【鬼滅の刃】「隠」の後藤さんは鬼殺隊一の常識人？登場回や声優・名言も紹介

「鬼滅の刃」後藤さんは、鬼殺隊の戦闘後の後片付けなどを行う隠に所属する男性キャラクターです。那田蜘蛛山で下弦の伍・累と戦った後、鬼を連れていたことがバレて炭治郎は柱合会議にかけられます。会議場まで炭治郎を運んできたのが、後藤さんでした。「鬼滅の刃」での登場回数は、主要キャラクターに比べ多くはありませんが、優しい人柄から人気があります。

人間を捕食する鬼と戦う少年を主人公とした物語「鬼滅の刃」は、「週刊少年ジャンプ」にて2016年11号から連載が開始されました。2019年4月から9月にかけて、人気声優が起用されufotableが制作に携わったアニメ第1期が放送されます。2020年10月には、アニメ「鬼滅の刃」第1期に続く映画「無限列車編」の公開が予定されています。

貧しい炭焼きの家系に生まれながらも、主人公・炭治郎（アニメ「鬼滅の刃」の声優・花江夏樹）は家族と仲睦まじく幸せに暮らしていました。街に仕事へ出かけて留守にしていた時、家で家族が殺されているのを発見します。

妹・禰󠄀豆子（アニメ「鬼滅の刃」の声優・鬼頭明里）だけは生きていることに気づき、助けるために背負って街を目指しました。しかし、怪我した患部から鬼の血液が入り込んだことにより、彼女は鬼となっていたのでした。

原作で後藤さんは、44話にて初登場を果たしますが、当初は名前が不明でした。名前が判明するのは、少し間をあけて100話からになります。目元以外を覆い隠したデザインの制服のため、詳細な容姿は不明ですが、白目部分に対して小さめの茶色い瞳を持ちます。

年齢は23歳で、炭治郎へのお見舞いの品だったカステラを食べたいという欲求にかられていることから、それなりに甘いものは好きなようです。鬼と戦う鬼殺隊の隊士たちへ純粋に尊敬の念を抱いていました。登場回数はあまり多くなく、登場時はファンから喜ばれています。

「鬼滅の刃」の後藤さんは、登場キャラクターの中でも常識的な人物です。柱合会議に集まった柱たちを気にして炭治郎を起こしたりなど、立場や礼儀もわきまえています。2ヵ月もの間意識を失いようやく目を覚ました炭治郎のことを、カナヲはすぐ周囲に報告しませんでした。この時は、カナヲの方が階級が上であるにも関わらず、みんな心配しているからすぐに知らせるよう注意していました。

「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編の後、鋼鐵塚が研ぎ終わった刀を持ってきた時は、体調が悪そうな彼を気遣い、席を譲っています。鋼鐵塚は、炭治郎の刀を研いでいる間に上弦の伍・玉壺に襲われ、大怪我をしていたのでした。鋼鐵塚は、体の痛さを訴えつつ炭治郎を責める言葉を並べ立てますが、「鬼滅の刃」後藤さんは怪我の具合は炭治郎も負けず劣らずひどいとフォローを入れていました。

アニメ「鬼滅の刃」での初登場シーンは、那田蜘蛛山で戦った隊士たちの手当をする21話でした。兄蜘蛛は、人間を蜘蛛に変える毒を持っていました。蜘蛛になった人間は、髪が抜け落ち知能が低くなり、兄蜘蛛の僕としてこき使われます。被害者の鬼殺隊の隊士も多く、到着した隠たちは、しのぶが作った解毒剤をしのぶが調合した解毒剤を隊士に処方していました。後藤さんは、蜘蛛の毒の解毒剤の威力に関心しています。

一方、原作「鬼滅の刃」では44話「隊律違反」からになります。炭治郎は、那田蜘蛛山で下弦の伍・累に遭遇し、戦いの疲労で動けなくなりますが、義勇に助けられます。しかし、加勢でやってきたその他の隊士に、鬼の禰󠄀豆子を連れていることを知られてしまいました。禰󠄀豆子を担いだ炭治郎は、追ってくるカナヲから逃げますが、踵が頭に直撃し意識を失います。

上からの司令で、炭治郎と禰󠄀豆子は生きたまま捕らえられ、柱合会議にかけられることが決まりました。その時、炭治郎を連れて行ったのが、隠の後藤さんでした。後藤さんは、柱たちが集まったこともあり、まだ意識の戻らない炭治郎を起こします。この時はまだ、名前は不明でした。

原作「鬼滅の刃」44話での登場回後、後藤さんは、100話で本格的に再登場を果たします。原作初登場回の44話の時点で後藤さんの名前は不明で、モブキャラクターと判断した人も多くいました。遊郭に潜んでいた上弦の陸の鬼、堕姫・妓夫太郎を倒した炭治郎は、戦いの疲労と怪我で2ヵ月もの間意識が戻りませんでした。目を覚ました炭治郎に最初に気づいたカナヲは、持っていた花瓶を思わず落としています。

嬉しさのあまり割れた花瓶を片付けることを忘れ、そのまま炭治郎のベッド脇に駆け寄りました。ここで、炭治郎へのお見舞いの品であるカステラを持った後藤さんが廊下を歩きながら登場し、モノローグで自己紹介をしています。後藤さんは、遊郭での戦いの事後処理の仕事も務めたらしく、何かと縁のある炭治郎のことを気にかけているようです。

匂いで目を覚ますかもしれないと考え、カステラを贈ることにしたのでした。炭治郎が療養している部屋を尋ねると、入り口にはカナヲが割った花瓶の破片が散乱しています。すぐに片付けない彼女に少しの苛立ちを覚えながらも、後藤さんはカステラを持ってきたことを伝えました。しかし、意識が戻った炭治郎を見て、すぐに周囲に伝えなかったカナヲに注意し、蝶屋敷の女の子たちを呼びます。

普段は階級の違いを考慮し、カナヲに気を遣っていた後藤さんでしたが、この時ばかりはみんな炭治郎が目覚めないことを心配していたこともあり、珍しく怒っていました。後藤さんと蝶屋敷に住む女の子たちは、炭治郎が無事に目覚めたことを喜びます。炭治郎は、この一週間後に体調も万全に回復しました。キヨからの手紙でこのことを知った後藤さんは、ひどく驚いています。

刀鍛冶での戦い後の「鬼滅の刃」128話も、後藤さんの登場回です。刀鍛治の里にて、炭治郎、禰󠄀豆子、玄弥、蜜璃の4人は上弦の肆・半天狗を、無一郎は上弦の伍・玉壺をそれぞれ倒します。この戦いで、炭治郎は一週間意識を失っていましたが、すぐにたくさん食べることができるようになりました。後藤さんは、療養している炭治郎の元へ見舞いに訪れ、鬼に場所がバレた刀鍛冶の里が移転することになった話などを聞かせてくれました。

柱である蜜璃と無一郎は、3日でほとんど復活したようです。炭治郎は、そんな2人のことを尊敬していると口にしますが、後藤さんは炭治郎も2人の強靭な回復力に近くなっていると、心の中でツッコミを入れていました。刀鍛冶の里で、禰󠄀豆子は太陽の光に当たっても問題ない体質に変化していました。後藤さんは、禰󠄀豆子の状態を炭治郎に聞きますが、はっきりしたことはわからないといいます。

「鬼滅の刃」しのぶが調査してくれているのかという後藤さんの質問に、炭治郎はうっかり内密にしていた珠世の名前を口に出してしまいました。珠世のことを知らない後藤さんは、誰なのか聞き返しますが、炭治郎がむせたのを見てそれどころではなくなり、体調を気にしています。

炭治郎が療養していた蝶屋敷に、刀を研ぎ終わった鋼鐵塚がやってきます。鋼鐵塚は、上弦の伍・玉壺の襲撃によって、身体中に大怪我を追っていました。ひどく苦しそうに呼吸をする彼に、炭治郎のベッド脇に座っていた後藤さんは、席を譲ります。玉壺に攻撃されながらも鋼鐵塚は、炭治郎の刀を研ぎ続けていました。しかし、上弦の肆・半天狗との戦いで、まだ研ぎ終わっていない刀を無一郎が取り上げ、炭治郎に渡します。

当時のことを根に持っていた鋼鐵塚は、炭治郎に恨み言をいい、身体中の痛みを訴えました。そんな鋼鐵塚に後藤さんは、炭治郎も全身骨折していて負けず劣らず大怪我しているとフォローを入れます。しかし、鋼鐵塚は、その言葉に全く聞く耳を持たず、炭治郎に今後みたらし団子を自分に献上し続けるよう要求して帰って行くのでした。

アニメ「鬼滅の刃」で後藤さん役を演じた声優は、古川慎でした。「武装中学生」吉野サトシ役で声優として本格的に活動を開始し、「ガイストクラッシャー」シレン・クォーツハート役で注目を集めるようになります。主要キャラクターを数多く演じてきた人気声優で、後藤さん役の声優が発表された時は、「鬼滅の刃」ファンの間でも話題となりました。

声優・古川慎の代表的な出演作に、「ゴールデンタイム」多田万里役、「精霊使いの剣舞」カゼハヤ・カミト役、「ミカグラ学園組曲」湊川貞松役、「ワンパンマン」サイタマ役、「ちるらんにぶんの壱」藤堂平助役、「orange」須和弘人役、「タブー・タトゥー」赤塚正義役、「将国のアルタイル」ザガノス役、「Dr.STONE」大木大樹役、「この音とまれ!」堺通孝役、「フルーツバスケット」草摩潑春役などがあります。

「鬼滅の刃」の後藤さんは、隠として那田蜘蛛山での戦いの後処理の仕事にかり出されます。炭治郎は、上弦の伍・累に殺されそうになったところを、水柱の義勇に救われました。しかし、蟲柱のしのぶに鬼と化した妹・禰󠄀豆子を連れていることを知られてしまいます。しのぶが禰󠄀豆子を殺そうと追いかけるのを、義勇は止めました。その隙に、炭治郎は、禰󠄀豆子を抱えて逃げ出します。

しかし、後から追いかけてきたカナヲに追いつかれます。刀を禰󠄀豆子に振り下ろそうとするカナヲのマントを後ろに引き、既のところで助けることに成功しました。炭治郎は、カナヲからかかとで頭を蹴られ、気を失います。

そんな中、上から炭治郎と禰󠄀豆子を捕らえて連れて来るよう指令が入りました。隠の後藤さんは、気を失っている炭治郎を捕らえて柱合会議の場まで連れて行きます。柱が集まっているにも関わらず、なかなか目を覚まさない炭治郎に、後藤さんはこの名言を口にしました。

鬼である禰󠄀豆子を連れて歩いていたことが問題となり、炭治郎は柱合会議にかけられることになります。しかし、禰󠄀豆子が人を襲わないことが証明され、2人は処刑されずに済みました。処遇が決まったところで、しのぶは、炭治郎と禰󠄀豆子を自分の蝶屋敷で預かると申し出ます。

隠に2人を連れて行くよう頼んだ際、近くに控えていた後藤さんは、すぐに炭治郎の元に現れ背負って蝶屋敷を目指しました。炭治郎は、産屋敷耀哉のいる屋敷と柱たちの間にいたため、後藤さんはこの名言を口にしながら炭治郎の元へ向かっていました。

「鬼滅の刃」の主人公・炭治郎は、鬼となった妹・禰󠄀豆子を連れていたことが知られ、柱合会議にかけられます。柱たちは、鬼を信用していない者が多く、処刑を支持する意見が多く出されました。そんな中、風柱の実弥は、禰󠄀豆子が入っている木箱に刀を突き立てます。その後、産屋敷耀哉の前で自分の腕を切り、禰󠄀豆子に血を見せました。禰󠄀豆子は顔を背け、実弥を襲うことはしませんでした。

禰󠄀豆子に害がないことが証明され、炭治郎と禰󠄀豆子はしのぶが住まう蝶屋敷でしばらくの間引き取られることになります。後藤さんともう一人の隠は、炭治郎と禰󠄀豆子を連れ、猛ダッシュで蝶屋敷へと向かいました。しかし、後藤さんの背から降りて再び戻ってきた炭治郎は、禰󠄀豆子を刺した実弥に仕返しとして頭突きをしたいと申し出ます。産屋敷耀哉の話の邪魔をしたことに気を悪くした無一郎は、炭治郎に石をぶつけて注意しました。

「鬼滅の刃」の後藤さんともう一人の隠は、何度も土下座して謝罪し、炭治郎と禰󠄀豆子を連れて逃げるようにその場を後にします。蝶屋敷までの道中で、柱を怒らせ怖い思いをした後藤さんともう一人の隠は、それぞれ炭治郎への怒りの言葉を口にします。こちらは、その時の後藤さんの名言になります。必死な形相で謝罪を求められ、炭治郎は素直に2人に謝るのでした。

鬼殺隊であるにも関わらず、鬼になった妹・禰󠄀豆子を連れていた炭治郎は、柱合会議にかけられます。しかし、禰󠄀豆子が人を襲わないことが証明され、2人はしのぶの蝶屋敷でしばらく預かられることになりました。後藤さんは炭治郎を背負い、もう一人の隠は禰󠄀豆子が入った木箱を持って目的地に向かいます。蝶屋敷で働くアオイは、炭治郎を背負った後藤さんを、治療室に案内しました。

そこには、那田蜘蛛山で兄蜘蛛に遭遇し、毒を食らって蜘蛛にされかけ治療を受けている善逸がいました。善逸は、まずい治療薬を飲まなければならないことに駄々をこね、蝶屋敷の女の子を困らせていました。アオイは、善逸を叱りつけ静かにさせます。当初、那田蜘蛛山に入ることを怖がっていた善逸は、炭治郎と伊之助の後に山に入りました。怖いのを押し殺して山に入り怪我をした善逸を、炭治郎は心配します。

炭治郎を見た善逸は、炭治郎を背負っていた後藤さんに抱きつき、兄蜘蛛との戦いやアオイから怒られる愚痴などをぶちまけました。後藤さんは、突然泣きつかれたことに迷惑そうにしながらこの名言を口にします。さらに、泣いた時に出た善逸の大量の鼻水も服につき、焦っていました。

「鬼滅の刃」の炭治郎、善逸、伊之助は、音柱の天元に連れられ、鬼が潜んでいる遊郭に潜入捜査に入ります。遊郭を隠れ蓑にしていた鬼は、上弦の陸・堕姫と妓夫太郎でした。全員大怪我を追い、炭治郎は2ヵ月意識が戻りませんでした。最初に目を覚ましたことに気が付いたのは、カナヲでした。カナヲは、驚きと嬉しさのあまり思わず持っていた花瓶をその場に落としてしまいます。

一方、隠の後藤さんは、炭治郎のお見舞いの品の高級菓子・カステラを持って、彼の治療室を訪れます。しかし、入り口には、散乱した花瓶の破片がありました。片付けず放置しているカナヲに苛立ちを覚えながらも、カステラを持ってきたことを伝えます。しかし、返事をしたのは、意識がようやく戻った炭治郎でした。後藤さんは、この名言を口にしながら、炭治郎が意識を取り戻したことをすぐに伝えなかったカナヲを注意します。

「鬼滅の刃」後藤さんは、作中の貴重なツッコミ役を担います。遊郭での戦いで、伊之助は上弦の陸妓夫太郎の毒を喰らいますが、禰󠄀豆子の血鬼術で解毒され、炭治郎よりも先に意識が戻り元気になりました。しのぶは、伊之助のことを毒が効かないミツアナグマのようだと評します。これに対し、伊之助は自分は不死身なのだと曲解しました。「鬼滅の刃」の後藤さんは、伊之助の解釈にすかさずツッコミを入れています。

「鬼滅の刃」後藤さんは、常識がある上、優しい性格も持ち合わせています。柱合会議が終わり、炭治郎を担いで預かり先となった蝶屋敷に連れて行きました。その時、善逸に鼻水を服にくっつけられていましたが、焦ってはいたものの特に怒るそぶりはありませんでした。さらに、自分よりはるかに強い無惨がカナヲを殺そうとした時は、命を顧みず助けに入ろうともしています。

「鬼滅の刃」後藤さんは、炭治郎と那田蜘蛛山での戦い後に出会い、柱合会議に連れて行っています。その後、遊郭での戦いの後処理の仕事で、再び炭治郎と会いました。鬼と懸命に戦う炭治郎たちのことを尊敬しており、さらに縁もあることから、お見舞いの品に大正時代は高級だったカステラを選んでいます。

これは、鼻が良い炭治郎が匂いで意識を取り戻すかもしれないという気遣いも含まれていました。その後、刀鍛治の里編で怪我をした炭治郎の元へお見舞いに来ており、親睦を深めています。

「鬼滅の刃」の後藤さんは、戦いの後に療養する炭治郎の見舞いに度々訪れています。何かと炭治郎のことを気にかけており、鋼鐵塚に責められている時はさりげなくフォローを入れたこともありました。登場回数は多くありませんが、炭治郎と後藤さんの距離感や、優しく見守ってくれる様子が好きといった「鬼滅の刃」ファンの意見も多くあります。

「鬼滅の刃」の後藤さんは、遊郭で上弦の陸の鬼と戦い、治療を受ける炭治郎の元へ、カステラを持って見舞いに訪れます。刀鍛冶の里編での戦い後も、炭治郎の見舞いにやってきていました。「鬼滅の刃」での登場回数は多くありませんが、2人の関係や会話が和むといった感想も多くあります。

アニメ「鬼滅の刃」で後藤さんの声を演じた声優は、人気声優の古川慎でした。アニメ「鬼滅の刃」は、脇役キャラクターにも豪華声優陣が起用されていることでも知られており、アニメ「鬼滅の刃」後藤さん役の声優が発表された時も驚きの「鬼滅の刃」ファンの声が続出しました。

「鬼滅の刃」の後藤さんは、作中のツッコミ役を担います。2ヵ月もの間意識を失っていた炭治郎がようやく目を冷ました時、カナヲはすぐに周囲に知らせませんでした。登場回では、彼女のぼんやりした対応に怒って突っ込んだり、伊之助の曲解に突っ込んだりなどしています。名言の多さに加え、キレの良いツッコミが面白いといった「鬼滅の刃」ファンの意見も多くありました。

「鬼滅の刃」後藤さんの作中での活躍や魅力、「鬼滅の刃」での登場回、名言などを紹介してきました。ところどころに登場し、的確なツッコミを入れたり、炭治郎のことを気にかけ、見舞いに訪れたりなど優しい性格であり密かな人気があります。