メイドインアビスの2期が制作決定！放送時期や内容の予想をネタバレ解説

ファンタジーな世界観に、かわいいキャラクター達が織りなす冒険活劇を予感させる絵柄、それらを期待してアニメを見ていた人々をいい意味で裏切り、傷跡と共に心に残る作品となったアニメ「メイドインアビス」は、その放送終了後の2017年11月26日に行われたイベント「Deep in アビス語り」にて、いつから放送開始かは書かれていませんでしたが、続編の制作が発表されました。

さらに劇場版メイドインアビス「前編 旅立ちの夜明け」「後編 放浪する黄昏」の上演が2018年の冬に後悔することが決定しています。メイドインアビスアビスの世界は、現実世界と違い、アビスを中心にして発達した文化や食生活が多く紹介されています。ここで、メイドインアビスの2期を前に、メイドインアビスの世界がどのような世界なのかネタバレを交えて紹介します。

メイドインアビスの舞台となるのは、いつから存在するかは不明な孤島にある直径約1000メートル、深さ不明の「アビス」と呼ばれる竪穴です。上からの観測を阻む「力場」と呼ばれている力が存在して、その竪穴の内部には外界とは全く違う特異な生態系と、外界には存在しない特殊な力や効果を持つ「遺物」にあふれています。その遺物を掘り起こして地上に持ち帰る冒険家が「探窟家」と呼ばれています。

主人公の一人、少女のリコは見習いの探窟家「赤笛」です。笛の色によって、アビスで探窟できる深度が違い、見習の赤笛は「深界一層」までしか探窟できません。さらに一人前の蒼笛は深界二層、師範代の月笛は深界四層、達人の黒笛は深界五層まで、そして伝説級と名高いリコが目指す白笛になると深度制限がありません。白笛になるといつまでも降ることができ、主人公のリコはいつ白笛になろうかと計画しているのです。

だがアビスには層を降りるのに垣根など存在しません。見習いの赤笛でも、その気になれば深度制限を無視していつまでも深層へと向かうことができるのです。しかし深度が深くなればなるほど、生態系は狂暴なものになり、見習の赤笛が深界二層に行けば自殺扱いとなって追跡隊も来なくなります。つまり、未熟な者が行っても、捕食者や事故によりいつ死んでもおかしくないのです。

さらにアビスの侵入を拒むのは、捕食者などの生態系に限りません。それよりも厄介なのが、アビスの謎の一つで「アビスの呪い」と呼ばれる「上昇負荷」です。探窟家がアビスの内部から上に登ろうとするとかかる負荷で、その場所が深層であればあるほど、その負荷は生命にかかわるものになります。

上昇負荷は深界一層では軽い目まいと吐き気程度で、子供でも耐えることができます。しかしアビスの深淵に近づけば近づくほど、行動に振病が現れます。深界四層では全身に走る激痛と流血、全感覚の喪失と意識混濁自傷行為になり、深界六層では人間性の喪失もしくは死と致命的なものになります。深界七層以降から戻った者はなく、白笛が深界七層へ行くことを「絶界行(ラストダイブ)」と呼ばれています。

しかし、アビスがいつから存在しているのか、力場やアビスの呪いの謎、多種多様な狂暴な生態系、多くの謎を見せつけて存在するアビスです。それらの全ての「謎」は、危険と、冒険にあふれてた先、「奈落の底」に待ち受けているのです。

白笛に憧れる孤児の一人のリコは、ある日深界一層で探窟中にロボットを拾います。機械など高度な技術な存在しません。そんなロボットを、特別な遺物「奈落の至宝(オーバード)」として、自分の部屋に持ち帰ります。そして、ロボットにレグと名付けて共にいつも憧れていたアビスの謎に挑むのです。

数々の探窟家や原生動物たちとの冒険を繰り広げ、どんどんリコとレグは深層へといどんでいきます。ネタバレを書くと、途中でリコは二度もアビスの呪いにかかり、死にかけます。二度目になると、四層と五層の呪いを併発して、幻覚や幻聴に重ねて全身の穴と言う穴から血を噴出した状態になりました。さらには原生動物の毒により手が手袋が脱がせられないほどの重傷に陥り、一時は呼吸が停止するほどです。

そこに現れたのが、うさ耳がかわいいと評判のモフモフなナナチです。ネタバレになりますが、彼は六層の呪いで「成れの果て」となり、同じく成れの果てのミーティと共にアビスの五層の端で暮らしていました。そこでナナチは、ミーティを元に戻すことができないかわりに、ミーティの遺言通りに成れ果てとなった彼女を殺す方法を探して生きていました。その時に作られた毒や解毒剤や道具が、リコを助けに役立ったのです。

リコを助けてくれた恩を返すために、レグは万感の思いを込めてレグがミーティを文字通りに消滅させます。その後リコは蘇り、リコとの会話の中から、ミーティが彼女を眠りから引きあげたのだと、ナナチは読み取ります。そんなナナチにリコは「私また…あの子に会える気がしたの」と慰めます。ネタバレになりますが、リコは幼少期に深層で遺物の力で蘇った過去があります。単純に『予感』と片づけられる状況ではありません。

「すべての謎は奈落の底にある！」とメイドインアビスの作品のなかで何度も明言されている言葉を胸に、リコとレグはナナチを仲間に加えて、さらなるアビスの深淵へ向かうための準備を始めます。ここまでが、メイドインアビス1期で放送された内容を、ネタバレを交えての紹介でした。

アニメメイドインアビス放送終了後2017年11月26日に開催されたイベント「Deep in アビス語り」にて、続編の制作が発表されました。そのイベントに参加できなかった人たちは、放送した画像を加工したボンドルトによる「是非ともまたお会いしましょう」という言葉と共に「続編制作決定」を知りました。リンク先にその動画があるので、ぜひご覧ください。

放送された1期メイドインアビスでは、ナナチの頼みでミーティを開放してあげ、リコが目覚めたところまででした。原作漫画メイドインアビスでは、単行本の4巻の最初の章「闇からの生還」まででした。ナナチと共に住処を出て、探窟家のリコ、ロボットのレグ、成れ果てのナナチの三人での冒険が再開したところから2期の放送が開始します。

放送が待ち遠しいメイドインアビス2期の予想される序盤を、原作漫画のネタバレも交えて紹介します。ナナチの案内で至るのは、深界四層の中部にある不屈の花園です。そこでは不屈の花（トコシエコウ）の一面の花畑です。

不屈の花園にたどり着いた三人は何者かの悲鳴を聞きつけて、何人かの探窟家が倒れているのを目撃してレグがとっさに駆け付けます。背後で様子を窺っていたナナチは、その中の一人に宿敵ボンドルトの探窟隊「祈手（アブラハンズ）」を見つけます。しかも彼はリコの武器で、母親の遺品の無尽槌を持っています。

ナナチの警告からレグは、彼らと接触をします。アブラハンズは無尽槌をレグに渡し、そして脳に寄生して獲物を生餌に仕立て上げる危険な虫が発生しているためにこの花園は禁域に指定されていること、それを駆除するために自分たちはここにいることを説明します。虫が活動しそうになったために仲間の探窟家もろとも花園を焼き払い、レグへ「すぐ友人のところへ戻れ。黎明卿は君たちの到着を心待ちにしている」と伝えます。

危険な虫から逃れるように花園から離れて、三人はさらに五層の深層に向かいます。そこにはボンドルト（黎明卿）が「前線基地（イドフロント）」と呼ぶ遺跡があります。ボンドルトの実験場に使われてナナチが成れ果てになった場所であり、過去の白笛たちがラストダイブに使ってきた「六層唯一の侵入口」です。

自分たちが行くことを分かっている虎の穴に突入するようなものです。ナナチは「いつから見張られていたのか」と監視の目を警戒しつつ、それでも深層に行くために彼らは向かいます。ここまでがメイドインアビス2期で予想される、放送の序盤のネタバレです。

このようにメイドインアビスアニメ2期は、ボンドルトとの遭遇を中心とした物語が描かれることになるでしょう。1期ではわずかしか出番がなかったボンドルトですが、2期ではどのような活躍をしてくれるか、楽しみだと言った声が多いです。

伝説級の白笛の一人で、「黎明卿新しきボンドルト」と呼ばれています。ボンドルトの声を担当したのは、森川智之さんです。森川智之さんは、ワンピースのエネル、戦刻ナイトブラッドの織田信長、金田一少年の事件簿の明智健悟、ファイナルファンタジー7シリーズのセフィロス、またクレヨンしんちゃんで野原ひろし役の声優藤原啓治さんが病気療養で休業した際の代役として勤めたことがあるかなりの実力派有名声優です。

ボンドルトは、かなり危険な人物らしく、作品の中ではたびたびその危険性について語られています。まず最初に同じ白笛からは「筋金入りの外道」、次にはっきりと表現されたのはナナチの口からです。孤児を集めて数々の実験を繰り返して消費していくのです。ナナチと相棒のミーティは、アビスの呪いを解明する実験の結果、成れ果てになってしまったのです。レグもメイドインアビスの作品の中で彼のことを度し難いと表現していました。

さらに先の放送ネタバレを踏まえますと、黒笛からは「あいつはやべえぞ。怪物だ」との評価からはじまり、ボンドルトの今までの輝かしい探窟家の歴史を語られます。しかしその裏で、羽虫の発生源が水だと分かれば猛毒を流し、探窟ルートに邪魔な動植物を焼き払い、周りに誰がいようがお構いなしに周辺環境ごと根絶やしにしてきました。

海外では罪状不明の指名手配にされている彼は、賞金首に狙われていますが、何人もの賞金稼ぎが行方不明になっているのです。そんなボンドルトに黒笛が会った時の印象は、狂気に触れた探窟家などではなく「得体のしれない何かが、仮面かぶってヒトの真似事をしている。奈落に怪物がいるとするなら、おそらくああいうのを言うんだ」といったおぞましい感想でした。

レグが言う彼の『度し難い』ぶりは、メイドインアビス2期でもさらに克明に描かれるでしょう。もしかすると、メイドインアビス2期はアニメ放送表現規制と制作陣との戦いにもなる可能性があります。もし、アニメ2期放送よりも早くボンドルトの度し難ぶりを見たい、またはアニメ2期が放送の規制によりぼやかした表現になっているのをはっきりと見たいと思うのならば、原作漫画メイドインアビスでチェックしましょう。

メイドインアビス2期について、2018年初夏現在いまだにいつ放送されるか発表されていません。しかしはっきりとした発表があり、そしてそれらを覆す放送中止の発表はされていません。

なので、メイドインアビス2期がいつから放送されるのかを予想するファン達がいます。アニメを放送が完成するまでにかなりの労力と時間が必要です。そこから逆算すると、2018年の秋か冬に放送される可能性が高いです。

さらにメイドインアビスは2018年に劇場版前後編を冬に公開することが決定しています。もし、商業的にメイドインアビスの放送を計画するのなら、前編後編が劇場版公開して下地を作り、満を持してメイドインアビス2期を放送するでしょう。よって、2018年冬の確率が高いです。

メイドインアビス2期は、レグが「度し難い」と評価するボンドルトが主軸になるために、その表現は過激なものとなります。もしアニメの規制表現に引っかかった場合は、地上波放送をとりやめて劇場版で公開される場合も考えられます。「もしも2期が劇場版ならば、そのときは、地上波ではできない表現をぞんぶんにしていただきたい」といった希望がある方もいます。

メイドインアビスのファンタジックな世界観は、日本人以外にグローバルな人気を博しました。海外では放送され、動画配信サービスで公開され、さらに各国に翻訳された電子書籍版も販売されています。そんな海外のファン達も、2期の作成決定には大喜びをしました。

これからも続々と作品が描かれるメイドインアビス2期を前にして、動画配信サービスで1期の放送のおさらいをする、原作漫画メイドインアビスを購入して読む、などをしてみてはいかがでしょうか？

その可愛らしい絵柄の裏にはっきりと描かれる過酷な生存競争や、不思議な遺物の数々、アビスの謎、リコとレグとナナチ三人が冒険する様子を一緒にワクワクしながら楽しんでみましょう。