【しあわせ食堂の異世界ご飯】漫画のあらすじをネタバレ！主要な登場キャラは？

人気ラノベ小説原作の「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、料理が得意なヒロインが、異国の食堂で料理を振る舞い、人々を幸せにしていく異世界グルメファンタジー漫画です。以下では、ラノベ小説・漫画共に高い人気を誇る「しあわせ食堂の異世界ご飯」から、漫画・ラノベ小説のあらすじネタバレ、「しあわせ食堂の異世界ご飯」の登場人物・キャラ一覧等を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、ラノベ小説家・ぷにちゃん先生の人気作で、小説サイト「ベリーズカフェ」にて連載されていた作品です。ラノベ小説「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、文月マロ作画・雪屋ゆきおキャラクター原案による漫画化もされており、2019年から「Berry's Fantasy」にて漫画連載されています。

「しあわせ食堂の異世界ご飯」のラノベ小説の作者・ぷにちゃん先生は、2105年に小説投稿サイト・小説家になろうの第3回なろうコン大賞を受賞し、投稿作「箱庭の薬術師」で商業デビューを果たしました。書籍化された作品は、「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」や「悪役令嬢は推しが尊すぎて今日も幸せ」等であり、ラノベ小説・漫画共に高い人気を誇っています。

ラノベ小説・漫画共に高い人気を誇る「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、読み進めるたびにお腹が空いてきそうな、美味しそうな料理の登場はもちろん、料理を通じて惹かれあうヒロインと冷酷無比な皇帝の恋の行方も、見どころの1つです。以下では、「しあわせ食堂の異世界ご飯」から、漫画・ラノベ小説のあらすじネタバレを紹介します。

エストレーラ王国の第二王女として誕生したアリア・エストレーラは、料理が好きだった前世の記憶を引き継ぎ、転生後も大好きな料理をしながら楽しい日々を送るも、ある日、大国・ジェーロ帝国の皇帝の妃候補に選ばれます。悪名高い皇帝は、周辺の国々では冷酷無比との噂がささやかれ、力を持つジェーロ帝国が妃候補を集めているとなれば、エストレーラ王国もそれらを無視するわけにいきませんでした。

娘2人を悪評のつく皇帝の元へ向かわせることを苦しく思う皇帝をよそに、アリアは、エストレーラ王国を守るために、皇帝に嫁ぐ覚悟を決意します。ジェーロ帝国へ嫁いだら、これまで通りの生活が出来なくなることへの不安が頭をよぎる一方で、前世の記憶を含めて54年も生きているから大丈夫と、自分を励まします。転生前のアリアは、日本の定食屋で生まれ育ち、自分が作った料理で人々を笑顔にすることが、彼女の幸せでした。

それらはエストレーラ王国の王女として転生後も変わらず、王宮の厨房で料理を作ることが何よりの楽しみでしたが、ジェーロ帝国に嫁いだら料理を作れなくなることは、アリアにとって一番悲しいことでもありました。そして、ジェーロ帝国へ旅立つ日を迎え、妹・ルシアとの別れを惜しんでいるところへ、侍女に扮したシャルルが駆けつけます。

ジェーロ帝国皇帝の噂を知っているシャルルは、危険な国へアリアを1人で行かせたくないとの思いから岸田を退職し、護衛兼侍女として彼女についていくことにしました。エストレーラ王国からジェーロ帝国までは馬で1ヶ月かかる長い道のりであり、シャルルの護衛に守られながらアリアはジェーロ帝国の国境付近に到達し、狼の群れと遭遇します。

シャルルは自分が囮になって、アリアを逃がそうとするも、アリアはシャルルを置いていくことができず、通りすがりの男性2人に助け出されます。アリアは、素性を隠しながら自己紹介をし、お礼として夕食を御馳走することにしました。男性は、リントとローレンツと名乗り、異世界では珍しい食材で作ったじゃこの梅おにぎりと魚介のあら汁を美味しそうに食べます。

ジェーロ帝国から来たリント達から街の様子を聞いて安心したアリアは、故郷を守るために妃になるべく決意を新たにします。そして、王城に入ったアリアは着替えを済ませ、皇帝との謁見を待つも、政務大臣・バルク・フォンクナー侯爵から、妃を望んでいるのか臣下であって、肝心のリベルト皇帝は、妃を望んでいないことを聞かされます。

そのため、妃候補の中には、諦めて国に帰った者もいましたが、一刻も早く妃を見つけたい臣下たちは、わずかな望みをかけて、妃候補がジェーロ帝国に滞在できるように手配をしていました。しかし、皇帝にその気がなければ、どんなに待っても謁見は行われず、妃になる日も夢のまた夢でした。故郷へ帰るか、ジェーロ帝国に留まるか、選択を迫られたアリアは、エストレーラ国王に手紙を書き、返事を待つことにしました。

そして、応対にあたったフォンクナー侯爵には、しばらくこの国に滞在することを伝え、アリアのわがままとして街で生活することを要求します。好きな料理をして暮らしたいと考えるアリアは、シャルルの同意もえて、さっそく家と仕事を探すため街に繰り出し、怪我をした女性を自宅へ送りとどけます。

女性はエマと名乗り、亡くなった主人との思い出が詰まった「しあわせ食堂」を切り盛りしていました。今では、すっかり客足が遠のいてしまったものの、エマは食堂をたたむ踏ん切りが付けられず、苦手な料理をこなしながら、何とか食堂を切り盛りしてきました。しかし、怪我をしては食堂に立つことは難しく、エマが途方に暮れていると、仕入れ先のミスにより海老が届けられます。

海老の料理なんて作れないと困り果てたエマをよそに、アリアはエビフライを作ります。異世界では、揚げる料理方法はなく、エマも初めて食べるエビフライに驚きながらも、その美味しさに感動します。また、アリアも、かつての定食屋を彷彿させるしあわせ食堂が無くなってしまうことを悲しく、エマにお願いしてこの食堂の料理人として働かせてもらいます。

しあわせ食堂の料理人として働くことなったアリア・シャルルは、店の空き部屋を借りて生活することにし、エマの息子で、仕入れと食堂の給仕担当のカミルと対面します。エマのいう通り、開店時間を迎えてもしあわせ食堂には客が入らず、アリアはお客さんを増やすための作戦を練ります。まずは、新メニューを開発するべく、市場で米とスパイスを買い、「具だくさんの野菜カレー」を生み出します。

翌日、カレーの食欲をそそる香りに誘われ、しあわせ食堂には次々とお客さんが訪れ、初めて食べるカレーの味が好評を呼び、店の外で行列ができるほどの人気を集めました。閉店後、翌日のカレーの仕込みをしているところへリントが訪れます。街でカレーの噂を聞き、食べにきたものの、カレーは品切れてしまい、代わりに残りのカレーをアレンジした「スープカレー」を振る舞います。

アリアがしあわせ食堂で働き始めてから2週間がたち、カレーを目的に連日多くのお客さんが訪れる光景に、エマは夫が食堂を切り盛りしていた頃に戻ったと笑みを浮かべていました。アリアも、自分の料理を美味しそうに食べるお客さんの姿に幸せを感じつつも、祖国の父親に送った手紙の返事次第では、街にいられなく不安が頭をよぎります。

そこで、エマやカミルでも作れるメニューを考えていると、息子の好き嫌いの多さに悩むベロ二カが、エマに相談していました。調理方法の少ない異世界では、肉は焼くや煮る方法しかなく、ベロニカの息子・レオは野菜に加え、食感が固いとの理由でお肉も嫌いでした。アリアは、「たっぷりチーズの粗びきハンバーグ」を作り、ベロニカ・レオに振る舞います。

お肉を細かく刻み、形を整えて焼き上げたハンバーグのジューシーさや、子供が好きなトウモロコシやジャガイモに、星型にカットしたニンジンは、好き嫌いの多いレオを魅了し、しあわせ食堂の新メニューとして提供されることになりました。

アリアがジェーロ王国に来てから一ヵ月が経った頃、王城には妃候補4人がおり、全員が王城で暮らしている中、アリアは変わらずしあわせ食堂の料理人として働いていました。王城の様子を探りに向かったシャルルは、いつまでもしあわせ食堂にはいられないことや、冬が来る前にエスタローラ王国へ帰ることを提案するも、アリアは、王女としての義務を果たすべく、帝国に戻る意志を見せます。

しかし、今後について真剣に考えようとすると、アリアの頭には自分の料理を美味しそうに食べてくれるリンとの姿が思い浮かびます。いつも、品切れの時に食堂へ来るリントに申し訳なさを覚えているアリアは、おにぎりとからあげのお弁当をリントに持たせたことがあり、普段は感情に乏しいリントの喜ぶ顔が忘れられませんでした。

そんなある日、お弁当のお礼を言いに食堂に訪れたリントへ、「トマトのピリ辛ストロガノフ」の味見をしてもらい、スープを絶賛するリントへある感情を芽生えさせます。また、リントも、思わず笑みが出てしまったことを恥ずかしがり、洋服にスープを付けてしまいます。服を洗いに向かったアリアは、ポケットからジェーロ帝国の王族の紋章が入った懐中時計を発見します。

リントが王族ではないかと頭をよぎるも、そのことを考えないようにして、洗い終えた服はリントの魔法で乾かします。魔法が使えないアリアは、魔法が使えれば料理の幅が広がると羨ましがるも、リントから魔法が使えるのに料理人になる人はいないと言われます。欲深い人間に囲まれて生活してきたリントにとって、アリアの純粋さは新鮮なものであり、彼女と一緒にいると自然と笑みがこぼれるようになりました。

一方のアリアも、リントの笑顔が見れたことを嬉しく思いながら一日を振り返ると、エスタロータに住む母親から手紙が届けられます。妹ルシアと隣国の王子との婚約話が進んでおり、婚姻が済むまでジェーロ帝国にいて欲しいとの内容であり、皇帝の妃になるべく決意を固めるアリアでしたが、肝心の皇帝は妃選びに興味がなく、途方にくれていました。

また、アリアは自分の将来のことや、リントが持っていた王家の紋章について考えるようになり、リベルト皇帝の肉親は母親だけで兄弟はいないとの情報から、リントの正体はリベルト皇帝ではという考えに行きつきます。しかし、王女としての義務から、リベルト皇帝との結婚が叶わなければ、別の国の王子と政略結婚しなければならず、それゆえに恋をしないようにと自分に言い聞かせてきました。

リントへの恋心を受け入れられないアリアをよそに、シャルルは、リントがリベルト皇帝である証拠をつかむべく、王城に探りを入れることにし、リントがリベルト皇帝であること、ローレンツは側近であることが判明します。多忙な皇帝が、珍しい料理を食べにしあわせ食堂に足を運ぶことはないと頭で否定しつつも、アリアの頭の中はリントでいっぱいでした。

閉店後、リントに誘われ夜の散歩に向かったアリアは、ついにリントへの思いを打ち明け、自分はエスタローラ王国の王女で、皇帝の妃候補としてジェーロ帝国に来たことを告白します。また、リント自身も、自分はジェーロ帝国の皇帝リベルト・ジェーロであることを明かし、即位して間もない自分の未熟さや、終戦間もない危険な国へ妃を迎え入れたくないとの思いを話します。

食堂のクレーマーへの対峙から、アリアが庶民ではないことを見抜いていたリベルトは密かにアリアの身元を調べさせ、妃候補の1人であったことを知ります。皇帝の思いを知るローレンツから、アリアを妃に迎えてはと提案されるも、アリアが妃候補になったのは国のためであり、今の自分ではアリアを守ることが出来ないと思い詰めていました。

しかし、お互いに気持が通じ合っていたことを確認したリベルトは、王城の統制が取れたら、アリアを妃に迎えることを約束し、アリアもその時を待つことを決意します。

その頃、王城では妃候補の1人、トワイライド王国の王女・セレスティーナ主催によるお茶会が催されることとなり、招待状を受けたアリアは、手土産を武器にお茶会へ挑みます。会場には、セレスティーナ他、3名の妃候補が顔をあわせ、トワィライド王国と友好関係にある国の王女ローズマリー・ルーズベル、一流の魔法使いシンシア・ファフティマ、穏やかな雰囲気が特徴のジュリエッタ・アンディークの姿がありました。

アリア手製のクレームブリュレを食べながら、お茶会の本題は皇帝との謁見に入ります。アリアは、リントとして会っていたものの、お互いに王女・皇帝として会ったことはなく、他の妃候補もいまだ皇帝との謁見が叶っていませんでした。特にセレスティーナは、大国の王女としてのプライドから、皇帝の態度に傷つくも、同時に、自分こそリベルト皇帝の妃に相応しいと信じて疑いませんでした。

そして、お茶会を開いた目的も、他の妃候補を退けるためであり、アリア達に対し、国に帰るように要求し、自分がリベルトの妃になった時には、彼女たちとの友好関係を約束します。小国は大国の庇護を受けることも重要なことであり、小国出身のジュリエッタは、セレスティーナの要求を受け入れるも、シンシアとアリアは、要求を撥ね退ける決断をし、セレスティーナとの間に不穏な雰囲気が漂います。

大国の威光を笠にきて横暴に振舞うセレスティーナでしたが、ローズマリーの仲裁によってその場は収められます。そこで、ローズマリーの提案により、誰かリベルトに相応しいのかを、妃候補同士で勝負することになりました。しかし、王女としての教養やダンスなどは、大国出身のローズマリーには勝てず、そこで、今度の収穫祭のキノコ大会で、1番大きなキノコを採る事を競うことにしました。

収穫祭が近づくにつれて街にも賑わいが見え始めた頃、アリアとシャルルは、カミユから大きなキノコがある場所を教えてもらうべく、山の下見に向かい、トワイライド王国側もキノコ探しに奔走していました。妃候補たちによるキノコ大会での勝負は、まもなくリベルト皇帝の耳にも入り、アリアを助けたいけれど、どうすることもできない自分に悩んでいました。

そして、収穫祭当日を迎え、妃候補たちによるキノコ大会が開始されるも、なかなか大きなキノコを見つけることが出来ないアリアとシャルルは焦りを覚え、そこで、2手に分けてキノコを探すことにしました。やっとの思いで大きなキノコを発見したアリアは、椅子に座って護衛たちに指示するセレスティーナの姿をみかけます。

一方、セレスティーナも近くにアリアがいることに気が付き、自分より大きなキノコを発見できる場所をわざと教え、アリアを仕向けさせます。このままでは勝負にかてないと思ったアリアは、セレスティーナの罠だと気づかず、その場所へ向かってしまいます。その頃、会場広場に戻ったシャルルは、アリアの姿を探していると、セレスティーナとシンシアの会話を耳に挟みます。

セレスティーナは、アリアが制限時間内に戻ってくることが難しい、かつ足場の悪い場所に向かわせており、アリアの危機を察したシャルルは、急いでその場所へ向かいます。その頃、アリアはシイタケの群生地にきており、大きなキノコを探している中、猪と出くわします。シャルルとの約束を破ってしまったことへの後悔や恐怖で、アリアはその場にすくんでしまうも、リベルトに助け出され、事なきを得ました。

その後、リベルトと共に山を下り、その道先で大きなキノコを発見します。シャルルは、アリアを危険から守れなかったことを悔やみ、アリアも、シャルルの騎士としての誇りを踏みにじるような行動をしてしまい、申し訳なく思いました。

以下では、妃候補でありながら、しあわせ食堂で働くヒロインの日常や、皇帝リベルトとの恋の行方が注目される「しあわせ食堂の異世界ご飯」の主要キャラの紹介を、漫画・ラノベ小説のあらすじネタバレを交えながら紹介します。

「しあわせ食堂の異世界ご飯」の主人公で、料理が大好きなエストレーラ王国の第二王女・16歳です。国の存続をかけてジューロ帝国の妃候補として異国へ旅立つも、あることがきっかけでしあわせ食堂で働くこととなりました。前世の記憶を元に生み出した料理の数々は、ジェーロ帝国の人々やリントことリベルト皇帝を魅了しています。

前世では、日本の定食屋の娘として生まれ、自分の料理を食べてくれた人達の笑顔を見ることを幸せとし、料理の専門学校卒業後は、父親の定食屋で料理人として働き、38歳で亡くなりました。アリアの死因は、漫画やラノベ小説共に言及されていません。

エスタローラ王国の第三王女・13歳で、アリアと共にジューロ帝国の妃候補に浮上するも、最終的にはアリアだけがジューロ帝国に向かうことになりました。アリアの料理が大好きで、近隣国の王子との婚姻が、アリア宛ての手紙を通じて語られています。

エスタローラ王国の国王で、アリア・ルシアの父親です。ジェーロ帝国の妃候補について娘たちに話すも、冷酷無比な皇帝の元へ娘たちを向かわせることに罪悪感を持っていました。ラノベ小説版では、アリアの作るデザートが好きなことが語られています。

エスタローラ王国の騎士で、アリアの幼馴染です。食材調達を担うなどアリアの料理を一番に楽しみにしており、エビフライが好物です。アリアがジューロ帝国に旅立つ際には、侍女として付いていき、アリアを支えます。また、ローレンツを尊敬しており、よく剣技の話をしています。

ジェーロ帝国の皇帝で、17歳、お忍び時には「リント」と名乗り、ローレンツを伴って町に繰り出しています。父親が戦争で亡くなったため、若くして皇帝に即位したものの、前皇帝の弟の派閥と対立関係にあり、自分に逆らう者や村への容赦ない制裁をしたとの噂が浮上し、冷酷無比な皇帝像が作られました。

アリアとは、エスタロータ王国との国境付近で出会い、アリアが振舞ったじゃことカリカリ梅のおにぎりのおいしさに魅了され、以降も、アリアの料理を食べにしあわせ食堂へ足を運んでいます。普段は感情を表に出さないものの、アリアの前では素顔をさらけ出せるようになり、アリアへ恋心を寄せるようになります。

リベルトの側近で、長い黒髪を後ろで束ねた姿が特徴です。リベルトがアリアの事が気になっていることを見抜いており、リベルトの指示でアリアの身元を調べました。劇中では、梅干しが苦手とされています。

以下では、ヒロインの料理に心もお腹も満たされる、「しあわせ食堂の異世界ご飯」のその他のキャラの紹介を、漫画・ラノベ小説のあらすじネタバレを交えながら紹介します。

ジェーロ帝国の政務大臣で、侯爵、皇帝との謁見に訪れた妃候補たちの応対にあたっています。妃候補のアリアが街で生活することを許可し、しあわせ食堂で働くアリアの様子を見に来たことがありました。

しあわせ食堂の店主で、街で怪我をしたところをアリア・シャルルに助けられました。料理人だった亡き夫との思い出からしあわせ食堂を続けるも、厨房立ち入り禁止令を出されるほど料理が苦手で、その影響から次第に客足も遠のいてしまい、食堂をたたもうとした矢先、アリアが料理人として働き始めたことで、しあわせ食堂を続けることが出来ました。

しあわせ食堂の仕入れ・給仕を行なうエマの息子で、明るい性格の持ち主です。アリアの事が気になるも、アリからは気付かれていません。

「しあわせ食堂」の登場キャラで、しあわせ食堂の近所にする女性です。息子の好き嫌いに困っており、エマやアリアに相談を持ちかけました。

ベロニカの息子で7歳、好き嫌いが激しく、野菜だけでなく、食感が固いとの理由からお肉も嫌いです。アリアが作ったハンバーグを美味しいと絶賛し、星型にカットしたニンジンを自分から食べるなど、好き嫌いを克服しました。

大国・トワイライド王国の第1王女で、17歳、ジェーロ帝国の妃候補の1人です。自分こそ、リベルト皇帝の妃に相応しいと自負しており、他の妃候補をお茶会に招き、国へ帰るように言い放ちます。また、収穫祭のキノコ大会では、アリアを陥れるべく、彼女を危険な場所へ誘導しました。

妃候補の1人で、大国の第3王女、17歳です。ロワイライド王国に次ぐ大国の出身で、セレスティーナとは国同士で仲が良いです。お茶会で暴走するセレスティーナをなだめるなど、表面上は彼女と手を組んでいるように見えるも、実際はそうでないと推測されます。リベルト皇帝に相応しい妃を決めるべく、キノコ大会で競うことを提案しました。

妃候補の1人で、小国の第2王女、15歳、一流の魔力を持つ王女です。ドレスが苦手のため、ローブ姿でお茶会に参加し、セレスティーナの脅しに対して、毅然と立ち向かいました。

妃候補として残る小国の第2王女で、17歳、髪を後ろで束ねたヘアスタイルと、穏やかな雰囲気が特徴の王女です。セレスティーナの要求を唯一受け入れ、国へ返されそうになりました。

以下では、「しあわせ食堂の異世界ご飯」の漫画・ラノベ小説を読み進む上で押さえておきたい劇中用語を、あらすじネタバレ解説します。

アリアの生まれ故郷で、小国ではあるものの、王族と国民の距離が近く、笑顔が絶えない、素朴な穏やかで優しさにあふれた国です。

山の恵みに感謝する秋の祭で、収穫祭では一番大きなキノコの収穫を競う、キノコ大会が行われ、優勝者には皇帝からトロフィーがおくられます。キノコ大会は、制限時間3時間内に、広場の近くの山でキノコを探し、キノコの種類や珍しさは問わず、事前の下準備も認められるも、不正が発覚した場合や広場の鐘が鳴り終わるまでに戻れなかった場合は、失格と見なされます。

資金と武力に恵まれた大国の1つで、現皇帝はリベルトです。近隣国からは、冷酷無比な皇帝が統治する国として恐れられるも、実際には国内での大きな混乱は見られません。また、先代の皇帝が戦争で亡くなったことを受け、リベルトと皇帝の弟の派閥との間で対立が起きています。

エマ夫妻が切り盛りしていた食堂でしたが、料理人だったエマの夫が亡くなった後は客足が遠のきました。エマの怪我を機に、閉店を余儀なくされた矢先、アリアが料理人として入ったことで、しあわせ食堂に再び活気が訪れ、行列ができるほどの繁盛をみせました。メニューは、アリアが考案したカレー、ハンバーグ、甘い卵焼き、ビーフストロガノフです。

以下では、「しあわせ食堂の異世界ご飯」の気になる最終回や、漫画版の最新刊について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「しあわせ食堂の異世界ご飯」のラノベ小説版は、2020年に完結し、全6巻で構成されています。一方、2019年から連載が始まった漫画版の最新刊は、2021年10月時点で計4巻が刊行され、あらすじは、妃候補たちのお茶会からキノコ大会までとなっています。

「しあわせ食堂の異世界ご飯」の最終回は、ジェーロ帝国が安泰を迎え、リベルトは約束の通り、アリアを迎えに来て、プロポーズする展開が予想されます。そして、リベルト皇帝の妃となったアリアは、王城でも料理作りに励み、王城の中に新たなしあわせ食堂を開店し、国民のお腹と心を美味しい料理で満たす幸せな日々を送る結末となるでしょう。

以下では、美味しそうな家庭料理の登場が目を引く「しあわせ食堂の異世界ご飯」に関する感想や評価を、ラノベ小説・漫画のあらすじネタバレを交えながら紹介します。

家庭でも作れそうな美味しそうな料理の数々が目を引く漫画「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、ヒロイン・アリアが作る料理や、彼女の料理を食べてほっこりするキャラ達の様子に癒される一方で、漫画2巻では、リントとの恋模様も描かれました。食に興味がなく、表情に乏しかったリントが、アリアの料理を食べるたびに笑顔を見せるシーンは、読み手を幸せにし、2人の恋を応援したくなるでしょう。

異世界と料理を掛け合わせた「しあわせ食堂の異世界ご飯」では、読み手も幸せな気分になってしまうほのぼのした雰囲気や、食欲をそそられる美味しそうな料理の登場が、ファンを魅了しています。また、「しあわせ食堂の異世界ご飯」では、日本の家庭料理が多く登場しており、リントを魅了したじゃこ梅のおにぎりや、シャルルの大好物・エビフライなど、思わず作りたくなるような料理の登場も、見どころの1つです。

自分が作った料理でみんなを幸せにしたいというヒロインの活躍を描いた、「しあわせ食堂の異世界ご飯」は、アリアの料理を食べたキャラクターだけでなく、読み手の心も幸せな気分にしてしまう不思議な魅力にあふれています。「しあわせ食堂の異世界ご飯」のファンの中には、読んでいるこちらが幸せだったとの感想も寄せており、更なる人気を集めています。

異世界グルメファンタジー「しあわせ食堂の異世界ご飯」の漫画・ラノベ小説のあらすじネタバレ、登場キャラ一覧の紹介などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。ヒロインが振舞う料理の数々は、家庭的でありながら、読み手の食欲もそそるような美味しさにも満ちており、ラノベ小説・漫画共に高い人気を誇るグルメファンタジーです。