夏目友人帳のアニメを見る順番は？テレビ6期までと映画・OVAをまとめて紹介

『夏目友人帳』とは、2003年からLaLa DXやLaLaで連載されている緑川ゆき原作の漫画です。当初は読み切りシリーズとして隔月で連載されていましたが、2009年頃から1話完結ではなく前後編や数話に渡り描かれるようになります。テレビアニメ『夏目友人帳』は2008年から2017年にかけて放送され、2018年には映画/劇場版『夏目友人帳 ～うつせみに結ぶ～』が公開されました。

テレビアニメ版『夏目友人帳』、特別編OVAの『夏目友人帳』の制作スタッフは以下の通りになります。いずれも原作の雰囲気を壊さずに原作に忠実に作られているため、ファンの満足度も非常に高い出来となっているようです。

• 原作：緑川ゆき
• 監督：大森貴弘（第5・6期は総監督）、出合小都美（第5・6期）
• シリーズ構成：金巻兼一（第1・2期）、村井さだゆき（第3～6期）
• キャラクターデザイン：高田晃
• 音楽：吉森信
• アニメーション制作：ブレインズ・ベース（第1～4期）、朱夏（第5・6期）
• 製作：「夏目友人帳」製作委員会

アニメ版『夏目友人帳』、特別編OVAの『夏目友人帳』、映画/劇場版『夏目友人帳』いずれも基本的に登場するキャラクターは変わりなく、声優キャストもアニメ版、特別編OVA、映画/劇場版で変わることはありません。豪華な声優を多数起用していることでも有名な『夏目友人帳』の声優キャストは以下の通りです。

• 夏目貴志：神谷浩史
• ニャンコ先生（斑）：井上和彦
• 藤原塔子：伊藤美紀
• 藤原滋：伊藤栄次
• 夏目レイコ：小林沙苗
• 田沼要：堀江一眞
• 多軌透：佐藤利奈
• 西村悟：木村良平
• 北本篤史：菅沼久義

• 名取周一：石田彰 
• 的場静司：諏訪部順一
• ヒノエ：岡村明美
• 三篠（みすず）：黒田崇矢
• ちょび：チョー
• 紅峰：渡辺美佐
• 子狐：矢島晶子
• 柊：雪野五月

『夏目友人帳』を見る順番を確認する前に、まずはテレビアニメ、映画/劇場版を時系列順に見ていきましょう！『夏目友人帳』のテレビアニメ、映画/劇場版の時系列の順番は以下の通りです。

• テレビアニメ『夏目友人帳』（2008年）
• テレビアニメ『続 夏目友人帳』（2009年）
• テレビアニメ『夏目友人帳 参』（2011年）
• テレビアニメ『夏目友人帳 肆』（2012年）
• テレビアニメ『夏目友人帳 伍』（2016年）
• テレビアニメ『夏目友人帳 陸』（2017年）
• 映画『劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』（2018年）
• 映画『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』（2021春・公開予定）

アニメ、映画/劇場版『夏目友人帳』は公開された順番が時系列となっています。登場人物が増えていたり、過去に登場した妖がその後も登場したりしますので、基本的には公開された順番に見ていくのがオススメと言われています。

幼いころに両親を亡くし、親せきをたらい回しにされてきた夏目貴志。夏目は普通の人が見えない妖が見えることから、預けられた親せきに気味悪がられるという幼少期を過ごします。しかし高校生になり、藤原夫妻に引き取られた夏目は、これまでとは違い優しい夫妻と共に平和に暮らしていましたが、妖が見えることを悟られないようにしていました。

そんなある日の学校帰り、妖に追いかけられていた夏目は封印を解いてしまいます。斑は夏目に対し「レイコじゃないか」と夏目の祖母の名前を言い出します。レイコの遺品には「友人帳」というものがありました。この「友人帳」は、妖を見ることができたレイコが妖と勝負をし、奪った名前を封印しているものです。これを奪おうとする斑に「自分が死んだらあげる」と約束をし、その代わり斑には夏目の用心棒になってもらうことに。

招き猫を依り代にした斑はその見た目からニャンコ先生と呼ばれるようになり、夏目とニャンコ先生と妖たちとのにぎやかな日々が始まるのです。

第2期『続 夏目友人帳』では冬から春にかけての出来事が描かれています。第1期で妖の気配を感じることが出来、夏目が妖を見えるという秘密を知った田沼という友人ができますが、第2期では多軌透という、妖を見ることが出来る陣を作ってしまったがために妖に狙われることになった女の子を救うエピソードにて、田沼以外にも夏目の秘密を知る友人が出来ました。

また、第1期にて人気俳優の名取修一があやかし祓いとして活動していることを知る夏目。名取修一も夏目が妖を見ることが出来ることを知る人物として、夏目の兄のような存在になっていきます。第1期から第2期にかけて、孤独に生きてきた夏目に理解者が次々と現れることになります。

第3期『夏目友人帳 参』では、最大の祓い屋集団「的場一族」の当主・的場静司が登場。妖のことを何とも思わず対峙する的場静司を見たり、的場一門に関わった際には必ずとばっちりに合うなどしたため、夏目は「友人帳」のことを絶対に知られてはならない危険人物だと認識しています。また、ファンからも人気の高い子狐が初登場するのもこの『夏目友人帳 参』です。

『夏目友人帳』は基本的に1話完結型ですが、『夏目友人帳 参』には、珍しく3話完結のエピソードが含まれています。このエピソードには夏目、田沼、多軌の3人の友情が描かれています。そして第13話「夏目遊戯帳」には、それまで妖のせいで孤独だったと言っても過言ではないほど苦しめられてきた夏目が、ニャンコ先生と出会ってから知り合った妖たちと一緒に影ふみ鬼をして遊ぶという、ほのぼのとしたエピソードも含まれています。

第4期『夏目友人帳 肆』では、夏目の過去や両親との思い出が描かれています。生まれてすぐに母を、小さいうちに父を亡くしていた夏目。夏目の生家に買い手がついたことで、手放すことになったと聞いた夏目は、幼少期の写真を見る決意をします。あまりにも辛い過去なために記憶を封印していた夏目は、その写真を見たことで最後に生家を見に行くことに。

こちらも3話構成で描かれており、実の親から確かに愛されていた夏目が存在していた過去がわかるため、切なすぎるエピソードとして人気が高いストーリーになっています。

第5期『夏目友人帳 伍』では再び的場一門にスポットが当てられ、的場静司が右目に眼帯をしている理由が明かされます。名取を守るために的場と協力した夏目に、的場の傘下に入るようしつこく勧誘する的場。第8話では名取目線で名取と的場の若いころが描かれ、名取が妖が見える者たちの世界に関わることになったきっかけや的場との出会いなど、名取が祓い屋として活動する以前のエピソードが描かれました。

また『夏目友人帳 伍』では特別編として、OVA「いつかゆきのひに」の特典映像である「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」が6話と7話の間に放送されています。幼い兄弟と出会ったニャンコ先生が、なんだかんだと言いながらも2人を見守っている様子がかわいくてほっこりすると、人気のエピソードです。

第6期『夏目友人帳 陸』では、夏目の周りの友人たちとのエピソードが多く描かれています。まず第1話にて、妖からお礼のつもりで若返りをさせられた夏目は、小学生くらいの大きさになってしまいます。体だけでなく、記憶も小学生くらいの状態になってしまった夏目はニャンコ先生のこともわかりません。夏目を元に戻すため、ニャンコ先生、田沼、多軌が奮闘します。

そして第3話では、『夏目友人帳 参』にて登場した夏目の小学生時代の同級生・柴田が再登場します。このエピソードでは、夏目、柴田、そして田沼の3人が協力した妖を退治するという異色の展開が繰り広げられ、夏目の交友関係が広がったことがわかるエピソードに。第6話では西村と北本目線で夏目について語られています。夏目が妖を見えるということを知らない、と思われていた西村と北本ですが、実は薄々感づいていたのだそう。

そして第10話では、再び名取が登場。このエピソードで「友人帳」のことを名取に明かし、幼いころは怖いだけだった妖が、今の夏目にとっては怖いだけの存在ではなくなっていることがわかります。最後に夏目の祖父らしき人物を匂わすセリフもあるなど、『夏目友人帳 陸』は見逃せない展開が多くなっています。

2018年9月29日、ゲスト声優に島本須美、高良健吾、バイきんぐを迎えて、映画『劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』が公開されました。『劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』は公開からたった2日間で、観客動員数・興行収入・満足度全て、国内ランキング第1位を獲得。更に2018年10月21日までに観客動員50万人を突破するなど、『夏目友人帳』の人気の高さがよくわかる結果をたたき出しました。

テレビアニメ『夏目友人帳』のBlu-ray＆DVDに収録された新作OVAというものもあります。特別編OVA「一夜盃」は『夏目友人帳 伍』のDVD/Blu-ray第4巻に、「遊戯の宴」は『夏目友人帳 伍』のDVD/Blu-ray第5巻に、「鈴鳴るの切り株」は『夏目友人帳 陸』のDVD/Blu-ray第4巻に、「夢幻のかけら」は『夏目友人帳 陸』のDVD/Blu-ray第5巻にそれぞれ収録されており、特別編OVAとして単体で販売しているわけではないようです。

『夏目友人帳』のその他OVAに、OVA「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」があります。OVA「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」は2013年に行われていたLaLaとLaLa DXの応募者全員サービスで手に入れることができましたが、その後に発売されたOVA「いつかゆきのひに」の特典映像になっていたり、『夏目友人帳 伍』の中で放送されています。OVA、特別編OVAは以下の通りです。

• OVA『ニャンコ先生とはじめてのおつかい』（2013年）
• OVA『いつかゆきのひに』（2014年）
• 特別編OVA『一夜盃 』（2017年）
• 特別編OVA『遊戯の宴』（2017年）
• 特別編OVA『鈴鳴るの切り株』（2017年）
• 特別編OVA『夢幻のかけら』（2017年）

テレビアニメ『夏目友人帳』の第7期が期待される中、『夏目友人帳』の新作劇場版「石起こしと怪しき来訪者」の公開が発表されました。気になる公開日ですが、2021年1月16日となっています。特典付き鑑賞券の発売がすでになされているなど、賑わいを見せているようです。

「石起こしと怪しき来訪者」の気になる内容ですが、「石起こし」と「怪しき来訪者」の2つのエピソードをオムニバス形式で放映するようです。「石起こし」は、岩鉄という神格の妖怪を、深い眠りから覚ます「石起こし」の役を任されている小さな妖怪ミツミを夏目が手助けする…というストーリー。

「怪しき来訪者」は、田沼の元に毎日現れ話をして帰っていく謎の客人（妖）とのやり取りを楽しむ田沼と、だんだんと体調を崩していく田沼を心配する夏目を描いたストーリーとなっています。いずれもファンから人気の高い短編エピソードとなっているため、ファンの期待は高まっています。

ここからは『夏目友人帳』のアニメに関する感想や評価を見ていきましょう！こちらの方は「泣けるアニメと絵がきれいなのが好き」ということで、好きなアニメに『夏目友人帳』を挙げていました。

こちらの方は、「最初妖怪のビジュアルがおどろおどろしくてビビったけど、そこからむしろ感動的な着地を決めてくれた」という感想を持たれています。ニャンコ先生の姿の斑はかわいいと人気ですが、真の姿の時の斑はかっこいいとこちらも人気が高くなっています。

こちらの方は、「『夏目友人帳』ってアニメをひたすらに見ていたんだけどめちゃめちゃよかった」という感想を持たれています。他にも「独特の世界観とそれに合う音楽で、見ていると引き込まれる」という感想や、「内容はもちろんだけど、OPやEDも最高なんだよな」という感想を持つ方も見られました。

ここまで『夏目友人帳』のアニメを見る順番についてや、時系列、そしてアニメ6期までのあらすじを紹介してきました。深夜枠で放送されたにも関わらず高い人気を誇り、2021年には映画の公開が控えています。この機会に『夏目友人帳』を見返してみてはいかがでしょうか？