【半妖の夜叉姫】弥勒の声優は保村真！辻谷耕史（犬夜叉シリーズ）から変わった理由は？

今回は犬夜叉シリーズから声優が変わって話題となった半妖の夜叉姫の弥勒に注目しました。弥勒は犬夜叉シリーズの主要キャラクターの1人で、半妖の夜叉姫でも子供たちと共に妖怪と戦うシーンが描かれました。しかしながら犬夜叉シリーズから弥勒の声優が変わっており、多くのファンに衝撃を与えました。そこで半妖の夜叉姫の弥勒について掘り下げ、辻谷耕史からアニメ声優が変わった理由に迫っていきます。

犬夜叉シリーズの主要キャラクターである弥勒のアニメ声優について掘り下げていく前に、まずは半妖の夜叉姫の作品情報を紹介します。半妖の夜叉姫は妖怪の血を引く子供たちの冒険と戦いを描いたアクション・ファンタジー作品です。高橋留美子の漫画が原作の犬夜叉から継承した部分は多いものの、続編ではなく子供世代の新しい物語というコンセプトでオリジナルアニメが制作されました。

最初は犬夜叉の原作者である高橋留美子は否定的でしたが脚本家の隅沢克之を信頼して制作を承諾し、キャラクターデザインという立場で半妖の夜叉姫に携わっています。犬夜叉シリーズと同じ展開にならないよう主人公に犬夜叉と日暮かごめの子供を選ばず、息子の父親超えというテーマを避けるため殺生丸の娘という案を採用しました。また犬夜叉シリーズのキャラクターが沢山登場しており、基本的には同じ声優を起用しています。

人気作品の犬夜叉は2008年で連載を終え、2010年にはアニメシリーズも完結しました。アニメ関係者は犬夜叉の世界観で新たな作品を制作したいと考えていましたが、原作者の高橋留美子が続編を望んでいなかったため長らく企画は保留となっていました。その後脚本家の隅沢克之と制作会社のサンライズ、そして読売テレビプロデューサーの諏訪道彦が構想を練り、高橋留美子の承諾を得て2018年に本格始動しました。

半妖の夜叉姫のキャラクターは犬夜叉の原作者の高橋留美子がデザインしたもので、脚本家の隅沢克之が仕上げた3話までのシナリオからイメージを膨らませました。そして「殺生丸には、娘がいる。」というキャッチコピーでプロモーション活動が行われ、犬夜叉の声優陣が招集されました。2020年10月から放送されたアニメ1期は好評で、2021年10月からはアニメ2期が予定されています。

奈落との戦いを終えて月日は流れ、殺生丸とりんの間に双子の娘が誕生しました。殺生丸は双子を是露から守ろうと森で生活させていましたが、4歳の時に大火事に巻き込まれた末に姉のとわが現代にタイムスリップしてしまいました。その後とわは親戚にあたる日暮草太に保護されて、武道に長けた中学生に成長しました。10年が経過して戦国時代へ戻ることの出来たとわは、妹のせつなと再会して妖怪退治の旅に出ます。

半妖の夜叉姫の弥勒は、妖怪に目を付けられるほどの強い法力を持っている法師です。奈落との戦いが終わり風穴が無くなってからも妖怪退治を続けていましたが、強い妖怪には太刀打ち出来ないと痛感して千日行を開始しました。半妖の夜叉姫では独身時代の不良法師ぶりは影を潜めており、妖怪退治屋として強敵とも戦えるように神通力を習得しようと日々精進しています。

殺生丸の双子の妹であるせつなが暴走した現場に居合わせており、半妖の里の紫織と協力して妖怪の血のたぎりを封印しました。また千日行の最中には、翡翠・とわ・せつなと共闘して饕餮を撃退しています。このように犬夜叉シリーズと同様に半妖の夜叉姫でも活躍している弥勒ですが、声優が変わったことは多くのファンに衝撃を与えました。

犬夜叉シリーズから声優が変わった理由に迫る前に、半妖の夜叉姫の作品情報と弥勒の簡単なプロフィールを説明しました。続いては半妖の夜叉姫で弥勒を担当している保村真の声優情報を紹介します。犬夜叉シリーズの主要キャラクターである弥勒に抜擢された保村真とは、これまでどのようなキャラクターを演じてきた声優なのでしょうか?

半妖の夜叉姫で弥勒役を演じたのは、声優の保村真です。保村真は1975年3月28日生まれで、東京都の出身です。青二塾やDoa The・声優塾でノウハウを学び、辻谷耕史がかつて所属していたシグマ・セブンの声優になりました。犬夜叉シリーズには村人役や金禍役で出演していましたが、半妖の夜叉姫では弥勒役に抜擢されました。

半妖の夜叉姫の弥勒役に抜擢された保村真は、ヘタレからオカマまで幅広い役柄を演じてきた実力者です。ここでは保村真の主な出演作品や、これまで演じてきたキャラクターを紹介します。声優ユニットを組んだりラジオのパーソナリティを務めてきた保村真は、アニメ声優としてどのような作品に出演してきたのでしょうか?

声優の保村真は、2019年に「ゾイドワイルド ZERO」のバズ・カニンガム役を演じています。「ゾイドワイルド」はタカラトミーの玩具をメディアミックスしているシリーズで、令和初のゾイドアニメとして「ゾイドワイルド ZERO」が制作されました。保村真が演じたバズ・カニンガムは、主人公のレオ・コンラッドの相棒です。

声優の保村真は、2012年に「アイカツ!」のジョニー別府役を演じています。「アイカツ!」はバンダイのデータカードダスをメディアミックスしているシリーズで、2016年以降は名前を変えながらリニューアルを繰り返しています。保村真が演じたジョニー別府は、歴代の主人公たちを支えるスターライト学園の教師です。

声優の保村真は、2015年に「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のオインゴ役を演じています。「ジョジョの奇妙な冒険」はジョースター一族の冒険を描いたシリーズで、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」は日本からエジプトの旅路を舞台にした第3部です。保村真が演じたオインゴは、エジプト9栄神の暗示を持つスタンド使いです。

半妖の夜叉姫の作品情報と弥勒の簡単なプロフィール、そして半妖の夜叉姫で弥勒を担当した保村真の声優情報を説明しました。続いては半妖の夜叉姫で弥勒の声優が辻谷耕史から変わった理由に迫っていきます。犬夜叉シリーズの主要キャラクターである弥勒は、どのような理由で辻谷耕史から保村真にアニメ声優が変わってしまったのでしょうか?

半妖の夜叉姫には犬夜叉シリーズのキャラクターが沢山登場しますが、ほとんどの声優が作品の垣根を越えて続投しています。しかしながら主要キャラクターである弥勒の声優は、辻谷耕史から保村真に変わってしまいました。実は辻谷耕史が2018年10月17日に急死していたため、同じ事務所の後輩である保村真が代役に選ばれました。

犬夜叉シリーズで弥勒を演じていたのは、声優の辻谷耕史です。辻谷耕史は1962年4月26日生まれで、東京都の出身です。役者の道を志し芸能界入りしましたが、両立していた声優として注目を集めるようになりました。また2003年からは音響監督としてもアニメ作品に携わっており、声優の立木文彦とバンド活動も行っていました。

犬夜叉シリーズの声優オーディションには参加していませんでしたが、推薦によって弥勒役に抜擢されました。そして2012年には犬夜叉シリーズで共演していた声優の渡辺久美子と再婚しました。50歳を過ぎても精力的に活動していましたが、2018年10月17日に自宅で倒れて脳梗塞により56歳という若さで急逝しました。

劇団所属の舞台俳優だった声優の辻谷耕史は、1980年代後半に「めぞん一刻」や「おぼっちゃまくん」に出演しました。その後1991年の「機動戦士ガンダムF91」のシーブック・アノー役や、1993年の「無責任艦長タイラー」のジャスティ・ウエキ・タイラー役が話題となりました。1995年には「ストリートファイターII V」のリュウ役に抜擢されています。

劇団東演の劇団員だった辻谷耕史は、稽古の合間のアルバイトで学費を稼いで舞台芸術学院を卒業しました。この頃から声優の仕事を受けており、舞台俳優と両立していました。機動戦士ガンダムF91や無責任艦長タイラーに出演したりと声優業は順調でしたが、1993年頃に所属していた劇団が解散してしまいます。

当時既に妻子持ちだった辻谷耕史は、安定した職業に就くために引退を考えていました。そんな最中、無責任艦長タイラーのジャスティ・ウエキ・タイラーが人気アニメキャラクターの1位に選ばれたため芸能界に残留しようと決意しました。そこで声優事務所のシグマ・セブンに所属して、しばらくの間は舞台俳優の仕事を控えて声優業に専念することにしました。

半妖の夜叉姫の弥勒の簡単なプロフィールや担当声優の保村真の出演作品を説明し、犬夜叉シリーズの辻谷耕史からアニメ声優が変わった理由に迫りました。続いては半妖の夜叉姫で活躍している弥勒と珊瑚の子供たちを紹介します。犬夜叉シリーズの主要キャラクターである弥勒と珊瑚から、子供たちはどのような武器や能力を受け継いでいるのでしょうか?

弥勒と珊瑚は3人の子供をもうけており、末っ子が長男の翡翠です。翡翠は母親の珊瑚から雲母と飛来骨を受け継いで、叔父の琥珀が頭領を務めている妖怪退治屋で働いています。母親の珊瑚に似た生真面目な性格をしており、礼儀正しい振る舞いをします。

高額報酬を要求していた父親の弥勒に嫌悪感を抱いており、千日行に明け暮れている様子を臆病者と評しています。琥珀からの指示で弥勒の護衛に赴き、饕餮を迎撃することになりました。そこで弥勒の戦う姿を目の当たりにして、長年抱いていた蟠りが解けました。

長い奈落との戦いを終えて、珊瑚は弥勒との間に双子を授かりました。誕生した双子の娘は金烏・玉兎と名付けられて、妖怪退治屋を生業にしていた両親に育てられました。性格が対照的な明るい金烏とおっとり者の玉兎は姉妹仲が良く、両親や七宝からは2人纏めて「きんぎょ」の愛称で呼ばれています。

姉の金烏は父親の弥勒に似た性格をしており、両親から受け継いだ法力を活かして尼僧になりました。一方の妹の玉兎は妖怪退治屋を引退した母親の珊瑚と共に暮らしており、山寺の麓で退治屋道具を作りながら献身的に両親を支えています。幼少期からおかっぱ頭と瓜二つの容姿は変わっていませんが、成長した金烏と玉兎はそれぞれの道を歩んでいます。

半妖の夜叉姫の弥勒の簡単なプロフィールや担当声優の保村真の出演作品を説明し、犬夜叉シリーズの辻谷耕史からアニメ声優が変わった理由に迫りました。それでは最後に、半妖の夜叉姫の弥勒の声優に関する世間の感想や評価を紹介します。犬夜叉シリーズから弥勒の声優が変わったことに対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは半妖の夜叉姫で弥勒のアニメ声優が変わったことに衝撃を受けたという感想ツイートです。辻谷耕史の訃報は当時ニュースになっていましたが、半妖の夜叉姫を見るまで急死の事実を知らなかったというファンも沢山います。犬夜叉シリーズのその後が見れると楽しみにしていた多くのファンは、主要キャラクターである弥勒のアニメ声優が変わったことに戸惑っていました。

こちらは半妖の夜叉姫の弥勒の声優が変わっていても、許してしまうくらい続編の製作を喜んでいる感想ツイートです。殺生丸の子供たちが活躍するオリジナルアニメの半妖の夜叉姫は、懐かしさを求めた犬夜叉ファンから大きな期待が寄せられていました。そのため犬夜叉シリーズと比較されることも多々あり、弥勒の声優は辻谷耕史の方が良かったという意見も寄せられていました。

こちらは半妖の夜叉姫で弥勒のアニメ声優が変わったことに気付かなかったという感想ツイートです。弥勒のアニメ声優の変更は酷評もありましたが、保村真の声も弥勒のイメージに寄せてあって良いという感想も寄せられています。また違和感がない仕上がりは高い演技力によるものだと、保村真の声優としての評価にも繋がりました。

半妖の夜叉姫の弥勒の担当声優である保村真の出演作品を説明し犬夜叉シリーズの辻谷耕史からアニメ声優が変わった理由に迫りましたが、いかがでしたでしょうか?半妖の夜叉姫には弥勒以外にも、犬夜叉シリーズのキャラクターが沢山登場します。この機会にぜひ、半妖の夜叉姫をご覧になってみてはいかがでしょうか?