サ道とはどんな漫画?サウナトランス(整う)とはなに?【タナカカツキ】

サ道。茶道ではない。サウナの使い方を適切に説明してくれる漫画という実用本です。公式なサウナ大使という肩書をもつタナカカツキ氏が描く味わい深い絵に丁寧なネーム。そこには確実に人生を豊かにしてくれる何かが解説してます。この漫画を読めば正しい癒しのサウナ。サウナトランス(整う)を体験できるでしょう。偶然さんなどの愉快な顔見知りなどの人間模様の描写も楽しめます。日々の疲れをヒーリングできる方法が満載です。サ道を読んでサウナトランスで整ってしまいましょう。

サ道とはどんな漫画?サウナトランス(整う)とはなに?【タナカカツキ】のイメージ

目次

  1. サ道はどんな漫画?サウナトランスとは?
  2. サ道はどんな漫画?
  3. サ道の作者タナカカツキとは?
  4. サ道のサウナトランスとはなに?その他のサウナの楽しみ方も紹介!
  5. サ道とはサウナの魅力を教えてくれる素晴らしい漫画だった!

サ道はどんな漫画?サウナトランスとは?

サ道というもともとは小説になっていた物語をタナカカツキ氏が漫画に起こした作品です。正しくは、漫画で読むサウナ道 サ道です。単純なサウナ啓蒙漫画ではなく、サウナ(もちろんスーパー銭湯の簡単なサウナも)の楽しみ方や、疲れを効率的に癒す方法、サ道を紹介しつつ、合間に偶然さんなどの友達未満の顔見知り以上の人達が織りなすやさしい距離間の人間模様もあり、単純に漫画として楽しめる。そんな作品です。

サウナトランスとは、サ道とは?一見トランスと聞くと宗教的やアンダーグラウンド的な言葉に感じてしまうかもしれませんが、正しいサウナの使い方をすることによって脳を活性化し、疲れを癒し精神が整うヒーリング効果の事のことを指します。このマンガを読めばスーパー銭湯も高級サウナも入場料以上に癒し、楽しめことること間違いなしです。お風呂嫌いの人にこそ読んでもらいたいそんな漫画になってます。

あなたも漫画で読むサ道を読んでほんとうのサウナを体験し、サウナトランス(整う)を体験して日々の疲れをリセットしましょう。ボリューム的にも電車移動の合間に楽しめるサイズになっています。忙しい人にもお勧めです。

サ道はどんな漫画?

サ道は始めはサウナのネガティブイメージゆえに倦厭していた作者が、サウナ常連の偶然さんや不思議なかつ味わい深い客のマネをしているうちに、不思議な超感覚に包まれるサウナトランス(整う)を経験し、脳内が整っていく(整う)事のヒーリング効果を実感し、どんどんサウナ本来の魅力にとりつかれていき、サウナの道、サ道を追及していく漫画です。

作者本人もサ道を求め本場フィンランドまで取材に言ったほどです。ただのサウナ啓蒙漫画ではなく、友達でもない他人でもない顔見知り程度の人々の味わい深い人間模様などもサウナの魅力を伝える合間に描いてあり、実に楽しめる漫画になっています。今までスーパー銭湯や岩盤浴でなんとなく癒し、流していた汗をより価値のあるモノにしてくれる、ある意味お風呂というものを、存分に楽しむための作法、それがサ道といえましょう。

サウナのヒーリングって実際何?

サウナとは空気を高温にしたサウナ室に入って身体を温めて、汗をかいたり。室内に入る前や途中、上がる際に水風呂に入ったりして身体を冷やすとともに(温冷交代浴)、汗や汚れを落とします。本場のフィンランドでは屋外に出て冷気に身を晒したり、自然の湖に入ったりすることも。サウナ室内の設定温度は60度程度から100度程度まであります。水の乏しい地域での入浴替わりの効率的な方法。

サウナ室内に置かれた熱した石に水をかけて発生した水蒸気を浴びるロウリュ、白樺の葉付きの枝で身体を叩いて血行を促進するヴィヒタといった習慣もあります。またヴィヒタにはアロマオイルを混ぜてアロマテラピー効果を狙う施設も多いです。現代ではスーパー銭湯などでもやっています。日本では1964年オリンピック後に盛り上がり、今なお癒しを求める現代人にブームを迎えつつあります。

疲れた大人のヒーリング漫画で癒しの教本?

コップのフチ子さんでおなじみのタナカカツキ氏の味わい深い絵に偶然さんや蒸しZ、サウナスタッフ、イケメン蒸し男、愉快な人間模様。特に偶然さんの織りなすサウナ愛ゆえの自然なスタッフ育成やサウナ施設そのものの改善提案など、はじめは大人向けの本と思う方も多いでしょうが、この漫画に関しては若い方でも十分楽しめる漫画になっています。むしろサウナに苦手意識を持っている若い人にこそ読んでもらいたい漫画になってます。

日頃の不摂生を汗を強制的に流すことによって健康を取り戻す気になるようなサウナ。(実際デトックス効果やダイエット効果は期待が薄い)これを正しい手順を踏むことによりサウナトランス(整う)に至り、体どころかメンタルもヒーリングされてしまう。それがサ道であり、そこに至る経緯を描いたそんなマンガになっています。ちなみに巻末に作者オススメの全国厳選サウナ一覧も紹介があります。

サウナトランスでヒーリング?体験談を紹介

ここからは実際の体験談を紹介します。今回は紹介する体験談は、天然泉沸かしの天然温泉で、女性は洋風テルメ。男性は和風温泉風で、洋風テルメには風変わりなハマームレスト(アラビア由来の温浴)、テルマリウム(ローマ由来の蒸し風呂)があります。

体験談では、和風温泉の方へ。昔ながらのサウナでヴィヒダでロウリュなどのサービスはないのですがヒノキのアロマ(日替わりだそうです)などのアロマテラピーを体験できました。サウナにネガディブなイメージがあり癒し効果は期待していなかったと語っています。

今回はサ道にしたがって体を洗い温泉で少し温まった後にシャワーを浴びサっと手ぬぐいで体を拭いて、いつも通り入室すると、むせ返る熱気にのどが息苦しくなり頭がくらくらします。ほかの利用者はなし。サ道のサウナトランスというものを体験したくてしょうがないので1巡目はガマンしてじっと耐えます。ちなみに上段端に胡坐スタイルで構えました。

5分ほどしてから水風呂へ。水風呂の快感までは体験していたようです。はじめはこんなの心臓止まっちゃうと思うのですが2分ほどじっとしてると体温であったまった冷水が全身を包みます。漫画で紹介している水の羽衣です。ここまでは体験済み。今度はほかに利用客もいないので後頭部まで浸かってぷかぷかとうかんでみたところ、しばらくして訪れる解放感とも一体感ともいえない不思議な感覚。だがサ道はここで終わりではありません。

偶然さんいわくここで無茶しちゃいけないということなので、いつもならここでシャワーを浴びて帰宅するところをいったん体を拭いて下着姿になりベンチで横たわると、どうでしょう。今までサボってた内臓が急に動き出す感じ。脳へどんどん血液が供給されはっきりしてくる感覚。今、私は間違いなく癒されてる、と感じたようです。

これは期待できると思い、2巡目(10分)、給水休憩、3巡目(15分)でフィニッシュ。3巡目のリラックスタイムで訪れた頭の天辺が開いて、目に見えるすべてのものが今までと違う視点で観察できる。そうかこれがサ道のサウナトランスか。善性感覚というか禅というのか、とにかくすべてのものに感謝したくなる気持ち。こんなもの体に悪いはずがない。ということでサ道の求道者になってしまいました。このように語られています。

頑張る人へ贈る癒し

今日は疲れたからスーパー銭湯に行こうとか、疲れたから自分のご褒美で岩盤浴や温泉につかりに行こうという人は多いでしょう。しかし、この漫画で読むサウナ道 サ道を読んだ後はサウナに行こう、という気持ちにさせられる、そんな1冊です。サ道を求めていきなりサウナ専門店に行くのは敷居が高いでしょうから、スーパー銭湯のサウナで1回お試しサウナトランス(整う)といいでしょう。

これを体験すれば体も心も癒されるヒーリング効果に驚き、どんどんハマっていき、偶然さんのようにさらにより良いサ道 サウナトランス(整う)を体験ができるくはずです。そのためにも、この漫画の巻末にはタナカカツキ氏がオススメする厳選50か所のサウナの紹介もあります。

サ道の作者タナカカツキとは?

漫画で読むサウナ道 サ道の作者タナカカツキ氏は公益社団法人日本サウナ・スパ協会が認定する日本でたった2人しかいない日本サウナ大使の一人です。(もう一人は野球でお馴染みの長嶋茂雄氏)コップのフチ子さんの作者としても有名です。彼自信は'66年生まれ大阪出身18歳で漫画家デビュー。

そんな彼でも実は正しいサウナの利用法がわからず、ネガティブイメージにとらわれた普通のタイプの人でした。ある日、ふと目に留まったサウナ常連さんの行動を興味本位でマネてみたところ、偶然にも整ってしまい、サウナトランス(整う)事、つまりサ道への追及が始まるのでした。作中には本場フィンランドにまで取材に行ったことも描かれています。

サ道のサウナトランスとはなに?その他のサウナの楽しみ方も紹介!

サ道におけるサウナトランス(整う)とはいったいどういうことか、その鍵はどのスーパー銭湯にもある水風呂に秘密があるのです。温まりに来るはずのスパになぜ水風呂があるのだろうという疑問がここではっきりわかります。温から寒をくりかえすことにより血流が活発になり、その結果脳に大量の血流が正常に流れ込み、活発化、さまざまな快楽ホルモンを放出する現象のことです。

作中タナカカツキ氏は水風呂のないサウナはイチゴが乗っていないショートケーキ、偶然さんはタコの入ってないタコ焼きとたとえています。作中でタナカカツキ氏が基本的なサウナトランス(整う)方法を幾たびも紹介していますが、基本を押さえつつ自分に合った、体調に合ったサウナトランス方法を探るといいようです。それも自分のサ道へとつながっていきます。

またロウリュや熱風師、人それぞれのロウリュの受け方や、ヴィヒダの使い方、アウフグース、店そのものの楽しみ方なども事細かに紹介してあります。サウナのみならず山奥の隠れた温泉や銭湯、家のお風呂などでも十分応用活用できるでしょう。

サ道とはサウナの魅力を教えてくれる素晴らしい漫画だった!

タナカカツキ氏の漫画で読むサウナ道 サ道を読み終えると、サウナは健康のために我慢して入るものではなく、実はとんでもない娯楽施設であったことを教えてくれる、そんな漫画です。

ぜひとも漫画を片手に近所の温泉を探し、サウナにてサウナトランスを体感してみてはいかがでしょうか?

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