛美。幼いながらも隼人に好意を抱いた愛美は、楓の方が隼人に大事にされていることが許せませんでした。

ピクニックでの出来事や、楓への嫉妬から愛美のいじめが始まりました。何かにつけて楓に辛く当たり、妹に関する悪い噂を吹聴していました。楓にとって姉の愛美は、実家で冷遇される原因となった人物でしょう。しかし、但馬に姉について聞かれた際は、「優しい姉」と答えました。

このまま3人の食事会は和やかに終わると思いきや、ここで愛美が介入します。実は、楓の本性を探るために但馬によって呼び出されていました。楓を陥れるべく、妹を心配する姉を演じる愛美。しかし、メイク直しを口実に向かったトイレで、本性を露わにします。楓を陥れるべく自身の服を破り、あたかも楓にやられたような素振りを見せて席に戻ってきました。

以下では、「身代わりの結婚～冷遇された妹は甘い寵愛を受ける～」の漫画10話～20話までをあらすじネタバレ紹介します。

楓のセリフから、本当に姉妹仲が良いと思い込んでいた但馬。愛美の演技にもまんまと騙され、楓がやったと信じ込みます。一方、律人は楓を心配して席を外します。その頃、楓は姉の仕打ちに怯え、個室から出られずにいました。帰宅後、初対面での自身の振る舞いを謝罪した律人。同時に、楓が苦労に耐え続けてきたことを察します。

律人と楓が帰った後、但馬は愛美を自宅まで送り届けました。帰宅中の車内の良いことに、楓の悪口を言い立てる愛美。もちろん全てが嘘でしたが、但馬は信じてしまいます。そして、今日のお詫びと称して、姉・彩華の店に連れて行きました。服を買ってもらい、食事もおごってもらった愛美は大満足です。

表面では愛美の話を信じるそぶりを見せていた但馬でしたが、時折、何か思うような表情も見せます。そして、姉のところへ電話をし、連れてきた女性が姉の愛美であることを明かしました。但馬の話を聞き、何かを思った姉は律人にも電話をします。愛美がお店に来たことを話すも、律人はその点にあまり触れず、明日お店に行くことを話しました。

翌日、楓へ洋服をプレゼントするべく、但馬の姉のお店に行くことにした律人。噂を信じて、楓の派手な装いを予想して待っていました。しかし、楓はいつも通りの質素なワンピースであり、律人も驚きを隠せませんでした。

執事から、楓について新たな事実を知らされた律人。久世家では父親は長女・愛美を溺愛していること、母親は楓の味方であることを聞かされます。さらに、母親は夫に逆らえず、これが楓が冷遇されていた原因だと突き止めます。一体、どちらが本当なのか、楓の本性について考える中、2人は但馬の姉の洋服店に入りました。そして、彩華に楓に似合う服を選んでもらうことにします。

これまで姉に遠慮して地味な色合いを選んでいた楓でしたが、久しぶりに着た明るい色合いの服に喜びます。さらに、彩華が選んでくれた全ての服を買い、楓の体調を気遣う素振りも見せます。楓との結婚を機に、人が変わっていった律人。その様子は倉田たちも感じており、2人の仲の良さをほほえましく感じます。

律人から稽古事を勧められ、昔、絵画教室に通っていたことを明かす楓。習い事を始めたきっかけは、実家で働いていた板前の隼人が絵が好きだったことでした。しかし、隼人は追い出されるような形で料亭を去りました。また、楓も家の手伝いのために稽古を辞めさせられます。楓の実家について調べている律人は、楓が稽古を辞めさせられた理由に興味を示し、愛美ばかりが優遇されていたことを知ります。

律人の勧めもあって絵画教室に通い始め、再び絵が描けることに喜びをかみしめる楓。また、同い年の生徒・浜野芽生と友達になり、楽しい交流が始まりました。実家にいた頃には味わえなかった楽しい時間を満喫した楓。しかし、自宅に帰ると突然の息苦しさに見舞われ、律人たちが心配になります。

不調の原因は発熱であり、すぐさま身体を休めることにした楓。夢の中で幼い日の記憶を思い出します。板前の隼人と母親が仲良さそうに話をし、父親によって母親が連れ去られた光景を見ます。目を覚まして、夕飯の準備に取り掛かろうとする楓。しかし、まだ不調が続いており、律人が雑炊を作るなど朝まで楓の看病につきました。

絵の練習と称して楓と律人がお互いの人物画を描き始めます。教室に通う楓はモデルの特徴を捉えたきれいな仕上がりでした。一方、律人の方はお世辞にもうまいとは言えません。しかし、律人の一生懸命さは楓にも伝わっていました。また、自分の絵を描いてくれたことが嬉しく、律人の絵をもらいました。

律人から父親へ電話があり、久世家との顔合わせを告げられます。結婚したからには、避けられないと分かっていても、律人も楓も複雑な心境になります。仕事が忙しく、ここ数年は父親と顔を合わせていなかった律人。幼い時から父親は家を空けている期間が多く、家政婦の倉田が母親代わりになっていました。それでも、父親に褒めてもらおうと勉強やスポーツに打ち込んだ律人。

しかし、たまに自宅に帰ってきても、父親の態度はそっけないものでした。ただ頭を撫でてあげるだけで、後は倉田にまかせっきりでした。

以下では、「身代わりの結婚」の漫画が「わたしの幸せな結婚」と似てると言われる理由についてネタバレを交えながら考察しました。

2023年3月に実写映画されて話題を呼んだ「わたしの幸せな結婚」は、顎木あくみ先生による恋愛ファンタジー作品です。異能を持たないために実家から冷遇されてきた主人公が、結婚を機に幸せを掴みとるシンデレラストーリーです。

「身代わりの結婚」と「わたしの幸せな結婚」が似てると言われる理由について、まずはヒロインの設定と結婚までの過程が似てる点があげられます。理由こそ異なるものの、両作品のヒロインは家族から冷遇され、姉妹にいじめられる不遇な環境にありました。また、冷酷な性格と噂される相手との政略結婚や、その後の展開も似てると感じやすいでしょう。

以下では、「わたしの幸せな結婚」との共通点の多さから賛否両論が飛び交った、「身代わりの結婚」に関する感想や評価を紹介します。

SNS上では、類似作品との比較から厳しい意見も寄せられている「身代わりの結婚」。実家で冷遇されながら、嫁ぎ先でもあらぬ噂に苦しめられる主人公。しかし、彼女の献身的な態度は、少しずつ周囲の誤解を解いていき、元凶である姉への復讐劇が描かれると予想されるでしょう。また、「身代わりの結婚」の漫画好きなど前向きな感想も見られ、楓と律人の結末に期待が寄せられています。

主人公の設定やストーリー展開が「わたしの幸せな結婚」と似てると指摘される「身代わりの結婚」の漫画。一部ではパクリではと心もとない意見も寄せられる一方で、類似作品は他にもあるとパクリ疑惑を否定する声も上がっています。しかし、両作品があまりにも似てることから、パクリと思わざるを得ないとの感想も寄せられ、物議を醸しています。

SNSにて、「わたしの幸せな結婚」と似てると多くの指摘を受けた「身代わりの結婚」の漫画。一部ではパクリとも言われるも、「わたしと幸せな結婚」と構図が似ている作品は、他にもあります。また、最初は夫に冷遇されるも、後に大切にされるストーリーは、他作品でもよく見かけられるパターンであり、構図が似てしまうのは、ある程度は仕方がないという感想も見られます。

漫画「身代わりの結婚～冷遇された妹は甘い寵愛を受ける～」のあらすじネタバレや感想などを紹介しました。結婚を機に人の温かさ優しさを知り、夫の愛を育むヒロインの姿がほほえましいでしょう。一方、「身代わりの結婚」といえば、「わたしの幸せな結婚」と構図が似ている点も挙げられます。SNSでじゃ賛否両論が飛び交うも、「身代わりの結婚」ではどのような結末を迎えるのか、今後の展開が気になるでしょう。