91Daysの最終回(第12話)の結末・感想まとめ!アヴィリオとネロの最後は?

ハードボイルドアクションアニメ「91Days」の最終回となった12話の意味深な結末に関してまとめていきます。「91Days」は、禁酒法時代のアメリカを舞台に繰り広げられる1人の青年の復讐劇が描かれています。そんな暗く重たいストーリーの最終回は、視聴者に委ねられる終わり方として様々な解釈を生みました。そんな結末に関してネタバレや感想を含みながら考察していきます。気になった方はぜひ最後までご覧ください。

91Daysの最終回(第12話)の結末・感想まとめ!アヴィリオとネロの最後は?のイメージ

目次

  1. 91Daysとは?
  2. 91Daysの最終回(12話)結末ネタバレ!アヴィリオとネロの最後は?
  3. 91Daysの最終回の謎をネタバレ考察
  4. 91Daysのアニメ声優一覧
  5. 91Daysの最終回に関する感想や評価
  6. 91Daysの最終回まとめ

91Daysとは?

91Daysの概要

今回のまとめでは、朱夏制作による完全オリジナルテレビアニメ「91Days」の最終回の結末を感想やネタバレを紹介しながら考察していきます。それでは、テレビアニメ「91Days」とは一体どのようなアニメなのか、概要やあらすじについて見ていきましょう。まず、「91Days」は、2016年7月から全12話が放送されていました。監督は鏑木ひろさん、脚本・シリーズ構成は岸本卓さんが手掛けています。

アニメ「91Days」を製作した制作会社朱夏は、テレビアニメ「デュラララ!!×2」シリーズや「夏目友人帳」シリーズなどの制作を手掛ける会社です。「91Days」は朱夏初のオリジナルアニメ―ションとして企画・製作されました。また、テレビアニメでは全12話ですが、テレビ未放送の13話がDVD及びBlu-rayでVOL.7として発売されています。

91Daysのあらすじ

舞台は1920年代、禁酒法時代のアメリカ。主人公のアンジェロ・ラグーザは、目の前でマフィアに家族を殺されたことで、人生は暗くなりました。アンジェロは、アヴィリオ・ブルーノという名前に変え孤独な人生を送っていたのです。事件から数年経ったある日、事件の犯人の名前が書かれた手紙が送られてきました。その手紙をキッカケに、アヴィリオがヴァネッティ・ファミリーに復讐を果たす91日間の物語が描かれています。

91Days

91Daysの最終回(12話)結末ネタバレ!アヴィリオとネロの最後は?

91Daysの最終回のサブタイトル

それでは、テレビアニメ「91Days」の最終回となった12話の結末やアヴィリオとネロの最後などについてネタバレしていきます。まず、最終回となった12話のサブタイトルは「Day12 汚れた空をかいくぐり」というものでした。11話では、「Day11 すべてがむだごと」というサブタイトルで、劇場にいたドン・ガラッシアの席へ乗り込んだアヴィリオがついにをドン・ガラッシアを殺すことに成功します。

騒然とした後に、劇場は銃撃戦となってしまい、最終回へと続く形で終わりました。そんな経緯もあり、12話は悲壮感漂う最終回になることが予想されました。ですが、「汚れた空をかいくぐり」という清々しく終わる予感がするサブタイトルがついたのです。しかし、そのサブタイトルとは裏腹に、復讐を果たしたアヴィリオは、判然としない悶々とした感情が押し寄せてくることになりました。最終回のあらすじを見ていきましょう。

91Daysの最終回のあらすじ

最終回は、劇場での銃撃戦後から始まります。ヴァネッティ・ファミリーを殲滅させるいい機会をくれたアヴィリオを買ったストレーガに、アヴィリオはホテルの一室に匿われることとなりました。ですが、そこにネロが押し入ってきたのです。事の経緯をやっと理解したネロは、手紙で上げられた名前の中で自分だけが生きていることを知り、アヴィリオに問いただし殺意を覚えますが、ひとまず街を出ることにします。

翌日、運転手として雇われたチェロットを置き去りにしたアヴィリオとネロは、2人で逃走を図ることにしました。2人で語らいながら、後悔の念と晴らされない気持ちをネロにぶつけたアヴィリオは、当てもないまま海へと走り出したのです。浜辺につき、アヴィリオは「お前を殺したくなかった」と告げます。その言葉を聞いたネロはアヴィリオに銃口を向けたのです。

決定的瞬間は描かれませんでしたが、ネロは引き金を引いたのです。その後、アヴィリオの描写はなく、ネロが笑みを浮かべながら車を引き返している様子が流れ、エンディングを迎えました。

91Daysの最終回の謎をネタバレ考察

ネタバレ考察①コルテオの描写

釈然としない最終回となった12話の結末の謎について、ネタバレを含めながら考察をしていきます。まず、アヴィリオの幼馴染で親友のコルテオの描写についてです。手紙を貰ったアヴィリオが復讐をすると言った時、コルテオは復讐に関しては制止の姿勢を取っていました。ですが、精神的にも不安定なアヴィリオを肯定するためにも、復讐したらいいのでは?と背中を押したのです。

家族を殺害され、その後は死んだも同然の生活を送っていたアヴィリオは、人としても生きる気力を失っていました。ですが、手紙をキッカケに復讐をするという目標を持ったことで、アヴィリオは息を吹き返したかのように人間らしくなったのです。そんなアヴィリオを見たコルテオは、本当の意味でのアヴィリオの真意を理解していたのか様々な見解がありますが、違法に製造されたお酒を使い復讐に加担することにしました。

この行動は全てアヴィリオの為でした。幼馴染で親友のアヴィリオとコルテオは、”兄弟”という見えない絆で繋がれていたのです。アヴィリオの為を思って行動していたコルテオは、信じ続けていたアヴィリオに殺害されることとなりましたが、この時のコルテオの表情から、アヴィリオに殺されることはアヴィリオが復讐を果たすためには必要だと悟っていたことが窺えます。

ネタバレ考察②ネロはアヴィリオを殺した?

続いて、断定的な描写がなかった最終回で描かれた結末の行方についてです。最終回では、アヴィリオとネロが2人で海辺を歩きながら話をしているシーンが描かれました。なぜ、犯人名簿の中でネロだけが殺されなかったのかという質問を問いただしていた回答が、この海辺で放たれました。その理由というのが、「殺したくなかった」という単純なものでした。

この回答を聞いたのち、ネロはアヴィリオに銃口を向け引き金を引いたのです。アヴィリオを撃った決定的なシーンは描かれなかったことから、結末は視聴者に委ねる形となりました。このため、結末に関する考察は様々な形でされており、ネロがアヴィリオを殺したというものから、ネロは空に銃口を向け最終的にはアヴィリオを殺さなかったという多種多様な結末の解釈があります。このことから、アヴィリオの死は断定はできないのです。

ネタバレ考察③アビィリオは死に場所を探していた?

続いては、アヴィリオは死に場所を探していたのか?という点についてです。最終回で、ネロと共に逃走したアヴィリオは、野宿をしながらお互いの感情を吐きだしました。アヴィリオは、復讐を果たしたことは意味がなかったことだったという後悔の念があることを告白したのです。そして、翌朝、アヴィリオは当てもなくネロを海へと誘います。その時のアヴィリオの表情や行動から、死に場所を探していることが窺えるのです。

そして、ネロと距離を取りながら歩くアヴィリオの背中は、ネロに銃の引き金を引く猶予を与えているかのようにも見えるのです。復讐を果たした後、全てが無駄であったと後悔するアヴィリオは、殺したくなかったネロに自分の命を委ねたのではないか?と考えられます。

ネタバレ考察④アヴィリオが初めて涙を見せるシーン

続いては、アヴィリオが初めて見せた涙のシーンについてです。アヴィリオは、最終回で初めて涙を流しました。アヴィリオは、コルテオを自分の手で殺した時ですら涙を流すことはありませんでした。ですが、最終回でネロと腹を割って話したときに、全てが無駄だと言いながら自分の感情を抑えることをせずに涙を流したのです。復讐だけを生きる糧にしていたアヴィリオは、縋るものがなくなってしまったのです。

ネタバレ考察⑤助手席のパイン缶

続いては、最終回の最後で描かれた助手席のパイン缶についてです。助手席のパイン缶とは、海辺でアヴィリオに銃口を向けた後、来た道を戻るネロと共に描かれたシーンです。このパイン缶については、ノベライズ『小説 91Days 下(PASH!ブックス)』にて、”置き土産”と表現されているのです。このことから、アヴィリオからネロへ生きるバトンが渡されたと考えられます。

ネタバレ考察⑥OPの歌詞

続いて、オープニングの歌詞についてです。テレビアニメ「91Days」のオープニングは、凛として時雨のボーカルであるTKさんのソロ名義「TK from 凛として時雨」の「Signal」です。この「Signal」の歌詞を読むと、アヴィリオの感情とリンクする言葉が多く、「91Days」という作品ととてもマッチしているのです。「君を殺せないから」、「痛み」、「憎しみ」といったアヴィリオ視点での歌詞となっています。

歌詞や楽曲に関するコメントが「TK from 凛として時雨」さんの公式HPにてアップされていますので、気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください。最終回を見た後で、「Signal」の歌詞を見ながら聞くとより一層ストーリーに入り込めるのではないでしょうか?

ネタバレ考察⑦海に向かうシーン

そして、ストーリーのラストへと続く海へと向かうシーンでは、復讐と憎しみに溢れた複雑な関係性であることがまるでないように、どこか吹っ切れた感じを窺わせるシーンが描かれています。このシーンは、これまでのストーリーが暗く翳っていた分、結末が明るくなるかのような予感を感じさせます。

ネタバレ考察⑧最後の海のシーンの意味

ですが、この海へ向かう道中がまるで死亡フラグかのように、海辺ではどこか暗い雰囲気が再び戻ってくるのです。アヴィリオはこの海辺でネロを殺さなかった理由を言いました。これが引き金かのように、ネロはアヴィリオに銃口を向けたのです。この最後のシーンは、結末が視聴者に委ねられる形となるように、1つの終わり方を見せることはありませんでした。そして、意味深な最後のシーンは様々な解釈を生むことになったのです。

91Daysのアニメ声優一覧

アヴィリオ役/近藤隆

続いては、テレビアニメ「91Days」に登場する主なキャラクターの声優を務めた声優を一覧でまとめていきます。まず、「91Days」の主人公であるアヴィリオ・ブルーノの声優を務めたのは、近藤隆さんです。近藤さんは、1979年5月12日生まれの愛知県出身、ビーボに所属する声優、ナレーターです。1999年より声優として活動を始め、以降は様々な作品に参加しています。

そんな近藤隆さんのこれまでの主な出演作は、

  • 家庭教師ヒットマンREBORN!(雲雀恭弥)
  • TYTANIA -タイタニア-(アリアバート・タイタニア)
  • 世界一初恋(小野寺律)
  • DIABOLIK LOVERS(逆巻スバル)

  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(葉山隼人)
  • ツキウタ。 THE ANIMATION(長月夜)
  • Dance with Devils(楚神ウリエ)
  • ID:INVADED イド:インヴェイデッド(白岳仙之介)
  • アイ★チュウ(枢木睦月)などがあります。

ネロ役/江口拓也

続いて、ネロ・ヴァネッティの声優を務めたのは、声優のほか歌手としても活動している江口拓也さんです。江口拓也さんは、1987年5月22日生まれの茨城県出身、81プロデュースに所属しています。「第1回81オーディション」に合格したことで現事務所の養成所に通い、2008年に声優としてデビューをしました。「第6回声優アワード」では新人男優賞を受賞しています。

そんな江口拓也さんのこれまでの主な出演作は、

  • 東のエデン(大杉智)
  • GOSICK -ゴシック-(久城一弥)
  • 妖狐×僕SS(渡狸卍里)
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(比企谷八幡)

  • 俺物語!!(剛田猛男)
  • 虹色デイズ(松永智也)
  • サクラダリセット(中野智樹)
  • アイドリッシュセブン(六弥ナギ)
  • ギヴン(梶秋彦)などがあります。

ヴァンノ役/小野大輔

続いて、ネロの部下であるヴァンノ・クレメンテの声優を務めたのは、声優のほか歌手としても活動している小野大輔さんです。小野大輔さんは、1978年5月4日生まれの高知県出身、フリーとして活動しています。日本大学芸術学部放送学科に通いながら、青二塾に通い、2001年より声優として活動を始めました。「第2回声優アワード」を始めとし、多くの賞を受賞する実力派声優として人気があります。

そんな小野大輔さんのこれまでの主な出演作は、

  • AIR(国崎往人)
  • 涼宮ハルヒの憂鬱(古泉一樹)
  • ひぐらしのなく頃に(赤坂衛)
  • 黒執事(セバスチャン・ミカエリス)

  • うみねこのなく頃に(右代宮戦人)
  • デュラララ!!(平和島静雄)
  • 黒子のバスケ(緑間真太郎)
  • ジョジョの奇妙な冒険シリーズ(空条承太郎)
  • 山田くんと7人の魔女(五十嵐潮)などがあります。

コルテオ役/斉藤壮馬

続いて、コルテオの声優を務めたのは、声優のほか歌手やエッセイストとしても活動している斉藤壮馬さんです。斉藤壮馬さんは、1991年4月22日生まれの山梨県出身、81プロデュースに所属しています。「第2回81オーディション」で優秀賞を受賞、早稲田大学文学部に通いながら声優養成所に所属し、2010年より声優として活動を始めています。「第9回声優アワード」などその他にも様々な賞を受賞する実力派として知られます。

そんな斉藤壮馬さんのこれまでの主な出演作は、

  • アカメが斬る!(タツミ)
  • 残響のテロル(ツエルブ)
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(ヤマギ・ギルマトン)
  • 六花の勇者(アドレット)

  • 活撃 刀剣乱舞(鶴丸国永)
  • キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series(エルメス)
  • ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(ヴィネガー・ドッピオ)
  • あひるの空(常盤時貴)
  • 憂国のモリアーティ(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ)などがあります。

ファンゴ役/津田健次郎

続いて、オルコ・ファミリーの幹部であるファンゴの声優を務めたのは、声優のほか俳優やナレーターとしても活動している津田健次郎さんです。津田健次郎さんは、1971年6月11日生まれの大阪府出身、芸能事務所アミュレートに所属しています。明治大学文学部文学科演劇学を卒業後、1995年より声優として活動を始めています。

そんな津田健次郎さんのこれまでの主な出演作は、

  • 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(海馬瀬人)
  • テニスの王子様(乾貞治)
  • 薄桜鬼(風間千景)
  • TIGER & BUNNY(ファイヤーエンブレム / ネイサン・シーモア)

  • Free!(御子柴清十郎)
  • 初恋モンスター(長澤嵐)
  • ゴールデンカムイ(尾形百之助)
  • バキ(シコルスキー)
  • 呪術廻戦(七海建人)などがあります。

フラテ役/西山宏太朗

続いて、ネロの弟であるフラテ・ヴァネッティの声優を務めたのは、声優のほか歌手としても活動している西山宏太朗さんです。西山宏太朗さんは、1991年10月11日生まれの神奈川県出身、81プロデュースに所属しています。「第3回81オーディション」の特別賞を受賞し、2011年より声優として活動を始めています。「第12回声優アワード」では新人男優賞を受賞し、2020年より歌手としてデビューしました。

そんな西山宏太朗さんのこれまでの主な出演作は、

  • ジュエルペット マジカルチェンジ(雲母朔太郎)
  • 美男高校地球防衛部LOVE!(鬼怒川熱史)
  • TSUKIPRO THE ANIMATION(堀宮英知)
  • 学園ベビーシッターズ(鹿島竜一)

  • B-PROJECT〜絶頂*エモーション〜(寺光唯月)
  • あんさんぶるスターズ!(深海奏汰)
  • A3!(皆木綴)
  • ガイコツ書店員 本田さん(ケンドウ)
  • メジャーセカンド(佐藤光/坂口光)などがあります。

91Daysの最終回に関する感想や評価

感想や評価①涙

続いては、「91Days」の12話に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、上記のものです。「涙なしで見れない」といった感想が多く見受けられました。

感想や評価②泣ける

続いての「91Days」の12話の感想も、涙なしで見れないといった感想でした。「91Days」の12話は、余韻がスゴイといった感想も多くありました。

感想や評価③いろんな解釈

続いての「91Days」の12話の感想は、上記のものになります。いろんな解釈ができ、曖昧さを残したラストが良かったというものでした。

91Daysの最終回まとめ

以上、「91Days」の最終回である12話の結末に関するまとめでした。様々な解釈を持たせた意味深な最後のシーンは、視聴者から沢山の感想があることが窺えました。そして、「91Days」で声優を務めた声優について紹介してきました。サイト内には、「91Days」の声優が出演する他の作品まとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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