妖怪ウォッチのフミちゃんはアニメのヒロイン！かわいいのに下品な汚れキャラ？

今や人気アニメの一つに数えられる「妖怪ウォッチ」の登場人物であり、ヒロインのフミちゃんについてネットでは、「妖怪ウォッチのヒロインなのに下品な汚れキャラ」とも言われています。妖怪ウォッチアニメでは、主人公ケータを始めとする男の子たちからモテモテのフミちゃんの紹介から、下品な汚れキャラと呼ばれる真相を探ってみましょう。

妖怪ウォッチは、テレビ東京系列にて2014年1月から放送が始まった人気アニメシリーズで、子供向けに制作された1話完結のコメディ色が強いギャグアニメです。アニメ妖怪ウォッチでは、ターゲットとなる子供だけでなく、あえて大人にしか分からないパロディ(例:ドラマ金八先生)やジョークを交えた回も制作・放送しており、世代問わず楽しめる新感覚アニメです。

妖怪ウォッチが一躍人気アニメへ成長したのは、登場する妖怪たちにあります。妖怪ウォッチに登場する妖怪は、皆丸みを帯びたかわいいい外見に人間くさい言動を持っています。また、従来は人に害を与える怖い存在であった妖怪が、妖怪ウォッチでは人間と友達になり、時には助け合いながら成長していくストーリーにも、新鮮さが伺えます。

妖怪ウォッチアニメに登場する「妖怪ウォッチ」とは、主人公ケータが持つ腕時計を模した妖怪探索兼召還機械を指します。新種の妖怪は、ケータの妖怪ウォッチによる探索で発見され、発見された妖怪はケータとともだち契約の印に妖怪メダルを渡します。渡された「妖怪メダル」は、ケータがピンチの時に妖怪ウォッチに差し込み、妖怪を召還させるために使用されるアイテムで、妖怪ごとに1枚ずつ持っています。

妖怪ウォッチの関連グッズの一つである妖怪メダルは、子供だけでなく大人の間でも妖怪メダルを収集するコレクターが現れたことから、一時期、全国の販売店舗で品切れが続出する社会現象が起こりました。妖怪ウォッチの人気ぶりはお昼の情報番組にも取り上げられ、現在も大手ネット通販では、妖怪ウォッチ関連グッズのうち妖怪メダルは今も入荷待ちが必要なほど人気を博しています。

妖怪ウォッチの最新作アニメ「妖怪ウォッチシャドウサイド」が2018年4月から放送開始されました。本アニメは、妖怪ウォッチの初代主人公ケータの子供たちが活躍する30年後を舞台に物語は進みます。今も昔も、この世に起こる摩訶不思議な現象は妖怪の仕業であること、そして、人間界に忍び寄る怪しい影の正体を追い求めて妖怪探偵団の始動・そして物語は再び動き出します。

前作「妖怪ウォッチ」から30年後の世界を舞台に物語が展開されるアニメ「妖怪ウォッチシャドウサイド」では、初代主人公・ケータとヒロイン・フミちゃんとの間に生まれた姉弟を主人公に、ケータと共に行動をもとにした妖怪執事・ウイスパーやジバニャン、コマさんなどが引き続き登場します。フミちゃんは、主人公たちの母親として登場し、名前も天野文花に改名しています。

アニメの主人公に思いを寄せられたり、成績優秀かつかわいい外見という、人気アニメの典型的なヒロインのように描かれている妖怪ウォッチのヒロイン・フミちゃんですが、アニメ「妖怪ウォッチ」では、妖怪の仕業によってヒロインらしからぬ下品な言動をするこれまでにない新しいヒロインとしてひそかに人気のあるキャラクターです。そんなフミちゃんの魅力をもっと知ってみませんか。

フミちゃんこと本名・木霊文花（こだまふみか）は、妖怪ウォッチの主人公ケータのクラスメートであり、少し霊感があるポニーテールの髪型が特徴の小学5年生の女の子です。アニメ妖怪ウォッチでは、成績は優秀でかわいい顔立ち、少々天然でありながら優しい心の持ち主であることから、クラスのマドンナ的存在です。そのため、ケータを始めとする多くの男子から好意を寄せられています。

フミちゃんは、2月3日生まれのみずがめ座、身長141cmで、クリームシチューが大好物な女の子です。ピンク色でリボン型のバレッタを愛用しているオシャレな女の子でもあります。妖怪ウォッチの主人公ケータとは、同じさくらニュータウンに住む一人っ子です。自宅ではよくバーベキューを行うことから、ケータと行動を共にする妖怪執事・ウイスパーから「バーベキューキャラ」と認識されています。

妖怪ウォッチのゲーム版、任天堂3DS「妖怪ウォッチ」、シリーズ2作目「元祖/本家」では女主人公に設定されており、プレイヤーがケータまたはフミちゃんのどちらを選ぶことができます。また、少女漫画誌「ちゃお」で連載された漫画版「妖怪ウォッチ」ではフミちゃんを主人公に描かれており、アニメと同様に寛大である反面気まぐれな性格が目立っており、ケータ達にトゲのある発言をするなど、やや腹黒い一面が強調されています。

フミちゃんは、ケータを始めとするクラスメートたちだけでなく、妖怪にも好かれています。フミちゃん自身に霊感が少しだけあることに加え、アニメ妖怪ウォッチでは、普段はケータの家に住むジバニャンがフミちゃんの家に居候しようとする場面や、妖怪・キュウビに至っては、フミちゃんと会う度に言い寄ってくることが多くみられることから、妖怪に好かれやすい体質ではないでしょうか。

アニメ妖怪ウォッチでは、新種の妖怪が登場する前触れとして、妖怪に取りつかれやすいフミちゃんの様子がおかしくなります。フミちゃんの異変に気付いたケータが妖怪ウォッチで探索すると、やはり、とりついた妖怪の仕業であることが判明します。フミちゃんの言動は、初登場する妖怪の特性に合わせているので、妖怪によっては下品な行動に出る回もありました。

フミちゃんの妖怪に好かれやすい体質は、妖怪に取りつかれやすい体質とも捉えることができます。よって、アニメ妖怪ウォッチでは新しい妖怪が出るきっかけでもっとも多いパターンは、妖怪にとりつかれたフミちゃんに異変が起こることです。フミちゃんが妖怪ウォッチアニメのヒロインながら下品な汚れ役と言われるのは、このような場面が多くみられるからでしょう。

アニメ妖怪ウォッチを視聴していて、かわいいヒロインが下品に描かれている場面が多いことから、妖怪の仕業による最大の被害者は妖怪にとりつかれたフミちゃんだと思うでしょう。しかし実際は、好意を寄せるフミちゃんが妖怪にとりつかれた際に見せる下品な言動を目の当たりにし、毎回のようにショックを受けているケータが、妖怪ウォッチの登場人物の中で妖怪の仕業による最大の被害者ではないでしょうか。

アニメ妖怪ウォッチのフミちゃんは、ケータを始めとする人間だけでなく、自称・イケメン妖怪こと「キュウビ」にも好意を持たれています。当初は、ある狙いのためにフミちゃんに近づいたキュウビが、いつの間にかフミちゃんに恋をしてしまいます。憧れのフミちゃんに振り向いてもらおうと必死に頑張る男の子たちの気持ちは、ヒロインに届いているのでしょうか。

今や世代問わず人気が高いアニメ妖怪ウォッチですが、本作のヒロイン・フミちゃんが妖怪にとりつかれた時の下品な言動に、当初、驚きを隠せなかった視聴者が多かったでしょう。妖怪ウォッチのヒロインであり、下品な汚れキャラであるフミちゃんのことも、もっと深堀りしてみましょう。

ある日の授業中、静まり返る教室におならの音が聞こえてきました。犯人を探ろうとケータ・カンチ・クマの3人がけん制し合う中、フミちゃんは顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうしています。フミちゃんの異変に気付いたケータが妖怪ウォッチで探索すると、フミちゃんの近くには妖怪おならず者がいました。フミちゃんのおならは、妖怪の仕業だったのです。

「鼻」も「話し」もとにかく長い妖怪・ナガバナに取りつかれてしまったフミちゃんの口調がいきなり関西弁に変化してしまいます。悠長な関西弁で「浪速のおっちゃん」について熱弁するフミちゃんの話を誰も止められません。普段は、標準語でおっとりした口調のフミちゃんだからこそ、ケータのショックは今回も大きかったでしょう。

妖怪・花さか爺の仕業で、ケータやその周りにいた人間・妖怪とも謎の踊りを始めた時、フミちゃんが視聴者の目を疑うような行動に出ます。それは、愛用のピンクのバレッタを自分の鼻に挟んで踊り始めたのです。ドジョウすくい踊りに使用される割りばしの代用にも感じ取れますが、フミちゃんのこのような行動に出たのも妖怪の仕業なのでしょうか。

妖怪ウォッチでは、フミちゃんは主人公ケータの片思いの相手であり、あるイケメン妖怪にも好意を寄せられています。例えば、イケメン妖怪に「美しい、なんて可憐なんだ！」と口説かれた時は、なぜか赤いバラの花を取り出し、花を褒められたと勘違いしたことがありました。このように、かわいいと評判の天然なフミちゃんに、イケメンのお世辞はどうやら通用しないようです。

妖怪しきるん蛇の仕業で、フミちゃんはケータにあれこれ指図を始めます。いつもならフミちゃんの異変に気付くケータですが、今回は、「フミちゃんになら仕切られたい」となんと二人の結婚生活まで妄想を始めてしまいます。妄想中でもフミちゃんに尻を敷かれ手は喜ぶケータを気持悪がったしきるん蛇が自ら妖怪メダルを置いて逃げていきます。ケータは、妖怪の仕業でフミちゃんに異変が起こったことに気付いていたのでしょうか。

給食中に、ケータの友達の一人クマが変顔を披露します。向かいに座るケータの、今にも吹き出しそうな表情をよそになんと、クマの隣に座っていたフミちゃんが牛乳を噴き出してしまいます。運の悪いことにフミちゃんの向かいに座っていたケータの友達カンチに噴出した牛乳が直撃してしまいます。想定外の出来事に、妖怪ウォッチの世界ならず視聴者でもあ然としたことでしょう。

妖怪・はらおどりに取りつかれてしまい、危うくフミちゃんがクラスメートの前で腹踊りを披露しそうになる場面がありました。その時、異変に気付いたケータによる妖怪ウォッチでの探索で、フミちゃんの腹踊りは未遂に終わりました。しかし、フミちゃんに取りついていた妖怪・はらおどりは、次に、自分を発見したケータに取りついてしまい、腹踊りをさせられてしまいます。

妖怪・おつぼね様に取りつかれてしまったフミちゃんは、掃除をしないで遊んでばかりいるケータ達男子を注意しては、１人不機嫌になっていました。まるで、どこの会社にも一人はいそうなお局様を思わせるような光景に妖怪の仕業であることに気付いていないケータや周りのクラスメートたちは、いつもと様子が違うフミちゃんにタジタジでした。

従来の子供向けのアニメのヒロインと言えば、ドラえもんでいうしずかちゃんのように優しくかわいいキャラクターが多い中で、妖怪ウォッチのヒロイン・フミちゃんの笑いを誘う行動には、毎回笑ってしまいます。このように、可憐なヒロインでありながらギャグまで披露してしまうフミちゃんはネット上で「汚れヒロイン」とも言われています。

妖怪ウォッチのヒロイン・フミちゃんの担当声優は、遠藤綾さんです。遠藤さんは、声優養成所卒業後、2005年に放送されたアニメ「おくさまは女子高生」にてレギュラー出演を果たし、アニメ妖怪ウォッチでは、ヒロイン・フミちゃんの他、妖怪の「コマさん」「コマじろう」の声を担当しています。

妖怪ウォッチの人気キャラクターである、コマさん・コマじろう兄弟は、田舎にあった神社の狛犬に取ついた妖怪です。「～ズラ。」とゆったりした訛りのある口調と、首に巻き付けた唐草模様の風呂敷がチャームポイントです。白い体に青い火の玉が「コマさん」黄色い体に茶色の火の玉が「コマじろう」であり、兄弟そろってソフトクリームが大好物です。

遠藤綾さんが声優を務めるNHKの海外ドラマ「超能力ファミリーサンダーマン」が、NHK・Eテレにて10月から放送開始されます。「超能力ファミリーサンダーマン」とは、それぞれが超能力を持ったサンダーマン一家が巻き起こす騒動をコミカルに描いたコメディドラマです。遠藤さんは、大きなリボンと目がビームが特徴の次女・ノーラ・サンダーマンの吹き替えを担当しています。

従来のアニメヒロインのように、主人公が片思いするかわいい女の子でありながら、ヒロインに似つかわしくないギャグを披露するなど、妖怪ウォッチアニメでは個性が最も強いキャラクターと言えるでしょう。妖怪ウォッチのフミちゃんは、容姿がかわいい・性格も優しいだけではなく、時には視聴者に笑いを誘うこともできるギャグアニメならではの個性的な人物です。

いかがでしたか？今回は妖怪ウォッチのヒロイン、フミちゃんについてご紹介しました。本記事で興味を持った方は、これを機に是非妖怪ウォッチを見てフミちゃんをチェックしてみてください！