ルパン三世に登場する車・種類一覧！フィアットやベンツなど愛車遍歴

ルパン三世を観ていると、いつもゴージャスでかっこいい車が出てきます。車好きの人ならばすぐに解ってしまう車ですが、興味がないとあまりにも多数のメーカーの車が登場しますので、解らないことが多いです。以外と車は友の会などで集団で走っていたりします。この車の一覧を見てもらい街中を走る車に気付くとまた楽しいです。

ルパン三世パート1の第1話のスタートはF1レースのシーンから始ります。ルパン三世は大泥棒であり、F1レーサーでもありました。作品の中では「フェラーリ」と呼ばず「フェラリー」と呼んでいます。ルパン三世が優勝するところから、ルパン三世の長い長いストーリーが始ります。

言わずと知れたフォーミュラ1カーです。1970年から1975年にかけて開発されました。車名の312「3000ccの12気筒エンジン」でBはボクサーエンジン（水平対向エンジン）からきています。第一話で登場します。

TVシリーズの初期のルパンはメルセデスベンツSSKによく乗っています。エンブレムはそのままではなく円の中は十字が入っています。色は黄色です。ここからルパン＝メルセデスベンツの印象も生まれてきます。ルパン三世のメルセデスベンツにはフェラーリのボクサーエンジンが積み込まれ、500馬力にパワーアップしています。

実際のメルセデスベンツSSKの画像です。車体の右側に3本のパイプがるのが特徴です。アングルも同じです。ときどき、街中で見ることもできます。ルパンの愛車に乗る車乗りは意外と多いです。なかには仮装して乗る人もいます。

パート2ではメルセデスベンツからアルファロメオ・グランポスト・クアトロルオーテに変わります。色は赤になります。ぱっと見た感じでは解りにくい画像ですが、エンブレムはフロントグリルの上に付いています。

フェンダーアーチがバンパーまでのびています。このことからメルセデスベンツSSKではなく、アルファロメオ・グランポスト・クアトロルオーテだと解ります。色はアイ・キャッチの影響で赤の印象が強いです。

実際のアロファロメオ・グランポスト・クアトロツオーテです。メルセデスベンツSSKと非常によく似ています。3本のパイプが右側にないこと、フェンダーアーチがバンパーまで伸びていることで、メルセデスベンツSSKではないことが解ります。正面から良く見ると顔が違うのでそこから見分ける人もいます。

実はルパン三世のパート3はあまり知られていません。ジャケットの色はピンクに、また顔つきも変わってます。愛車はまたメルセデスベンツSSKに戻りますが、色は白になります。放送時間が巨人戦と重なり、その影響で1か月くらい放送されないこともあったそうです。作品としては好評でした。

メルセデスベンツとアルファロメオはとても車の顔つきが似ており解りにくいのですが、顔つきでわかります。フロントグリルの形も違います。エンブレムのつき方でもわかります。突起して付いているのがメルセデスベンツです。

実際のメルセデスベンツSSKです。白いとまた印象が変わってきます。初期のルパン三世シリーズはメルセデスべンツSSKを多く使ってました。

ルパン三世パート4はイタリアが舞台となります。イタリアの車といったらフィアットです。しかしルパンのフィアットです。ただのフィアットではなくアバルト695です。ちなみにパトカーはアロファロメオです。

実際のフィアット・アバルト695です。この車は改造された車です。アバルト仕様の車には必ずサソリのマークが入っています。これはアバルトさんがさそり座であったためと言われてます。こんな可愛らしい見た目からは想像もしないパワーの車です。

最新作のパート5でもフィアット・アバルトを使用しています。今回は黄色です。この小さな車は実は初期シリーズからちょこちょこと登場していました。実際の車はパート4と同じです。

映画「ルパン三世ルパンVS複製人間」は1978年12月に公開された「ルパン三世」の初めての映画です。ちなみにパート1の放送期間は1971年10月から1972年3月でした。パート1でもルパン三世は黄色いメルセデスベンツSSKの黄色を愛用してます。

映画でもパート1で使用していたメルセデスベンツSSKを採用していたようです。ルパン三世パート2が好評だった為製作されました。パート1の大人のルパンがみたいという声があがり、ターゲットは大人でした。

映画「カリオストロの城」は1979年に公開されました。ルパン三世といえば黄色いフィアット500を思い出す作品です。あの車でのカーチェイスは作品の中で1番ワクワクしたでしょう。フィアット500の華麗なカーチェイスを思い出しながら見ていきます。

山道でルパン達が出会ったバスです。これも見事にフィアット500は避けていってます。ルパンの運電テクニックもありますが、車の頑丈さも覗えます。シャシが心配との声も多いようです。

急カーブを曲がるフィアット500です。車のシャシはどうなっているのでしょう。先ほどもシャシは大変なことになっていました。

まえから飛んできたハンバー・スーパー・スナイプの部品がボンネットに当たってます。それでもめげないフィアット500はすごいです。

次元がハンバー・スーパー・スナイプに銃を向けます。タイヤを狙って撃っています。流石スナイパーです。ルパン三世シリーズを見ていくとこのようなシーンが多いです。

番外編ですが、クラリスが乗っている車はシトロエン、クラリスを追っている車はハンバー・スーパー・スナイプです。この逃避行をみてルパンは彼女を助けるべく、カーチェイスに加わります。

崖の壁を走るフィアット500です。いったいどのくらいのスピードが出ているのでしょうか。そしてルパン達はクラリス達の前へ割り込むことができます。

クラリス達の前に飛び出してきたルパン達。ここからまたカーチェイスが始まります。崖の上の林を抜けて来たので、フィアット500には木がたくさんついてます。この辺りになるとシャシの心配どこじゃなくなります。

うまくクラリスを追いかける車は破壊出来ました。クラリスはどうなっているのでしょうか。フィアット500の足元もかなりツラいようにみえます。

ルパン達はクラリスが車のなかで気絶しているのを発見します。運転は珍しく次元が運転しています。あまり見ない光景です。クラリスを助けようとして、クラリスの車に移ろうとしているルパンです。彼女を助けることが出来るのでしょうか。

無事にクラリスを助けることが出来たルパンですが、実は木にぶら下がっている状態です。無事に助けられるのでしょうか。

結局、木が折れてしまいふたりとも落ちてしまいます。しかしルパンはクラリスを助けるために体を張って守り抜きました。ここまでがあの有名なフィアット500のカーチェイスシーンです。

カリオストロの城ではフィアット500を愛用していました。このシーンは誰でも思い出すシーンです。フィアットの名前を日本で広めた作品でもあります。当時この車を知っているとしたら、その人はかなりの車好きです。さらにこの作品では沢山のメーカーの車が出演しています。

ルパン三世パート１では演出の路線変更があった為、淡い空色のフィアット500に乗っていました。また映画「カリオストロの城」の監督宮崎駿さんより、ディテールが複雑なメルセデスベンツSSKよりフィアット500への注文がありました。それは作画の為といわれてます。

確かにメルセデスベンツSSKと比較してみるとフィアットはディテールが複雑ではありません。キャラクターデザインの大塚康生さんの愛車であったことも関係しているそうです。

いかがだったでしょうか。ルパン三世が乗ってきた愛車を一覧にしてみました。実際はこれら一覧以外の車も乗っていますが、作品の中で印象に残る車を取り上げてみました。フォルクスワーゲン、テスラ、マセラッティ、BMW、ルノーなども乗っています。レーサーになるほど車が好きなルパンです。街の中で見かけたら思い出してください。