【ジョジョ】3部のOVA版とテレビアニメ版の違いは？ストーリーや声優を比較紹介

2021年6月現在、漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でダントツの人気の高さを誇る第3部スターダストクルセイダース。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースはジョースター家とDIOの最後の因縁の戦いが描かれた作品となっており、1992年に連載が終了した後も2021年6月現在まで高い人気を博し続けています。この人気から漫画ジョジョの奇妙な冒険3部は1993年と2000年にOVA化されました。

OVAの発売によって漫画ジョジョの奇妙な冒険3部は更に知名度を高め、2014年の4月から2015年の6月にかけてテレビアニメ化されることになりました。そんな漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメは両方とも非常に高い人気を博しているものの、ストーリーや声優などに大きな違いがあります。本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメについてストーリーや声優といった違いをご紹介していきます。

ではOVAとテレビアニメの声優やストーリーなどの違いについてご紹介していく前に、漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズの第3部スターダストクルセイダースの作品情報をストーリーのあらすじを交えながら簡単にご紹介します。本記事でご紹介するジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースとは1989年から1992年まで｢週刊少年ジャンプ｣で連載された荒木飛呂彦が描く漫画ジョジョシリーズのシーズン3にあたる作品です。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部はシリーズの中で初めてスタンド使い同士の戦いが描かれた作品であり、合計17巻の単行本で完結しています（全シリーズの中で12巻から28巻）。初めてスタンドが描かれた漫画ジョジョの奇妙な冒険3部は全ての登場人物に魅力が詰め込まれており、全シリーズの中で特に高い人気を博してます。この人気から本作はOVAやテレビアニメ以外に、テレビゲームや小説などのメディア展開が行われています。

時は1988年の日本。主人公の空条承太郎はとある悪霊に取り憑かれ、自ら留置場に閉じこもります。実はそれは100年もの歳月を経て復活したDIOに起因しており、空条承太郎は悪霊の正体がスタンドであることを祖父のジョセフから聞かされます。しかしスタンドの発現により、空条承太郎の母親は寝たきりの状態になってしまいます。そこで空条承太郎は仲間達と一族の因縁DIOを倒し、病に伏せる母親を助けようとするのでした。

上述でご紹介した通り、漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースはこれまでOVA化とテレビアニメ化が行われている作品です。しかしOVAとテレビアニメは両方とも漫画を原作にしているものの、ストーリーや声優に大きな違いがあります。ではOVAとテレビアニメはどれほど違いがあるのでしょうか。ここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメの違いについていくつかまとめてご紹介していきます。

まずご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVA版とテレビアニメ版の違いは絵柄です。1993年に発売された漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAはリアルさを追求した劇画タッチな絵柄で描かれています。1990年代のアニメは2021年6月現在と違い、現実の人間に寄せたリアルな絵柄好まれていました。おそらくこの1990年代の流行が理由となり、漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAは劇画タッチな絵柄となったのでしょう。

一方漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメは絵柄が現代風となり、OVAから大きくアニメ感が強くなっています。確かに作画の見やすさだけを見れば、テレビアニメの方がOVAより遙かに上です。しかしOVAはリアルな作画によってキャラクター達の感情や戦闘シーンの迫力が伝わりやすい作品に仕上がっています。そのためOVAは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメと同じく、多数のファンから高く評価されています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメで特に大きく違っているのはストーリーです。確かに3部のOVAとテレビアニメは両方とも漫画を原作にし、制作されています。しかし1993年に発売されたOVAは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のエジプト編だけが描かれました。上述でご紹介した通り、第3部は最初空条承太郎が謎の悪霊に取り憑かれたところから始まります。しかしOVAの最初は空条承太郎とイギーの出会いからです。

そのためOVAは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の前半のストーリーや登場キャラクターが大幅にカットされています。おそらくファンにとってはOVAに物足りなさを感じるかもしれません。一方漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメは原作のストーリーを忠実に再現しているので、原作の変更点が一切ありません。このことから漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメは放送後、OVAを遙かに超える大ヒットを記録しました。

3つ目にご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメの違いは空条承太郎とDIOの最終決戦です。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAは原作のストーリーよりも演出に重きを置いた作品であることが有名となっています。演出に重きを置いたことにより、OVAは原作のストーリーに変更が加えられることになりました。例えば原作漫画には最終決戦でDIOがロードローラーを空条承太郎にぶつけるシーンがあります。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAはロードローラーが変更され、DIOがタンクローリーを空条承太郎にぶつけようとするシーンになっています。これは炎を映して｢ザ・ワールド｣の時間を止める能力を表現するためといわれています。一方テレビアニメは原作を忠実に再現しているため、ロードローラーが描かれました。DIOがロードローラーをぶつけるシーンは原作の名シーンなので、原作ファンはOVAに残念さを感じることでしょう。

ではここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメの声優の違いを比較紹介していきます。上述でご紹介した通り、OVAとテレビアニメはストーリーや作画が大きく違っています。これらに加え、出演している声優が全く違っているため、OVAとテレビアニメは別の作品に見えます。例えばOVA版で主人公の空条承太郎を演じたのは｢機動戦士Zガンダム｣や｢ナルト｣などに出演しているベテラン声優の小杉十郎太です。

空条承太郎の仲間であるジョセフ・ジョースターは2015年に亡くなったベテラン声優の大塚周夫が担当し、花京院典明は｢宇宙戦艦ヤマトⅡ｣の太田健二郎役や｢ドラゴンボール｣の天津飯役で知られる鈴置洋孝が務めています。またポルナレフは声優兼俳優の森功至が演じ、モハメド・アヴドゥルは｢ルパン三世｣や｢妖怪人間ベム｣で知られる小林清志が演じています。一方ラスボスのDIOは吹き替えを中心に活動している田中信夫が演じました。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAは声優陣がほとんどベテランであり、まるで洋画を見ていると感じる作品になっています。一方テレビアニメも実力派若手声優やベテラン声優が数多く出演しているので、OVAに一切負けていません。まずテレビアニメ版で主人公の空条承太郎は｢進撃の巨人シリーズ｣のエルヴィン・スミス役や｢宇宙戦艦ヤマト2199｣の古代進役などで知られている男性声優の小野大輔がキャストを務めています。

ジョセフ・ジョースターは｢ポケットモンスター｣のオーキド博士役や｢テラフォーマーズ｣のアシモフ役などで知られる石塚運昇が担当し、花京院典明は実力派若手声優の平川大輔が演じています。また脇役を多数担当している小松史法がポルナレフを演じ、｢バキ｣のジャック・ハンマー役の三宅健太がモハメド・アヴドゥルを演じました。そしてラスボスのDIOはテレビアニメで大人気男性声優の子安武人がキャストを担当しています。

ではここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の名言及び名セリフをいくつかまとめてご紹介していきます。まずご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の名言及び名セリフは空条承太郎の一番有名な名言です。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の主人公である空条承太郎は冷静沈着で寡黙な性格をしており、あまり口数が多くありません。そんな冷静で寡黙な性格をした空条承太郎は作中内で面倒ごとを解決する度、上記の名言を発します。

空条承太郎が上記の名言を言う際、毎回被っている帽子のつばを下げてかっこいいポーズを決めます。なんと上記の名言は漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のストーリーの中で合計9回登場しています。そのため上記の名言は空条承太郎を代表するかっこいい名言といわれています。2021年6月現在も上記の空条承太郎の名言は高い人気を博しており、TwitterなどのSNSで漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズファンが多用しています。

2つ目にご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の名言は空条承太郎がミドラーとの戦いで発した名言です。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の作中で空条承太郎は｢女教皇｣の暗示を持つスタンド｢ハイプリエステス｣の使い手・ミドラーと戦います。ミドラーとはアヴドゥルも知っている有名な女性スタンド使いであり、空条承太郎がタイプでした。ミドラーは潜水艦にいる空条承太郎一行を襲撃し、彼らが乗る潜水艦を沈没させます。

この時ミドラーは姿を見せず、｢ハイプリエステス｣も物体に化けて姿を消すスタンドでした。そのため潜水艦から脱出した空条承太郎は苦戦し、海底で追い詰められてしまいます。しかし空条承太郎はポルナレフに言われ、上記の名言を発して｢スタープラチナ｣のラッシュ攻撃で｢ハイプリエステス｣とミドラーを撃破しました。上記の名言は追い詰められても冷静な姿と堂々とした姿が表現された空条承太郎のかっこいい名言となっています。

3つ目にご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の名言は空条承太郎が自身を取り巻く女性達に発した名言です。空条承太郎はうるさい女性や馴れ馴れしい女性があまり得意ではありません。そのため漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の序盤で女子高生達に囲まれた空条承太郎は上記の名言を叫び、その場を一蹴しました。ちなみに上記の名言は公式の誤植となっており、漫画ジョジョの奇妙な冒険ファンの間で非常に有名となっています。

4つ目にご紹介する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部の名言はテレンス・T・ダービーに発した空条承太郎の名言です。空条承太郎は読心能力を持つスタンド使い・テレンス・T・ダービーと野球ゲームで勝負した際、ジョセフと協力してイカサマを行います。テレンス・T・ダービーはスタンドで見抜こうとするものの、イカサマの秘密が分かりませんでした。そして空条承太郎は上記の名言を発し、野球ゲームの勝負に勝利を飾ります。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメに関する感想ではOVAが面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAは原作とストーリーに違いがあるものの、演出に重きを置いたことで非常に迫力満点の作品に仕上がっています。この演出の素晴らしさから漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAは非常に高い人気を博しています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメに関する感想ではテレビアニメが面白いといった感想も多く寄せられていました。漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメは原作のストーリーを忠実に再現しているため、漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズを知らない方でも十分楽しめる作品になっています。そのため漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のテレビアニメはOVAと同じく、高い人気を博し続けています。

漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメに関する感想ではテレビアニメよりOVAの方が好きといった感想も多く見受けられました。OVAはテレビアニメ版と作画やストーリーに違いがあります。しかし演出に重きを置いたOVAは声優陣が非常に豪華であり、戦闘シーンの迫力や登場人物の感情などがテレビアニメ版を上回っています。なのでOVAは違いがあれどもテレビアニメに匹敵する人気の高さを誇っています。

本記事では漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメの違いについてご紹介しました。確かに漫画ジョジョの奇妙な冒険3部のOVAとテレビアニメは声優やストーリーなどの違いが存在します。しかし両方とも最後まで楽しめる作品に仕上がっており、2021年6月現在も漫画ジョジョシリーズファンに高い人気を博しています。なのでまだ見たことが無い方は是非一度OVAとテレビアニメの両方をチェックしてみて下さい。