2018年08月18日公開
2018年08月18日更新
チキン・リトルのあらすじをネタバレ紹介!結末や感想・評価は?
「チキン・リトル」はディズニーが3DCGで制作した、長編アニメーション作品です。日本ではあまり有名にならなかったこの映画は、前作にくらべ何故こんなにも反応が得られなかったのか。実は声優に起用されていた有名人とは。「空が落ちてきた」事件の真相とは?ストーリーに隠されたメッセージとは?劇場では公開されなかった裏設定とは?今からでも遅くない、「チキン・リトル」のあらすじや感想、キャラクターの紹介など魅力やネタバレ情報をまとめました。
目次
チキン・リトルのあらすじをネタバレ!感想も紹介!
チキン・リトルという映画をご存知ですか。チキン・リトルは、ディズニー(ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)が制作した、長編アニメーション映画です。チキン・リトルには実は、元ネタがありました。それがこのストーリーの設定にもつながっています。今回はチキン・リトルのあらすじやキャラクター設定、見た人の感想などもまとめます。
チキン・リトルのメインキャラクターを紹介!
チキン・リトルの魅力のひとつは、個性豊かなキャラクター達です。まずあらすじを紹介する前に、チキン・リトルに登場数キャラクターについて紹介します。
弱虫な少年!チキン・リトル
チキン・リトルは本作の主人公です。チキン・リトルはとても体の小さい男の子で、何をやっても失敗ばっかり。そのせいか、いつもマイナス思考で弱気に考えてしまいがちです。心の中には「この性格を変えたい」という思いがいつまでもあるのですが、空回りばかり。味方であるはずのお父さんにも見放されてしまいます。
チキン・リトルの父、バック・クラック
チキン・リトルの父であり、自慢の父であると同時に、あこがれの存在。チキン・リトルとは対照的に、スター性があり、なんでもこなすことが出来ます。息子のことを思ってはいても、世間体を気にするあまり、息子を傷つけてしまいます。父と子のやり取りも、本作の見どころの一つです。登場シーンから通して、チキン・リトルの周りの代表的な「大人」として描かれます。
チキン・リトルのよき理解者、アビー・マラード
本作のヒロイン的存在がアビーです。チキン・リトルの仲間の一人であり、作品中の表情を見る限りでは、チキン・リトルに恋心を抱いています。いつもとぼけた言動をする三枚目的なキャラクターですが、不意に核心を突くような、物語に深みを持たせてくれる存在です。見た目では、愛らしさを一切感じさせない「みにくいアヒルの子」然とした姿ですが、表情や言葉の端々に、年頃の女の子らしさが見え隠れします。
大きな体で気弱なラント
体が小さいチキン・リトルと対照的な、巨大な体のキャラクター、ラント。しかし、とても気が小さく、臆病者です。物語の終盤では、勇気を振り絞って仲間のために一肌脱ぐ、男らしい一面を見ることが出来ます。いつもチキン・リトルを励まし、勇気づける仲間のひとりです。
いつでも陽気なお調子者、フィッシュ
仲間たちの中でも異彩を放つのが、魚のフィッシュ。いつも飄々とした動きで、仲間たちの中でも一種のムードメーカーとなっています。新たに発生した「空のカケラ」事件の真相にたどり着いたのも、フィッシュの突飛な行動があったおかげです。言葉をほとんどしゃべらない分、コミカルでキッレキレの動きがとてもインパクトのある、愛すべきキャラクターです。
チキン・リトルのあらすじを結末までネタバレ!
ここではストーリーのあらすじをまとめています。チキン・リトルが臆病になったのはなぜなのか。父親との関係はなぜ険悪になったのか。ドングリ事件とはいったい。これをみれば、チキン・リトルのストーリーの全貌が分かります。
チキン・リトルのオープニング
町中にサイレンの鐘が鳴り響きます。驚いた街の住民たちは次々にハプニングに見舞われ、大騒動になってしまいます。鐘を鳴らしているのが、主人公でもあるチキン・リトル。「空が落ちてきたー」と住民たちに危険を知らせます。でも、落ちてきたはずの空は見当たりません。『標識と見間違えたのか?』『ドングリが頭に落ちてきたんだろう?』周りの大人たちはまじめに取り合ってくれません。
それどころか、味方であるはずの父親までもが、チキン・リトルの言うことを聞いてくれないんです。自分の主張もできないまま、チキン・リトルはただあきらめるしかありませんでした。
「チキン・リトル」とはイギリスの寓話
日本では聞きなれないのですが、イギリスの寓話として伝わっているもので「チキン・リトル」というものがあります。ネタバレとなってしまいますが、このシーンはまさに寓話「チキン・リトル」をモチーフにしています。「チキン・リトルの寓話」とは、以下のようなお話です。
イギリスの寓話。頭に木の実が落ちてきたのを空が落ちてくると勘違いしたヒヨコの話。転じて悲観論者をさす慣用句としても用いられる。ヘニー・ペニー (Henny Penny) とも。
寓話としては、どうでもない事を悲観して騒ぐ、悲観論者を揶揄するものです。しかし、映画「チキン・リトル」では、寓話のとおり「取るに足らないこと」だと、本気にしてくれない大人たちと、「本当に空が落ちてきたんだ」と主張する、チキン・リトルとが対比して描かれています。
嘘つきな少年、チキン・リトル
チキン・リトルが街で有名になったのは「ドングリ事件」がきっかけでした。それ以来、チキン・リトルは「嘘つき少年」としてからかわれてしまうようになってしまいました。チキン・リトルは、何もうそをつきたかった訳ではありません。しかし、持ち前の気の弱さとドジっ子な性格とで、やることなすことが裏目に出てしまう。それは、作品冒頭の日常シーンでもありとあらゆるところに描かれています。
出典: https://ew.com
ただ登校するだけでも、チキン・リトルにとっては大冒険です。ガムにズボンを取られても、スクールバスに乗り遅れても、チキン・リトルはめげずに学校を目指します。一見、チキン・リトル本人は「気にしてない」風に装っていても、実は内心へこんでいて、傷ついている。視聴者に向けて感情移入をさせる、同調シーンであるとも言えます。
野球での活躍で挽回!
毎日がなかなかうまくいかないチキン・リトルに、名誉を挽回するチャンスが巡ってきます。野球の試合で、なんと、幸運にもチキン・リトルに打順が回ってきたんです。周囲には期待されていないと半ばあきらめつつも、チキン・リトルは勝利の決定打を打つことが出来ました。ここ最近のふさぎ込んだ気持ちも消え、ギクシャクしていた父親との関係も、すっかり改善したように感じられました。
空のかけら、再び
物語が好転しそうだったその時、突然事件が発生します。それは、チキン・リトルたちの目の前で起こりました。空のカケラが剥がれ落ち、頭の上に落ちてきたんです。さんざん、周囲に馬鹿にされた「空のカケラ」の事件は、チキン・リトルにとっても苦い思い出です。しかしその「空のカケラ」は、空想でも嘘でもありませんでした。「空のカケラ」は、エイリアンのUFOの一部だったのです。
エイリアンをやっつけろ!
エイリアンの存在に気づいてしまったチキン・リトルとその仲間たち。自分たちでどうにかしなくては、と勇気を振り絞って立ち上がります。町中を巻き込んでの大騒動の中、チキン・リトルはエイリアンの赤ちゃん、カービーと出会います。実はカービーの存在こそが、今回のエイリアン騒動のきっかけでもあったんです。
エイリアンたちとの対決
行方が分からなくなったカービーを探し、エイリアンたちは街の中を侵攻します。いつもは冴えない仲間たちと協力し合い、エイリアンと渡り合うチキン・リトル。そしてとうとう、エイリアンを追い出すことに成功しました。
欲しかったのは、父親の信頼
いつも周りにからかわれていたチキン・リトルは、一躍街のヒーローになりました。みんなの注目を集めるチキン・リトルは、嬉しさに笑みを浮かべます。しかし、チキン・リトルが本当に欲しかったのは、父親の信頼です。ようやく父・バック・クラックからも認めてもらい、チキン・リトルはようやく、一人前になれた気がしたのでした。
チキン・リトルを見た人の感想・評価を紹介!
チキン・リトルを見た人はどんな感想を持ったのでしょうか?残念ながら、すべてがプラスの印象の感想というわけではありませんでした。ネットでの評判を、ネタバレ情報を含めてまとめてみました。
動きがかわいい!
チキン・リトルだけに限らず、ディズニーの生み出すキャラクターは愛らしく、動きのかわいらしいものが多いです。シンプルな感想です。その中でも、チキン・リトルは小柄な体ながら、大きくてダイナミックな動きをします。そこに注目が集まっているようです。
これもう何回観たかわかんないくらいみた。とにかくあのちょこちょこ具合がかわいいんだよね
チキン・リトルの魅力と言えば、やっぱりその愛らしい動きにあります。体に似合わないほどの大きな道具を扱っているシーンなど、チキン・リトルの注目するべきポイントです。
子供と一緒に楽しめる!
やはりディズニー映画ともいうべきコメントです。友達や恋人ではなく、子供と一緒に見てほしい、そんな意見が上がっていました。
キャラクターがコミカルだし、話も面白い。子供と一緒に楽しめる。
お子さんと一緒に見ることをお勧めするコメントです。最近の「深すぎるディズニー」とは対照的で、ひたすらコミカルに、ひたすらシンプルに作られた映画です。小学生前のお子さんなら、一緒になって楽しんでくれるはずです。
チキン・リトルのあらすじネタバレまとめ!
いかがだったでしょうか。チキン・リトルは、そのほかの作品に比べ、比較的人気は高くはないようでした。公開当時、番組宣伝などもほとんど見かけた記憶がありませんでした。しかし、イギリスの童謡をベースにしていたり、当時としては最高品質のフル3Dで描かれていたり、と、ネタバレ情報や見るべきポイントがたくさんあることが分かりました。気になった方は、ぜひ、見てみてください。