傷物語Ⅲ冷血編のあらすじや感想まとめ！結末・評価をネタバレ紹介

本記事では大人気アニメ物語シリーズ「傷物語冷血編」のあらすじをネタバレで紹介します！また傷物語冷血編を視聴した方の感想なども載せていきますので是非ご覧下さい。その他には三部作で構成されている傷物語これまでのあらすじもネタバレでおさらいしていきます。

物語シリーズとは西尾維新によって描かれているシリーズ小説です。第1弾となった「化物語」が2009年にアニメ化されており、その後「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」「オフシーズン」に分けて「傷物語」「恋物語」「終物語」などがアニメ化されています。また小説・アニメだけでなく週刊少年マガジンで漫画化されるなどファンにとても人気のある作品です。

画像は物語シリーズの主人公である阿良々木暦です。阿良々木暦は傷物語で瀕死のキスショットを救うために血を吸わせた事で吸血鬼もどきの人間になっています。普段は私立直江津高校に通っている高校3年生で物語シリーズの中で卒業して大学に進学しています。また高校に入学してからは「人間強度が落ちる」と言って友達を作ろうとしませんでした。その際に羽川翼と出会い仲良くなっていきます。

画像はヴァンパイアとして登場した「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」です。キスショットは500年以上生きているヴァンパイアで深夜に町をうろついていた阿良々木暦と出会い眷属にしています。また傷物語以外の物語シリーズにも登場している人気のキャラクターです。幼女の姿になった際には忍野メメから「忍野忍」という名前を与えられています。

画像は傷物語ヒロインとして登場した羽川翼です。羽川翼は阿良々木暦と同じ私立直江津高校に通っている高校3年生です。学校前で佇んでいた阿良々木暦に話しかけてからだんだんと仲良くなっていきました。また別の物語シリーズでは体が猫になるという怪異の騒動に巻き込まれています。とても物知りなキャラクターとして描かれており口癖は「何でもは知らないわよ、知ってる事だけ」です。

画像は怪異の専門家として登場した忍野メメです。忍野メメは怪異の事を調べながら全国を放浪している人物で直江津市にやってきた事で阿良々木暦と出会いました。また一方的に誰かに肩入れする事はなくあくまで「中立者」として騒動に関わっています。自身が進んで戦闘に関わる事もあまりありませんが、傷物語ではヴァンパイアハンター3人をまとめて制止する戦闘能力を見せています。

傷物語冷血編のあらすじを知る前にまずは鉄血編・熱血編のあらすじをおさらいとして紹介します！大事な部分をピックアップして簡単に記載していきますのでまだ傷物語を視聴していない方も是非ご覧下さい！

傷物語鉄血編は「人間強度が落ちる」という理由で友達を作らない阿良々木暦が羽川翼と出会う事で始まります。羽川翼のパンツを見て興奮した阿良々木暦は深夜にエッチな本を買いに本屋へ向かいました。そこで血まみれになっている「キスショット」というヴァンパイアと出会いました。そして阿良々木暦はキスショットを助けるために血を吸わせましたがいつの間にか気絶しており2日後に目が覚めるのでした。

目が覚めた阿良々木暦は童女の姿になったキスショットの姿を見て自分もヴァンパイアになった事を知ります。その際には忍野メメという人物に出会いキスショットがヴァンパイアハンターに狙われている事も知りました。そのハンターたちはキスショットの手足を持っており、それを取り戻す事ができれば人間に戻れると知った阿良々木暦はキスショットと協力する事にします。こうして傷物語鉄血編は幕を降ろしました。

傷物語熱血編はヴァンパイアハンターの1人と阿良々木暦が戦う所から始まります。ヴァンパイアハンターのドルマツルギーに勝てばキスショットの片足を返してもらえるため阿良々木暦を様々な作戦を考えていました。そしてヴァンパイアになった副産物の腕力を生かして阿良々木暦はドルマツルギーを追い込みました。こうして足を取り戻した阿良々木暦でしたが、本当に人間に戻れるのか疑心暗鬼になってしまいます。

2人のヴァンパイアハンターも倒した阿良々木暦は最後のヴァンパイアハンターであるギロチンカッターと戦う予定でした。そんな中、ギロチンカッターが羽川翼を誘拐してしまいます。それに焦った阿良々木暦が忍野メメに相談したら「人間をやめろ」と言われてしまいます。そして阿良々木暦はヴァンパイアの力を全開にしてギロチンカッターに勝利しましたが、もう自分は人間に戻れない化物になった事を悟るのでした。

ここからは傷物語冷血編のあらすじをネタバレで紹介します！傷物語冷血編は3部作の完結編となる作品です。また化物語が始まった際に謎だったシーンの真相も明らかになっていますので是非ご覧下さい！

冷血編は前作でギロチンカッターに勝利した阿良々木暦がキスショットに残りの体を届けた所から始まります。キスショットの体を取り戻した阿良々木暦は簡単に物事が進み過ぎで釈然としていませんでした。また全盛期のキスショットが3人のヴァンパイアハンターに負けた事に対しても不可解さを感じていました。それを忍野メメに質問すると、忍野メメはバランスを取るためにキスショットの心臓を抜いていたという事が判明します。

キスショットの心臓を取っていた事を阿良々木暦に話して忍野メメは心臓を返しどこかへ行ってしまいました。そして心臓と体を取り戻したキスショットは上機嫌になっており最初にヴァンパイアの眷属にした人間の事を語り始めました。キスショットは過去に1度日本を訪れておりとある戦士を眷属にしていました。ですがその戦士は眷属になるやいなやすぐに自殺していた事が判明します。

自殺した眷属の事を話しながらタイプがまったく違う阿良々木暦の事を面白がってキスショットは笑っていました。またいよいよ阿良々木暦が人間に戻る事になりささやかなパーティーを開く事にしました。そしてコンビニで買い出しに出た阿良々木暦がビルに戻るとそこには人間を食べているキスショットの姿がありました。それを見て阿良々木暦は驚愕し「人間はヴァンパイアの食料でしかない事」を思い知らされました。

阿良々木暦は自分が助けた存在が人殺しという事に気付きキスショットから逃げ出しました。またヴァンパイアハンターこそが人間にとっての正義だとも気付き思い詰めてしまいます。その事を誰かに相談したいと考えた阿良々木暦は羽川翼に連絡を取りました。そして逃げ込んだ倉庫にやってきた羽川翼は阿良々木暦が自殺を考えている事を見抜きます。またそんな姿を見て「キスショットを止められるのはあなただけ」と言いました。

羽川翼にキスショットを止められるのは自分だけだと気付かされた阿良々木暦は戦う事を決意しました。そんな中でも阿良々木暦は冗談で「キスショットの胸に惑わされないように羽川の胸を揉ませてくれ」と言い出します。それを聞いて羽川翼は了承しましたが結局阿良々木暦は手を出さずにキスショットとの戦いの場へと赴いていきました。

阿良々木暦が自分を倒しに来ることに気付いていたキスショットは巨大なスタジアムの中心に立っていました。阿良々木暦が訪れた際には「わしの元に戻れ」と眷属としての務めを果たせようとしましたが阿良々木暦は拒否しました。そして2人の戦いが幕を開けキスショットが阿良々木暦の体を引き裂きました。また阿良々木暦も不死身の体を手に入れているためキスショットに反撃を行い2人は血まみれになりながら戦い続けました。

2人はお互いの腕を引きちぎり首をとばして鮮烈な戦いを繰り広げていました。そこに「何かを見落としている事」に気付いた羽川翼が駆けつけました。キスショットも羽川翼のその考えに気付いて念力で吹き飛ばそうとしましたがそれを阿良々木暦が守っています。そして念力で体をバラバラにされながら阿良々木暦は首だけでキスショットに突進して首に噛みつきエネルギーを吸い取っていきました。

キスショットの首に噛みついた阿良々木暦は血と共にエネルギーを吸い取っていきました。するとだんだんキスショットの体は子供のように変化しキスショットは敗北を悟りました。そしてキスショットは「ここで殺しておかないと人間の命を狙う」と阿良々木暦を挑発しました。ですがトドメを差すことを躊躇ってしまった阿良々木暦は「どうやって人間に戻すつもりだったんだ」とキスショットに質問をぶつけました。

阿良々木暦が質問する中、真意に気付いていた羽川翼はキスショットは初めから殺されるつもりだったのではないかと言いました。そしてキスショットは本心を語り始めます。阿良々木暦がキスショットに初めて会った際には死にたくないと泣き喚いており、死の間際になって死ぬのが怖くなったと言いました。そこで自分を殺してくれる存在を作るために通りかかった阿良々木暦を眷属にしたと本心を曝け出しました。

殺して欲しいと願うキスショットの姿を見ながら「殺す事はできない」と考えていた阿良々木暦は忍野メメの名前を叫びました。するとどこからともなく忍野メメが現れキスショットと結託していた事が判明します。そんな事を知りながら阿良々木暦は「みんなが幸せになる方法」を教えてくれと忍野メメに知恵を借りました。そして忍野メメはキスショットのエネルギーをギリギリまで阿良々木暦が奪う事を提案します。

忍野メメの助言を聞いた阿良々木暦は「無様に生きてくれ」と言いながらキスショットのエネルギーを吸い取っていきました。これによって阿良々木暦が人間に戻る事もなくなり2人は一蓮托生として生きていく事になりました。そして舞台は変わり春休みが終わって学校へ向かう阿良々木暦と羽川翼の姿が描かれています。そこで阿良々木暦はその後に起こった事を羽川翼に話しました。

阿良々木暦は時間が経った事で日光を浴びても大丈夫な体になりました。また学校が終わり放課後に学習塾跡を訪れると少女の姿になったキスショットの姿がありました。キスショットは訪れた阿良々木暦の姿を確認して血を吸い始めました。そして2人はお互いに傷物となった事で傷物語は幕を降ろしました。

傷物語のあらすじを知った後は感想をネタバレで紹介します！物語シリーズはファンがとても多いアニメですので様々な感想が挙がっています。そこから厳選した感想を載せていきますので是非ご覧下さい！

まず傷物語の感想でとても多い意見は「作画が凄い」というものです。あらすじにも紹介していますが冷血編では阿良々木暦とキスショットのバトルが展開しています。その際に2人共も不死身の体を持っているためダメージをまったく気にせず戦っています。そのため次から次へと凄まじい攻撃が行われており迫力満点の作画がされています。この事から傷物語の作画は凄いと話題になっています。

傷物語は作画だけでなく「ストーリーが面白い」という感想もとても多いです。特に阿良々木暦と羽川翼が2人きりになって会話するシーンが人気です。この時の阿良々木暦は思春期の男の子を全開にして羽川翼とやり取りを行っていました。また物語シリーズ特有の心理描写が相変わらず面白いという感想も挙がっています。このように傷物語は作画・ストーリー両方の面でとても面白かったという言われています。

本記事では傷物語冷血編のあらすじ・感想をネタバレで紹介していきましたがいかがだったでしょうか？感想の欄にも記載していますが物語シリーズは物語の重厚さはもちろんの事、バトルシーンの描写が素晴らしいと話題になっているアニメです。また時系列がバラバラに放送されているため全てのピースが繋がった時の爽快感があるアニメという感想も挙げられています。そんな傷物語冷血編を本記事を参考にして楽しんで下さい！