ドラマ『運命に似た恋』の最終回ネタバレ！あらすじやキャストも紹介

今回ネタバレをしていく運命に似た恋は2016年にNHKドラマ10枠にて放映されました。45歳でバツイチのシングルマザーと30代の若手の一流のデザイナー、本来出会うはずのなかった2人が出会い、運命は動き出します。そんな大人の純愛ストーリーは北川悦吏子脚本の元制作されました。主人公は原田知世さん、デザイナーは斎藤工さんが演じています。成功しながらも陰のあるユーリは斎藤工さんにぴったりの役柄となりました。

運命に似た恋は北川悦吏子さんのオリジナルストーリーのため原作はありません。そのため最初は結末がどうなるかのネタバレは出ていませんでした。しかし、後に文庫として書籍化されました。「ラブストーリーの神様」と言われる北川悦吏子さんの作品には『ビューティフルライフ』『あすなろ白書』『ロングバケーション』といった伝説的な作品が多く、運命に似た恋も期待値が高かった作品です。

一方で、大人をメインで描くため若いころと違ったしがらみ、生きていくための苦労なども描かれます。作品の中には悲しいシーンが結末を迎える物もありました。もちろん『ロングバケーション』のような様々な障害を乗り越えハッピーエンドを迎えた作品もあります。そのため、運命に似た恋はどちらの最終回を迎えるのかハラハラするという感想も放送中にありました。結末がどうなったか、ここからのあらすじネタバレをご覧ください。

まず、最終回のネタバレからしていきます。第7話でユーリがゴーストをしていたことが分かりました。そして置手紙を残しカスミの前から姿を消します。カスミはリリが何か知っているかと話を聞きに行きます。そこで、癌が再発していたことを知りました。カスミはすぐにユーリを探しに行こうとします。しかしつぐみの洗濯物が目に留まりました。母親であるということで動けなくなるカスミの背中をアカリが押しました。

その頃、ヨシタカはユーリにデザインさせたトロフィーがコンペを勝ち抜き採用されたことを聞き歓喜します。そこにカスミがユーリの行方を知らないか聞きに来ますが、忙しい、エスパーじゃないから分からないと突っぱねます。その後ヨシタカはデザイン採用の記者会見を開くことになります。マホもカイチからユーリが行方不明になったことを聞き、取り乱していました。カスミは仕方なく自力でユーリを捜します。

ユーリは夢を見ていました。水の中に沈む自分、それをカスミが助けようと手を伸ばしますがその手は掴めません。目が覚めたユーリの前には心配そうな子供の姿がありました。大丈夫だと伝え、ユーリはまた歩き出します。着いたのは能登の海、そこでようやく2人は再会しました。ユーリは何も言わず立ち去ろうとします。そんなユーリにカスミは、死ぬつもりならそれまでの2日間が欲しいと訴えるのでした。

ユーリはカスミをアムロのお墓に連れていきます。そして、今までの出来事を話しました。その後ハロのお墓へと向かいます。ハロのお墓は、ユーリも足を踏み入れたことがありませんでした。そこには貝のオブジェがありました。ユーリはもちろん、カスミも見おぼえがありません。オブジェの下を掘っていくと、カスミへ、と書かれた木箱が出てきました。木箱には亡くなる2週間前の日付とメッセージが記されています。

「今好きな人はいますか？」「カスミを守ってくれる人はそばにいますか？」そんなメッセージから始まります。そして自分の余命や約束を守れない謝罪が記されていました。そして、カスミと離れた後生涯の親友に出会ったと書かれています。彼はとてもいい人で天才、彼には生きてもらわなければならない、そしてもし彼からバレッタを受け取ったらアムロがよろしく言っていたと伝えて欲しいというメッセージで終わります。

ヨシタカの記者会見ではある事件が起こりました。饒舌に話すヨシタカに、カイチがユーリは盗作をしたのではなくゴーストだったのではないかと切り込みます。会見場は騒然とし、怒るヨシタカに記者たちは詰め寄ります。とうとう、ヨシタカは事実を話しました。息子のヨシユキが亡くなってからは作品が作れなくなったんだと発狂します。リリはユーリに電話をし、この出来事を話します。

リリは、ユーリの下でないと働きたくないと伝えるのでした。電話の後、カスミは改めて生きて欲しいと訴えます。生きていることが怖いというユーリに、カスミは自分がいるから今までとは違うと説得をします。ユーリじゃないとダメだというカスミにユーリは心を動かされます。アムロの分まで生きてカスミを愛する、と手術を受けることを決意するのでした。

半年が経ちました。ヨージはカメラマンを辞め、アカリの仕事を継ぎます。ヨシタカは引退、マホは以前の様なキャリアウーマンに戻りカスミに謝罪します。つぐみはカメ子と同じ大学に進学が決まりました。そして、カスミの隣にはユーリがいます。ユーリは成功率4割の手術を成功させていました。リリとカイチもユーリの下で働いています。カスミはアムロや医者、この世のすべてに感謝し、幸せに生きていくのでした。

運命に似た恋は最終回で色々な謎が明らかになりました。ここでは最終回のネタバレでは記載していない、ユーリがゴーストとなった理由を詳しくネタバレしていきます。ユーリとアムロは同じ病院に入院していました。ユーリが小児癌で入院しているにも関わらず、彼の両親は忙しさを理由にお見舞いにも現れません。心細さと不安の中、ユーリはアムロに出会い仲良くなりました。

そんなユーリの治療費をアムロの父親であるヨシタカは肩代わりしたのです。ユーリの癌は治り、アムロは亡くなってしまいました。ヨシタカはその悲しみをユーリにぶつけることとなります。ヨシタカは、息子を失ったことで出来なくなったデザインの仕事をゴーストとしてユーリにふるようになりました。治療費の恩とデザイナーとして尊敬する気持ちでユーリはヨシタカの言うことを聞き、活動することになったのです。

ユーリがカスミの前からいなくなった理由、そして自分自身を消そうとした理由についてもネタバレしていきます。ユーリがカスミの前から消えたのは、彼のついた嘘が許されないと思ったからです。ユーリはカスミへの置手紙でアムロだと嘘をついていたことを謝ります。幼いころから入院していたユーリに初恋なんてありませんでした。ユーリはアムロと出会い、話を聞くことでその感情を知っていきます。

アムロはユーリからカスミの話を聞くうちに、カスミに恋をしたのです。その後退院し、人並みの恋愛はするもののカスミのことは心に残っていました。どうしても会いたくなり、バレッタも預かっていたためカスミの住む街を訪れたのです。ユーリがカスミに嘘をついた理由は2つありました。1つは本当に愛してしまい、アムロだと言えば愛されると思ったため、もう1つはアムロが亡くなったと言えなかったためです。

また、死のうと思っていたのはヨシタカに対する思いもありました。ヨシタカはアムロがいなくなってから変わってしまいました。ユーリは恩を返すため彼に尽くします。それでもヨシタカが戻ることはありませんでした。癌が再発した自分の命は残り少ない、それならゴーストの自分が早くその命を絶ってしまえばヨシタカが自分を取り戻しまたデザインを出来るようになるのではないか、そんな気持ちもあったのです。

ここからは各話毎のネタバレをしていきます。まず1話目のあらすじネタバレです。ユーリが家で仕事をしていると、富裕層向けの配達クリーニング店で働くカスミが訪れます。配達後、駐車場から車を出すのに手こずるカスミの元へユーリがやってきます。代わりに出してあげると言い、助手席に移らせました。無事駐車場から出した後、そのまま運転し続けます。そして次の信号が青ならこのまま出かけようと誘うのでした。

信号は黄色、カスミは中途半端で自分みたいだと思います。そしてそのままその日は別れました。カスミにはつぐみという高校3年生の息子がいます。夫のヨージは数年前に別れていましたが未だにお金をせびってくるためカスミは苦しい生活を送っています。ある日、ランチ中に偶然ユーリに出会いました。ユーリはカスミに運命の人だから、と言いパーティーに誘います。

カスミはその件をヨージの母であるアカリに相談していました。両親のいないカスミにとってアカリは未だによい理解者だったのです。その時『禁じられた遊び』が流れてきました。カスミはその曲の思い出を語ります。14歳の頃、アムロという男の子に出会いました。彼との交流でカスミは元気を取り戻します。しかし、2人で可愛がっていたハロという犬が亡くなってしまいます。2人はお墓を作り、ある約束を交わしました。

アムロは『禁じられた遊び』のオルゴールを贈ります。返すものがないというカスミに、アムロはバレッタを欲しがりました。母の形見であるバレッタは大切なもので、絶対に返してね、また会えるよね、と聞きます。アムロは大人になったら迎えに行くと言い、別れるのでした。その思い出は今もカスミの心の中にあり彼女の支えともなっていたのです。

カスミは、仕事でマホの元を訪れます。顧客であるマホは、カスミをパーティーに誘いました。そのパーティーはユーリからの誘いと同じだったためカスミはマホにその話をします。一瞬険しくなるマホですが、それでも一緒に行こうと誘いました。そして後日、仮装パーティーに変更になったと電話をし、あるキャラクターの指定をしてくるのでした。それをきいたつぐみは辞めた方がいいと止めますがカスミは会場に向かいます。

会場に着くと、招待客は皆正装をしていました。カスミは騙されたと気づきます。いたたまれなくなり帰ろうとするカスミにユーリが気が付き笑います。そしてその格好では寒そうだからとストールを投げてよこしました。カスミはそれを受け取り黙って帰ります。その後、酔いつぶれたユーリはマホとベッドにいました。そしてぼんやりとテーブルの上のケースを見つめます。そこにはあのバレッタが入っていました。

2話目のネタバレです。カスミはユーリにストールを返しますが、意地悪を言うユーリに嵌めたのは彼だと思いカスミは怒って帰ってしまいます。ユーリの元には大きな仕事が舞い込んできました。ユーリはサガリバナをイメージした作品を作ろうとします。そこには師匠のヨシタカも同席し、サポートしていました。そんな中、カスミは彼の部下のカイチから他頼まれていた布を配達しに来ました。しかし、指示にはミスがあったのです。

本当のことを言わず、カスミは謝り通します。ユーリは使い物にならないとその場を離れます。部下のリリから作品の目的を聞いたカスミは他の布地を捜します。そして指示ミスに気が付いたユーリはプリーツであればイメージが合うと言い、カスミはその仕事を引き受けます。現場には2人だけ、プリーツを完成させたカスミは居眠りします。起こされたカスミはその作品を見て涙し、それをぬぐったユーリはキスをしました。

3話のネタバレに入ります。我に返ったカスミはその場を後にします。カスミは配達でマホの元を訪れます。2人の関係が気に入らないマホは、ユーリのものだというジャケットを渡します。その後、ジャケットがないことに気が付いたユーリは怒ります。ルールを守れというユーリに、自分の会社が仕事を与えているのにうぬぼれるなと言い放ち、去っていきました。一方カスミはもうユーリのことは忘れようとしていました。

ユーリは先日のバイト代だとカスミに封筒を渡します。それを返すカスミにデリカシーのないことを言って怒らせてしまったユーリは慌て、デートなどに誘いますがカスミは帰ってしまいます。その後、リリがカスミに会いに行き、誤解を解こうとしデートに行くよう頼みます。デートは成功、ユーリは長く入院していたため人とのコミュニケーションを取るのが苦手だと謝ります。そんなユーリにカスミはアムロの話をするのでした。

4話目のネタバレになります。3話のラスト、ついに2人は結ばれました。しかし、数々の障害が2人の前に現れます。1つ目の障害はヨージです。恥ずかしげもなくお金をせびりに来るヨージはついにつぐみのための大学資金も盗みます。カスミはヨージの借金の額を聞き、返済を手伝うために夜勤の清掃バイトも増やします。そしてとうとう過労で倒れてしまいました。もう1つの障害はマホです。マホは様々な脅しをかけてくるのでした。

そんな状況にカスミは別れを決意します。ユーリは諦められずすがりますが、カスミの決心は変わりません。カスミが仕事にクリーニングの仕事に行くと、ユーリのジャケットから忘れ物が出てきたと封筒を渡されます。封筒の中にはアムロに預けたバレッタが入っていました。カスミは急いでユーリの元へ向かいます。アムロだったのかを問われ、肯定したユーリの胸にカスミは飛び込みました。そして本当に結ばれることになります。

このまま2人はうまくいくのかが気になる5話のネタバレです。マホは正式にユーリから振られ憤ります。そしてカスミの清掃の職場を現れて侮辱します。カスミももう黙ってはいません。言い合う2人は取っ組み合いになりますが、現れたヨージが止めに入ります。そしてヨージは就職が決まったからもう掛け持ちしなくていいとカスミに言うのでした。カスミはクリーニングの仕事だけに戻ります。心配していたユーリも喜びました。

出会った場所を訪れたり、ヨシタカに紹介されたり、2人は順調な付き合いも続けています。一方つぐみもカメ子という自分を盗撮していた女の子と急接近していました。こちらも青春を満喫します。ある日、ユーリはヨシタカとお墓詣りに言っていました。ヨシユキと書かれたお墓の前で俺よりも、お前よりも才能があったと泣き崩れるヨシタカを、ユーリは自分が死ねば良かったんだと抱きしめるのでした。

様々な謎が現れたところで5話目は終わりました。気になる続きをネタバレしていきます。マホの元へある男が訪れます。その男はヨシタカとユーリの作品が似ており、盗作しているのではないかと言います。再度振られたマホは、その腹いせに新聞記者となっていたヨージの元を訪れ盗作疑惑を伝えるのでした。一方、カスミはつぐみにユーリのことを話します。母親思いのつぐみはユーリの元に乗り込みますが彼の思いを知るのでした。

しかし、カスミには不安なことがありました。アムロとユーリは利き手が違うのです。利き手を聞くカスミに、ユーリは右利きだと返しますがその後左手も使って作業をし、どちらも使えると話します。カスミはひとまず安心しますが、ユーリの目には涙が浮かんでいました。後日、アカリの店の掃除をするカスミは偶然アムロの写真を見つけます。そこにはもう1人男の子が写っていました。それを見たカスミの胸はまたざわつき始めます。

最終回前、7話のネタバレです。ユーリは自分の仕事をどんどん引き継いでいました。また、部屋に薬があったことでカスミは癌が再発したのかと心配します。リリに話を聞くも、大丈夫だとなだめられます。ヨシタカの元にある仕事が舞い込んできました。トロフィーのデザインです。その仕事を受けたヨシタカは電話をかけました。相手はユーリでした。大事な仕事だからしっかりやれと伝え、電話を切ります。

ユーリは盗作していたのではなく、ゴーストだったのです。一方、カイチはマホから盗作の記事が出ると聞いていました。本当にそうなのか、ユーリのパソコンを調べます。しかしそこで見つかったのでゴーストをしていた事実でした。週刊誌に盗作の記事が出ることを伝えるも、自分の命はもうないからゴーストのことは言わず、盗作のままにしておいて欲しいとユーリはカイチに頼みます。

カスミもヨージから盗作の話を聞いていました。心配し、ユーリを訪れようとするも最近すれ違っていたこともあり躊躇してしまいます。記事の当日、ユーリからお誕生日おめでとうとメッセージが入りました。話があると伝えるも既読になりません。ユーリの家を訪れるとユーリはおらず手紙だけが残されていました。ここで7話は終わり、最終回は前述のネタバレへと向かいます。

ここからはキャスト情報のネタバレです。主人公の桜井香澄は原田知世さんが演じました。役柄と年齢も近く、大人の上品さに少女のような純粋さを兼ね備えたカスミは原田さんだからこそはまったという感想が多くあります。カスミがとにかく好きという感想も多く出ています。

ダメ男のヨージは小市慢太郎、姑であるアカリは草笛光子さんが演じました。ヨージのダメさにはヤキモキする一方アカリは素晴らしい女性です。離婚後も味方であり相談相手となってくれるアカリのようなお姑さんがほしいという感想もありました。

息子の桜井つぐみは西山潤さんが演じています。母親思いの良い子な高校生です。ネタバレでは多くは触れていませんが、つぐみも苦労した生活を送りながらも素敵な女の子に出会い青春をしていきますので、こちらも必見です。

小沢勇凛は斎藤工さんが演じます。病気やゴーストといった影の部分がありながらも純粋にカスミを想うユーリに多くの視聴者が胸を打たれました。斎藤工さんの色気も存分に出ています。斎藤工さんファンにはおすすめの作品です。

部下のカイチは渋谷謙人さん、リリは大後寿々花が演じました。リリはユーリの思いも知っており、彼が幸せになれるように直接カスミと話し合うなどしています。またカイチもネタバレでは触れませんでしたがマホのことを想っており、彼女の為に行動した結果ゴーストということを知りました。

ユーリをゴーストとして使っていたヨシタカは奥田瑛二さんです。彼も息子の亡くし、失望の中より沿ってくれたユーリに対し歪んだ言動をしています。ユーリが憎いわけではないのですが、死を受け入れられなかった結果、ネタバレで載せた結末を迎えることとなってしまいました。

2人を邪魔するマホは山口紗弥加さんが演じています。夫がいながらもユーリと関係を持ち、カイチにも手を出そうとしました。しかし、仕事が出来てデザイナーという職業を尊敬しているという一面も持っています。ネタバレで触れきれなかったマホの負の感情も必見です。

運命に似た恋の感想もネタバレしていきます。まず、多かったのはストーリーにキュンキュンしたという感想です。一筋縄ではいかない北川悦吏子さん脚本は、展開にドキドキする部分も多くあります。しかし、2人が結ばれるシーンやセリフの数々にキュンキュンし、ネタバレで詳しく解説した最終回などは感動したという感想が多く出ています。

また、斎藤工さんにキュンキュンしたという感想もとても多いです。ネタバレではセリフは詳しく載せていませんが、ユーリのセリフはとても甘いものが多いです。また、演技も自然でネタバレではお伝えしきれない色気もあります。このドラマから斎藤工さんファンになった方もいました。

運命に似た恋のネタバレをしていきましたがいかがでしたでしょうか。大人の純愛ということで、数々の壁がありながらも最終回はハッピーエンドを迎えました。ネタバレでキュンキュンした方は、ドラマではもっとキュンキュンしますのでぜひご覧ください。ネタバレを見ていても楽しめる内容となっています。斎藤工さんの色気も必見です。