【狼領主のお嬢様】ネタバレあらすじと結末！カイドとシャーリーは最後どうなった？

転生した前領主の娘と、前領主一家を処刑した現領主である元恋人との切ない恋を描いた、狼領主のお嬢様。小説家になろうよが原作であり、漫画版も完結を迎えています。転生したシャーリーと領主のカイドとの恋は、どのような結末を迎えたでしょうか。以下では、狼領主のお嬢様の漫画あらすじと、最終回結末をネタバレ紹介します。

狼領主のお嬢様は、「小説家になろうよ」に投稿された守野伊音先生の長編小説です。柑奈まち先生によるコミカライズ版が発表され、webコミックサイトにて配信されています。

前領主の娘として生まれ、革命によって壮絶な最後を迎えた主人公。転生を果たした彼女は、かつて自分を処刑台に送った元恋人・現当主に仕えることになります。前世での罪を懺悔することを誓う主人公。元恋人も、罪のない彼女を処刑したことを悔やみ、共に罪を背負って生きる覚悟を決めます。主人公と現領主の切ないラブストーリーが、狼領主のお嬢様の見どころです。

以下では、主人公の切ないラブストーリーが涙を誘う、狼領主のお嬢様の漫画あらすじを完結までネタバレ紹介します。

ライウス領主の娘として生まれ、何不自由のない暮らしを送っていた主人公。しかし、領民たちは苦しい生活を強いられ、領主一家に対して革命を起こしました。主人公も領主一家の最後の1人として捕まり、断頭台へ上がります。革命の首謀者が自身の恋人であった使用人であったことを知り、絶望を抱えたまま処刑されました。

15年後、前世で壮絶な最後を迎えた主人公は、シャーリー・ヒクスとして生まれ変わりました。前世の記憶を抱えながら、孤児院で育ったシャーリー。領主の娘時代に背負った罪を償う日々を送る中、現ライウス領主の屋敷でメイドとして働くことになります。現領主は、かつての革命軍の立役者であり、シャーリーの前世での恋人のカイドでした。

革命の際、領主のお嬢様を断頭台に送ったカイド。後にシャーリーからその正体を明かされ、一緒に前領主一家の弔いをします。お互いの気持ちを語り合い、2度目の別れをした2人。その直後、使用人見習いのティムが毒を盛られる事件が起きます。さらに、カイドの飲み物にも毒が混入し、屋敷は騒然とします。自分と同じく転生し、カイドへの復讐を目指す者がやったと推測するシャーリー。

前世の記憶を頼りに犯人捜しに奔走し、ティムにたどり着きます。彼の正体もまた転生者であり、シャーリーの婚約者ウィルフレッドと判明します。かつて、革命軍として領主一家を処刑し、自らも多くの人を殺めたことから「ライウスの悪魔」と呼ばれたティム。しかし、最後は裏切りに遭い、雪山での逃亡中に力尽きました。

ティムの口車に乗せられ、屋敷から連れ出されたシャーリー。隣接するダリヒ領を目指す中、カイドの死を聞かされます。しかし、カイド本人とイザベラが追いかけてきたことで、ティムは窮地に立たされます。シャーリーに執着するあまり、彼女を崖から突き落とすと自らも身を投げます。すぐさま崖に飛び込んだカイド。シャーリーと合流し、改めてお互いの気持ちが通じ合い、共に生きることを決意します。

貴族の結婚には国王の許可が必要であり、一行は王都に向かいます。シャーリーも王城の夜会に出席し、王女と王子と対面を果たしました。結婚の許可も下りた矢先、アジューレア王女に気に入られたシャーリーは監禁されてしまいます。さらに、王女はシャーリーとカイドの婚約を取り消して、自分がカイドと結婚したいと国王にねだります。

アジューレア王女の要求は、父である国王も認めることができません。さらに、兄妹仲の良さで均衡が保たれていた王城の権力争いも、王女の一件で表面化します。陰で奔走していたイザベル、国王の事故死によって、王位継承権を巡る争いが勃発しました。正妃を母に持つ王女に身の危険が迫る中、一連の騒動の黒幕が王女に仕えるダニラスと判明します。

また、王女に気に入られたシャーリーにも身の危険が迫り、共に残った使用人たちの命を守るべく、自らが犠牲になることを覚悟します。全てが思い通りとなったダニラス。しかし、全領会議で王女の身の振り方が決められ、ダニラスの徒労は無駄となりました。一方、王女のシャーリーへの執着は日を追うごとに増し、彼女への異常な執着の理由も判明します。

正妃であった王女の母親はシャーリーそっくりな女性であり、幼くして母親と死別した過去が王女を歪ませました。母親を求めるあまり、現実と幻想が混同してしまった王女。シャーリーを傍に置き続けようとするも、兄のマーシュ王子によって引き離されました。解放後、カイドの元へ戻ったシャーリー。お互いに領主の娘・現領主という役目から離れられず、自分をないがしろにしていたことに気が付きます。

そして、お互いを制していくことを約束し、2人は結ばれました。王都では、王子と王女の病気が公表され、王女は療養生活に入り、王子も領主からの信頼回復に努めます。出立の日、カイドと王子はそれぞれの目標を語り合い、握手を交わしました。

以下では、感動の最終回結末を迎えた、狼領主のお嬢様の漫画から登場人物・キャラをあらすじネタバレを交えながら紹介します。

ライウス領の現領主であり、狼領主の異名を持ちます。元はライウス領内の弱小貴族の子弟であったものの、前領主一家を革命で処刑して領主の地位を得ました。革命後は王族殺しと呼ばれるも、領内の立て直しに成功したことで領民に慕われています。

カイドの親友であり、ギミー領主の嫡男です。カイドを友として大切に想うあまり、自分を犠牲にして領民のために働く彼を気に掛けています。

狼領主のお嬢様の登場人物・キャラであり、カイドの屋敷で働くメイドです。シャーリーと同室であり、彼女をピンチから救おうと奔走します。

狼領主のお嬢様の登場人物・キャラで、カイドの屋敷の執事です。メイドのジャスミンと仲が良く、彼女と行動を共にする場面も多いです。

カイドの屋敷でメイド長を務める女性であり、かつては前領主のお嬢様・シャーリーに仕えていました。お嬢様とカイドの秘密の恋を知っており、後にシャーリーの正体を知らされています。

フィリアラ王国の王子であり、アジューレアの異母兄です。母親は正妃ではないため庶子であるものの、国王からは妹と分け隔てなく育てられました。

フィリアラ王国の王女で、母親は正妃であったもののアジューレアが幼い頃に亡くなりました。母親を求めるあまり、精神的な幼さが残ったまま成長した王女。亡き母に似たシャーリーに執着し、彼女を監禁する騒動を起こしました。

以下では、原作小説・漫画共に感動の完結を迎えた、狼領主のお嬢様に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

全6巻で完結した狼領主のお嬢様の漫画は、主人公の切ないラブストーリーが読者の共感を呼び、ストーリーが面白い、泣いたとの感想が多く寄せられました。前世の記憶を引き継いだために、転生後も贖罪の人生を送ることを決意したシャーリー。メイドとして仕える主人は、自分を死に追いやった元恋人であり、2人の恋の行方にも期待が高まりました。

狼領主のお嬢様も転生ものである一方、主人公の転生先は同じ世界の数年後が舞台であり、他作品にない新しさを感じるでしょう。また、主人公の転生だけでなく、彼女を取り巻く人々の心情も丁寧に描かれており、狼領主のお嬢様の面白さを引き立てています。最終回結末まで怒涛の展開が繰り広げられた狼領主のお嬢様。最後はハッピーエンドを迎えて完結しました。

前世では恋人同士であったものの、革命によって恋仲を引き裂かれ、壮絶な別れ方をしたシャーリーとカイド。狼領主のお嬢様では、恋人でもあった主人の命を奪ったカイドの後悔の念や苦悩もクローズアップされています。お互いの役目に囚われ、自分を押し殺してきたシャーリーとカイド。2人の愛の深さや切なさが読者の興味をひきつけ、狼領主のお嬢様が面白いとの感想が多く寄せられました。

転生後も数多くの困難に見舞われた主人公・シャーリー。主人となったカイドとの恋の行方はもちろん、狼領主のお嬢様の後半からは、王女に捕まるというピンチに遭遇しました。読者をハラハラさせながら、ハッピーエンドで完結した狼領主のお嬢様。物語は、カイドとシャーリーが王都を出発する場面で結末を迎え、2人のその後は読者の想像に任せる形となりました。

狼領主のお嬢様の漫画あらすじや最終回結末をネタバレ紹介しました。壮絶な最後を迎えた主人公の2度目の人生と、元恋人との切ない恋模様を描いた狼領主のお嬢様。それぞれの役目に囚われるあまり、シャリーとカイドは自分を見失っていました。しかし、紆余曲折を経ながら自分を取り戻し、2人は結ばれることが出来たでしょう。