【コードギアス】玉城真一郎はギャグキャラ？担当声優が死去して変更された？

コードギアスはサンライズが制作し、2006年から2008年にかけて2クールにわたって放送されたオリジナルSFロボットアニメです。第1クールではコードギアス反逆のルルーシュというタイトルが付けられることとなり、シリアスなロボットアニメとして注目を集めることになり、第2クールではその続編が描かれたコードギアス反逆のルルーシュR2というタイトルが付けられることになりました。

第2クールにわたって放送されたアニメコードギアスは様々な世代に愛されるアニメとなり、他にもコードギアス亡国のアキトやコードギアス反攻のスザクといったスピンオフ作品が多数制作されることになりました。他にもPSPなどのゲームやスマホアプリなども制作されており、今なお多くの人気を博している作品であることからガンダムと同じく日本を代表するロボットアニメとなっています。

またアニメコードギアスは前々からコードギアス反逆のルルーシュR2の続編を制作しており、2019年の2月において続編であるコードギアス復活のルルーシュというタイトルの映画が公開することが決定しました。このコードギアス復活のルルーシュが公開されたことによって、元々のファンはもちろんのこと新たなるファンも獲得し、さらに人気を集める作品となりました。

アニメコードギアスの舞台となったのは神聖ブリタニア帝国が支配する架空の世界です。神聖ブリタニア帝国は世界の大陸を力で支配している帝国であり、その勢いは日本にまで影響を及ぼしてしまいます。そして日本は神聖ブリタニア帝国に惨敗を喫し、神聖ブリタニア帝国に支配されてしまうことになってしまいます。ブリタニア帝国に支配されたことにより、日本は自由・権利・名前を奪われることになってしまいます。

更に日本は「エリア11」という新しい名前を与えられることになり、日本人はイレブンというあだ名で差別されてしまうことになります。この日本の敗戦から7年の月日が経った頃、主人公であるルルーシュはある日C.C.とうなぞの少女に「ギアス」という人に絶対的な命令下せる能力を授かります。このルルーシュという人物はブリタニア帝国の皇太子であり、母をブリタニア皇帝に殺されたことでブリタニア帝国に恨みを抱えていました。

そしてルルーシュはこの絶対服従の力「ギアス」を用い、神聖ブリタニア帝国に復讐をするために反旗を翻します。ルルーシュは黒の騎士団という日本解放を掲げる組織を設立し、カレンや玉城真一郎といった仲間達と共に長く険しい戦乱に満ち溢れた道を歩んでいくことになるのでした。

玉城真一郎はアニメコードギアスにおいて日本解放を目的とする反乱組織黒の騎士団のメンバーの一人です。玉城真一郎は怒りっぽい短気な性格をしており、物語序盤では黒の騎士団を結成したルルーシュであるゼロを疎ましく思っていました。その後ゼロが日本解放のために多くの戦果を挙げて日本を解放していくにつれて玉城真一郎は少しづつゼロに付き従うようになっていきます。

しかし玉城真一郎は特に優秀で優れた能力などは無く、神聖ブリタニア帝国との戦いにおいても主だった戦果を挙げることは一度もありませんでした。まさにロボットアニメにおいて一番最初に戦死するキャラクターといっていい立場の人物です。しかしコードギアスでは特に優れた能力はないものの、人情的な性格をしているおり、黒の騎士団の空気を和ませる重要なキャラクターとなっています。

アニメコードギアスについてどのような作品なのかという基本情報や作品のあらすじ、玉城真一郎が所属する黒の騎士団についてまとめてご紹介しました。本記事の主役である玉城真一郎はシリアスな物語が特徴のコードギアスにおいて唯一のギャグキャラといわれています。では次はなぜコードギアスのギャグキャラといわれているのかその理由についてまとめてご紹介していきます。

玉城真一郎は上述でご紹介した通り短気な性格の持ち主です。この短気な性格のせいか、コードギアスの視聴者からはコードギアスの中で唯一のギャグキャラだといわれています。玉城真一郎は短気な性格のせいで荒っぽい言動をよくし、感情のまま生きているキャラクターです。そのため、戦いにおいてはこの感情にまま動いてしまうせいで出鼻をくじかれてしまうことも多々あります。

この文章だけ見るとただの無能キャラだと思ってしまうのですが、シリアスなシーンが続くコードギアスではこの玉城真一郎の性格が非常に和むものになっており、いなくてはならないキャラクターとなっています。コードギアスの作中で唯一和みを与えてくれるキャラクターである玉城真一郎は多くの視聴者に支持されており、コードギアスのキャラクターで脇役の中でも人気が高い人物となっています。

玉城真一郎は上述の通り短気な性格をしている激情家であるために、戦闘面では一番最初に撃墜されてしまうまさにかませ的なキャラクターとなっています。このことから毎回出撃のたびに最初に撃墜されてしまう玉城真一郎が面白いといわれ、ギャグキャラと化してしまっています。しかしコードギアスでは戦いで戦死する確率が高いのに、毎回生き残る玉城真一郎は非常に運の強いキャラクターといえます。

戦いでは無能っぷりをする玉城真一郎ですが、逆に参謀としての能力はどうでしょうか。残念ながら玉城真一郎は参謀になれるほどの知恵すら持っておらず、まさに無能と呼べる存在です。この戦闘面でも頭脳面でも全く目立つことのない玉城真一郎は黒の騎士団のリーダーでコードギアスの主人公であるルルーシュから最低な評価を受けてしまうことになってしまいます。

コードギアス反逆のルルーシュR2において黒の騎士団のリーダーであるゼロは黒の騎士団のメンバーたちを「175~270」という総合能力値をつけて評価をするシーンがあります。このシーンにおいてゼロは玉城真一郎に「40」という黒の騎士団のメンバーの中で最低の総合能力値を付けられてしまいます。ほかのメンバーと比べるとその差は歴然であり、ある意味黒の騎士団で一番目立っている存在ともいえるでしょう。

総合能力値がとても低い玉城真一郎ですが、持ち前の明るい性格でコードギアスの物語を和ませる役割をしており、コードギアスでも特に愛されているキャラクターです。さらに玉城真一郎は上述で述べた通り一度も戦死することのない運の強さを持っており、コードギアスの物語において最終回まで生き残った数少ないメンバーの一人です。ルルーシュが玉城真一郎を解雇しなかったのはこの運の強さを見抜いていたからではないでしょうか。

玉城真一郎についてコードギアスでギャグキャラ扱いされている理由をご紹介しました。玉城真一郎は無能ともいえるキャラクターですが、誰よりも人情味が溢れる人物であり、多数のファンから愛されているキャラクターです。しかしこの玉城真一郎を演じた声優である田中一成は死去しており、途中で交代となりました。次は交代することになった玉城真一郎の声優についてご紹介していきます。

アニメコードギアスにおいて玉城真一郎の声優を務めたのは日本の男性声優である田中一成です。田中一成は幼いころより声優を目指しており、1991年のOVAアニメ「ウィザードリィ」で声優としてデビューを果たします。そして1992年に初めてのレギュラーとして「まぼろしまぼちゃん」で声優を務め、その後「地獄先生ぬ~べ~」や「封神演義」など数々の有名アニメ作品に出演し、田中一成は一躍人気声優として頭角を現します。

しかし声優の田中一成は2016年に突如倒れてしまい、10月10日に脳幹出血で49歳という若さでこの世を去ります。田中一成は主演予定であったイベントを数多く控えており、さらに声優として出演していたアニメ「ハイキュー！！」が放送してすぐに訪れた悲劇でした。そして田中一成の突然の死に多くのファンや同業者である声優達、アニメの制作スタッフたちから多数の早すぎる別れを惜しむコメントが寄せられることになりました。

声優の田中一成が死去したことにより、コードギアスの玉城真一郎の声優を檜山修之が引き継ぐことになりました。田中一成に代わって新しく玉城真一郎の声優を務めた檜山修之はアーツビジョン所属の声優であり、1989年に放送されたアニメ「かけつゾロリ」のミイラ男役でデビューを飾ります。その後檜山修之は「勇者王ガオガイガー」で主人公を二度務めており、自身の看板作品だと語っていました。

また他にもアニメ「機動戦士ガンダムSEED」や「スーパー戦隊シリーズ」、ゲームの声優や映画の吹き替えなど多数の方面で活躍している声優になります。檜山修之はイケメンや熱血漢といった役を演じるのを得意としており、田中一成から引き継ぐことになったアニメコードギアスの玉城真一郎にぴったりな声優となっています。

アニメコードギアスは戦争がテーマの一つとしている作品となっていることから多数の主要キャラクターが戦いの中命を落とします。しかし上述で何度かご紹介した通り、短気な性格をしている玉城真一郎は数多の戦いで毎回撃墜されるものの死ぬことなく生き残ります。コードギアスでモブキャラが戦いで撃墜されてしまうと、すぐに戦死するのですが、その中でコードギアスの最終回まで生き残ることは極めて珍しいものになっています。

まるで玉城真一郎が生き残ることに何か意味があるのではないかと感じられるものになっています。しかし最後まで生き残った玉城真一郎ですが、結局最後までこれといった活躍をせず、戦果を挙げることができませんでした。何の戦果も挙げることができなかった玉城真一郎はゼロが評価した通り、自分の特徴である無能さを最後まで貫き通したキャラクターとなっています。

アニメコードギアスの後編でルルーシュとシュナイゼルとの戦いの影響によって黒の騎士団であるゼロを黒の騎士団から孤立させることになります。玉城真一郎は当初はゼロに対して胡散臭さを感じ、忌み嫌っていましたが、物語が進むにつれて黒の騎士団で一番ゼロに心酔するようになっていきました。このことによりこのゼロを孤立させるといった行為に玉城真一郎は誰よりも悔しい表情を見せることになります。

その後ゼロであるルルーシュが枢木スザクに殺害されたゼロレクイエムが起こり、玉城真一郎は黒の騎士団を辞めて一般人としての生活を始めます。そして玉城真一郎はあたらしくバーを経営することになります。一般人として普通の終わり方をした玉城真一郎ですが、黒の騎士団で誰よりもゼロを信頼、コードギアスで一番といわれるほどの人情味がある魅力溢れるキャラクターでした。

コードギアスの視聴者の中で、玉城真一郎に寄せられた感想で多く集めたのがゼロに対する態度が急変するのがおもしろいといった感想でした。玉城真一郎は最初ゼロのことを信用せず、短期な性格のせいか暴言を吐いてしまいます。しかしゼロの魅力に魅せられた玉城真一郎はすぐにゼロに対する態度を急変させます。この玉城真一郎の言動と行動の不一致がコードギアスの中でギャグキャラとして扱われている理由にもなっています。

玉城真一郎の声優を務めた田中一成が病気で亡くなってしまうことになり、次の代役が誰になるのかファンは気になっていました。そして田中一成を引き継いで新しく玉城真一郎を演じることになったのは檜山修之でした。檜山修之は上述の通りイケメンや熱血漢のようなキャラクターを多く演じており、玉城真一郎キャラクター性とぴったりだったので、ファンからは違和感がないという高評価を集めました。

本記事ではコードギアスに登場する玉城真一郎について交代することになった声優や玉城真一郎の性格、そして物語のその後などをまとめてご紹介しました。玉城真一郎は無能でありましたが、コードギアスの物語を和ませる唯一のキャラクターとして愛されています。また性格も短気ではあるのですが、だれよりも人情味あふれる人物であり、ゼロのことを誰よりも考えていたキャラクターです。

今新しく映画として公開されているコードギアス復活のルルーシュでも玉城真一郎は登場しており、映画ではアニメとは違い有能な部分であったり、ゼロへの想いが細かく描かれているので玉城真一郎ファンは必見となっています。本記事を読んでコードギアスに登場する玉城真一郎にご興味頂けましたら、是非一度映画コードギアス復活のルルーシュで玉城真一郎の活躍をご覧ください。