ブリーチの実写化映画の評価がひどい理由は？キャスト・演技についての感想まとめ

大人気連載漫画「ブリーチ」は少年ジャンプに掲載されていた久保帯人原作の漫画で、全74巻で完結しており、アニメ放映もされました。その物語のあらすじは、ある日突然、高校生の一護は死神となり、町に巣食う虚(ホロウ)と呼ばれる最強の悪霊を退治する姿が描かれたバトルファンタジー作品です。

映画「ブリーチ」は原作漫画の実写版となる作品で、監督は「GANTZ」や「アイアムアヒーロー」を手掛けた佐藤信介監督、主演キャストには、黒崎一護役に福士蒼汰、朽木ルキア役に杉咲花が起用されています。実写映画「ブリーチ」の評価がひどいとSNS上で話題となっています。

その理由にはキャストの演技をはじめとした様々な理由が上げられているようです。実写映画『ブリーチ』のあらすじを紹介しながら、ひどいと評価される映画のキャストの演技などについてや感想をまとめてご紹介していきます。

≪実写映画『ブリーチ』作品詳細≫

• 監督：佐藤信介
• 原作：久保帯人
• 脚本：羽原大介/佐藤信介
• キャスト：福士蒼汰/杉咲花/吉沢亮/真野恵里菜/小柳友/他
• 製作年：2018年
• 製作国：日本
• 上映時間：108分

ひどいと評価される実写版映画「ブリーチ」の予告編をご紹介します。激しいアクションとCGがメインとなり、ロック調の音楽でかっこよさを演出しています。主演の福士蒼汰や杉咲花、吉沢亮が虚(ホロウ)に挑む姿が印象的な予告編となっています。

実写版「ブリーチ」がひどいと評価される理由には、出演キャストの放つセリフが軽く、緊迫感や信念が全く感じられじず、実写映画「ブリーチ」の登場人物を演じているキャストの演技がひどいとして低評価されているようです。それは実写版「ブリーチ」の予告編からも感じられるようで、セリフに感情を乗せてもっとかっこよく決めてほしかったというファンの評価や感想の声が上げられています。

実写版「ブリーチ」の評価がひどいと評価される理由で特に多くの声が上がっていたのが、原作と全く酷似していないのルキアについてです。ルキアを演じたキャストの杉咲花さんは「ブリーチ」のアニメや漫画を何度も読んで挑んだと語っていす。

しかし、実写版でのルキアは見た目や性格など全く違い、せめて髪型を似せることは出来たのではないかとブリーチファンからはひどいとの声が上がっています。辛口な感想が飛び交う中、逆に似せないからお遊戯っぽくならず、良かったのではないかという感想も上がっていたようです。

「ブリーチ」の作品で魅力と言われてるのがお洒落な衣装です。原作ではかなりファンの間で話題となっていましたが、実写版ではその「ブリーチ」の魅力ともなる衣装がひどいと残念がる声が相次ぎました。朽木白哉に雨竜など一部のキャラクターに関しては原作に似せていてよかったと好評を得ています。

しかし、一護の持つ斬魄刀などの小道具含め衣装が全体的にチープ感が否めないと感想や意見が上がり、ショックを隠せないファンが多く、ひどいと低評価に繋がっているようです。

実写版「ブリーチ」の評価がひどい理由にはアクションの臨場感とかっこよさが足りないことが上げられるようです。技術面では優れていると感想に上がっていますが、シャープさやスマートさが感じられず、ブリーチファンは悲しみに近い残念な感じが否めないとショックを隠せないようです。

様々な点で酷評をされる実写版「ブリーチ」ですが、CGに関しては評価はひどいとは言われていないようです。CGを担当したのは大ヒットした映画「GANTZ」の制作陣で撮影監督に河津太郎、編集に今井剛、CGプロデューサーに豊嶋勇作、CGディレクターに土井淳が担当しています。しかし、いくら技術面が優れていてもそれだけでは映画は成り立たないと評価され、実写版「ブリーチ」は総合的にひどいと低評価のようです。

実写版「ブリーチ」の評価がひどい理由の6つ目に上げられるもは脚本についてです。実写版「ブリーチ」の脚本は全て説明台詞で展開していきます。担当した脚本家は今作で監督も務め、多数の漫画アクション映画を担当する佐藤信介と、黒革の手帖などの脚本を手掛けている羽原大介です。

脚本のことには精通しているに間違いない脚本家にも関わらず、観客が疑問に思ったことを代弁するかのように一護が話し、その問いにキャラクターが答えるという質疑応答映画で、親切なのはいいとされていますが、そこにはハラハラドキドキといった緊迫感はなく映画の魅力が半減していてひどいと言われているようです。

実写版「ブリーチ」の評価がひどい理由の7つ目の理由には、ある程度有名な人気俳優を起用して集客していることがあげられるようです。実写版「ブリーチ」は本来のブリーチの良さが伝わりにくく、それでも人気俳優が出演しているので取り敢えず観に行く人がいることに残念さと悲しさを募らせているようです。心底ブリーチを愛するファンにとってはひどいと憤りを隠せないようです。

死神になって虚(ホロウ)と戦闘する霊感の強い高校生・黒崎一護を演じたのは、2011年に日本テレビ放送の「美咲ナンバーワン!!」で俳優デビューした福士蒼汰が演じています。原作の一護の雄姿を実写版でも観客に感じてもらえるように演じると意気込みを語り、体当たりで一護を演じています。

≪福士蒼汰のプロフィール≫

• 生年月日：1993年5月30日
• 年齢：25歳
• 出生地：東京都
• 身長：183cm
• 血液型：O型
• 職業：俳優
• 事務所：研音
• 出演作品：映画『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』『図書館戦争』『好きっていいなよ。』『神さまの言うとおり』『ストロボ・エッジ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』他/ドラマ『あまちゃん』『きょうは会社休みます。』『恋仲』他
• 受賞歴：日本アカデミー賞・第38回新人俳優賞(『好きっていいなよ。』『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』)

虚(ホロウ)を倒すために死神界から人間界にやってきた死神・朽木ルキアを演じたのは、回鍋肉を食べる味の素Cook DoのCMで話題になった杉咲花です。2013年「夜行観覧車」で家庭内で暴力を奮う娘役を好演し、2016年NHK「とと姉ちゃん」にヒロインで出演しその後も数々のドラマや映画に出演して活躍しています。

≪杉咲花のプロフィール≫

• 本名：非公開
• 生年月日：1997年10月2日
• 年齢：21歳
• 出身地：東京都
• 身長：153cm
• 血液型：B型
• 職業：女優
• 事務所：研音
• 出演作品：映画『愛を積むひと』『湯を沸かすほどの熱い愛』『十二人の死にたい子どもたち』他/ドラマ『とと姉ちゃん』『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』『ハケン占い師アタル』他
• 受賞歴：日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞(2016年『湯を沸かすほどの熱い愛』)他

死神に一族を滅ぼされ恨みを抱いている石田雨竜を演じたのは、吉沢亮です。2011年「仮面ライダーフォーゼ」で仮面ライダーメテオを演じ、2013年ドラマ「ぶっせん」で主演に抜擢されます。映画「銀魂」では原作のビジュアルに近いとファンから好評を得て、その後も漫画実写版の映画に多数出演し、CMなどでも活躍を見せています。

≪吉沢亮のプロフィール≫

• 生年月日：1994年2月1日
• 年齢：25歳
• 出生地：東京都
• 国籍日本
• 身長：171cm
• 血液型：B型
• 職業：俳優
• 事務所：アミューズ
• 出演作品：映画『銀魂』『リバーズ・エッジ』『ママレード・ボーイ』『あのコの、トリコ。』他/ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』『水球ヤンキース』『サバイバル・ウェディング』『GIVER 復讐の贈与者』『なつぞら』他
• 受賞歴：日本アカデミー賞・新人俳優賞(2018年『リバーズ・エッジ』)他

元ハロー!プロジェクトメンバーとしてアイドルとしても活躍し、現在は主に女優として活動をして活躍をしている真野恵里菜が、今作で一護の能力に触発されて霊能力を目覚めさせる、一護に好意を寄せている井上織姫を演じています。プライベートでは2018年にプロサッカー選手・柴崎岳と結婚し、スペインで生活をしています。

≪真野恵里菜のプロフィール≫

• 生年月日：1991年4月11日
• 年齢：27歳
• 出生地：神奈川県
• 身長：159cm
• 血液型：B型
• 職業：女優/歌手
• 事務所：ジャストプロ
• 出演作品：映画『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』『orange』『坂道のアポロン』他/ドラマ『とと姉ちゃん』『逃げるは恥だが役に立つ』他

大柄で怪力と頑丈な体で一護の中学生時代からの親友の「チャド」こと茶渡泰虎を演じたのは、2006年の「タイヨウのうた」で映画デビューし、2008年映画『トウキョウソナタ』で高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞後、2010年映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」のラン役で初主演務め、様々なドラマに出演し、舞台でも活躍している俳優です。

≪小柳友のプロフィール≫

• 生年月日：1988年8月29日
• 年齢：30歳
• 出生地：東京都
• 身長：187cm
• 血液型：A型
• 職業：俳優
• 事務所：スターダストプロモーション
• 出演作品：映画『トウキョウソナタ』『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』他/ドラマ『つばさ』『マルモのおきて』他
• 受賞歴：第23回高崎映画祭最優秀新人男優賞

雨が降る日に、幼い黒崎一護は母・真咲に連れられて歩いていると、傘を差さずに立ち尽くす少女が一護の目に留まります。一護はその少女に傘を差しだそうと近づくと少女は突然異形の形の者となり一護を襲います。真咲が咄嗟に一護を庇い命を落とします。その出来事から月日は経ち、一護は高校生になっていました。幼少の頃から霊感が強かった一護は、幽霊を見るのは日常茶飯事でその力に悩まされ、霊体を見つけては成仏させます。

ある日の夜、一護の部屋に突然1人の少女、朽木ルキアが現れます。死神だと言うルキアはこの世に留まっている悪霊の虚(ホロウ)を討伐する役割を担います。ルキアの出現と同じくして虚が一護を狙って現れます。虚は普通の人の目には見えないため一護に虚の姿が見えていることにルキアは驚きます。虚は一護の家を破壊すると妹を連れ去り、ルキアは一護を守りながら懸命に虚と闘いますが、傷を負ってしまいます。

このままでは自分たちが遣られてしまうと危険を感じたルキアは、死神の力を一時的に一護に託します。力を得て死神となった一護は、袴姿の風貌で手には巨大な刀を持った井出達で虚を一蹴します。ルキアは一護の適応力と巨大な刀に変化した死神の刃斬魄刀にさらに驚くのでした。

翌日、朽木ルキアは一護の高校に転校生として現れます。死神の世界ソウルソサエティに帰るために一護に預けた力を取り戻す必要がありました。しかし、現在の一護の霊力では能力の受け渡しの際に死んでしまう可能性が高く、ルキアは一時的に人間界にとどまり、一護に霊力を高める修行と死神代行の仕事を一護にさせようとします。

人間界でルキアをサポートしていたのは元死神の浦原です。清原は死神界で阿散井恋次と朽木白哉がルキアがなかなか戻らないのを危惧して、死神界から使いがくると忠告します。しかし、ルキアは構わず一護の部屋に居座り続けて、頑なに拒否する一護に半ば強制的に修行をさせるのです。

一護がいつものように修行をしていると、クラスメイトの雨竜が現れます。雨竜は、自分が滅法師(クインシー)という一族の末裔で、死神に一族を滅ぼされたと死神に恨みを持っていました。そして、死神の一護に対決を挑んできますが、一護がそれを拒むと雨竜は虚(ホロウ)を呼び寄せ一護が死神に返信せざる負えなくさせます。一護が苦戦しながらも虚と戦う様を目にした雨竜は一護の能力の高さを感じるのです。

そこに、死神の朽木白哉が阿散井恋次を従えて姿を現します。ルキアに一護を殺して能力を取り戻し、一刻も早く死神界に戻るように言います。ルキアは一護が入れば本来の目的である最も悪質で最強の虚(ホロウ)・グランドフィッシャーを呼び寄せることができると話します。死神界でも倒すことが困難な虚討伐のためにと必死に訴えるルキアに、2人は「月が満ちるまで」と条件を出すと去っていきます。

数日後の一護の母親・真咲の命日、一護は母親のお墓参りに行った際に偶然にもグランドフィッシャーに遭遇し、戦闘を開始します。その激しい戦いは街にまで及び、雨滝の加勢もあって何とかグランドフィッシャーの討伐に成功します。そして再び、白哉と恋次が一護の前に現れ、約束を果たすようにと、能力の返還を求めて一護の命を狙い襲ってきます。一護は強敵の恋次を倒すことは出来ましたが、白哉には一切の攻撃が通用しません。

一護は白哉の攻撃にやられてとどめを刺されそうになったところに、ルキアが間に立ち塞がります。そして、ルキア自身で一護の能力の返還を行います。ルキアは死神の能力と共に一護に起こったこれまでの記憶も全て消し去ると死神界へ帰っていきました。一護はルキアのことも虚(ホロウ)との戦闘のことも忘れていましたが、不敵な笑みを浮かべます。そして、ルキアとの再会を予兆させると映画は幕を下ろします。

実写映画「ブリーチ」の最後は続編に続くような終わり方をしていましたが、現実的に考えて続編が制作されるかは雲行きが怪しいようです。今作の実写版「ブリーチ」のキャストには福士蒼汰や杉咲花をはじめ、人気若手俳優が起用され、話題性もあり興行収入が見込める考えられていたようです。

しかし、実際に蓋を開けてみると、実写版「ブリーチ」の興行収入は約5億円ほどです。CGを多用している今作の製作費はそれを大きく上回っていると想像されるので、10億円～15億円の収益がないと赤字なのではないかと言われています。したがって続編を期待する声もあるようですが、難しいのではないかとの声も上がっているようです。

実写版「ブリーチ」の続編があるとするならば、漫画実写映画の話題作が公開されることが多い夏頃、時期は2019年か2020年頃なのではないかと予想されています。そして実写映画のあらすじは、順番に考えると次編の「尸魂界編」が濃厚のようです。「尸魂界編」は長編のようで第二章は「尸魂界突入編」、第三章は「ルキア救出編」と章を分けて制作されるのではないかと予想されているようです。

実写版「ブリーチ」の評価がひどいと言われているようですが、鑑賞者の感想を見ると面白かったというような感想も多く見られます。ブリーチの実写映画キャストに関する感想や評価を詳しく見ていきましょう！

実写版「ブリーチ」はひどいとの感想が少なからず上がっていますが、映画の完結の仕方や「死神代行篇」とタイトルにあることから、実写版「ブリーチ」の続編があるのではいかと期待する鑑賞者の声も多く、今作だけで終わるのは勿体なくて寂しいとの感想も上がっています。

主人公の一護を演じた福士蒼汰の演技で、愛する人を守れなかったことを悔やみ今度こそ自分が守って見せるという一途に真っすぐに生きる一護に共感して感動したという感想が上がっています。また、吉沢亮が演じた石田雨竜との共闘もかっこよくてよかったとの声が上がっていました。

劇中のアクションCGが良かったとの感想もあがっています。特にグランドフィッシャーの迫力もさることながら、毛の一本一本が波立つように流れて描かれている様が素晴らしかったとの声も寄せられています。

ここまで実写版「ブリーチ」のあらすじやキャスト、映画がひどいと評価される理由について感想を含めてご紹介していきました。原作のキャラクターや衣装などのクオリティについて、ブリーチ原作ファンからは酷評されているのが目立ちました。CGなどの技術面は長けたものがありますが、全体的にチープ感が否めず原作に似せたものを期待していたファンにとってはひどいとショックを隠しきれないとの声が寄せられています。

しかし、原作ブリーチを見たことがない方にとっては実写版「ブリーチ」はその世界観に入っていきやすく、楽しめる内容となっているようです。複雑なブリーチの原作の内容を誰が観ても分かりやすいように脚本も説明調になったのかもしれません。ひどいなどと賛否両論のある実写版「ブリーチ」、興味のある方は是非ご覧になってみるといいかもしれません。