HERO MASKのあらすじと感想まとめ！続編のアニメ2期制作の可能性は？

2018年12月3日よりNetflixにて世界同時配信されたアニメ「HERO MASK」。ネタバレあらすじやアニメ2期制作の話題に入る前に、まずはHERO MASKの概要を紹介します。

物語は、刑務所から脱走した囚人と刑事が再会するシーンで幕を開けます。刑事の名は、特殊犯罪を専門に扱う警察組織SSCに所属するジェームズ・ブラッド。数多くの事件で実績を上げてきたジェームズを中心とした捜査陣と、MASKと呼ばれる未知の犯罪組織との戦いを描くサスペンス・アニメとなっています。

スタジオぴえろ制作のもと、監督はHUNTER×HUNTERで助監督を務めた青木弘安が、キャラクターデザインにはクレヨンしんちゃんの動画制作で知られる片桐貴悠、音楽は加藤久貴が担当しています。

本記事のメインテーマであるネタバレあらすじやアニメ2期制作の話題の前に、まずはHERO MASKの予告編動画をご覧いただきましょう。全体のあらすじや2期への繋がりはわかりませんが、アニメの雰囲気はつかめたのではないでしょうか？

それでは、早速メインテーマであるネタバレあらすじに移ってまいります。最初に紹介するネタバレあらすじは、主人公ジェームズ・ブラッドの恩人である検察官モニカの死亡に関することです。

主人公はSSCに所属するベテラン刑事ジェームズ・ブラッド。腕利きなのは誰しも認めるところでしたが、型破りな行動が玉に瑕でした。扱っていた事件が解決し、デスクで佇むジェームズ・ブラッドのもとに悲報が届きます。それは、彼の恩人でもあった検察官・モニカ・キャンベルが死亡したという知らせでした。しかもモニカの死は病気によるものではなく、誰かに命を奪われた可能性があるとの事。

恩人の死因を究明すべく捜査を開始するジェームズ・ブラッド。そんな彼の前に、ある意外な人物が姿を現わします。その意外な人物とは、ジェームズがかつて逮捕したグリムという男でした。

次にお届けするHERO MASKのネタバレあらすじは、グリムが持っていたマスクについてです。突然現れた男、グリムは手にマスクを持って立っていました。この後の物語の鍵を握る不思議なマスク。判明しているのは、装着することによって顔を変えることができることや超回復という能力を得ることができるという事。こうした事実から、マスクには人間の持つ能力を増強させる機能が備わっていると推測されます。

その他にもマスクの機能はありました。かなりの重傷を負っても立ちどころに完治させてしまったり、驚くべき能力を発揮するこのマスク。しかし、マスクが持っているのは、いい面ばかりではありませんでした。マスクによる超回復を遂げた後には、急激な老衰という副作用が待っていました。

まだまだ謎の多い物体ですが、HERO MASKを語る上で、重要なキーワードであることには違いありません。以上がHERO MASKのネタバレあらすじ紹介となります。

あらすじの概要を紹介しましたので、ここからはHERO MASK続編アニメとなる2期制作の可能性を探っていきます。まずは、パート1の終わり方に注目してみましょう。最終話である第15話を見て、全てがわかった、留飲を下げたと言う方がどれだけいるでしょうか？おそらく多くの方がこれで終わりかと、スッキリしないものを感じたのではないでしょうか？

物語の進行に伴い生じた謎の多くが解決されないまま残されています。伏線と思われるでき事もほとんどが回収されていないままです。かと言って視聴者に与える効果を考えて、意図的に余韻を残して終わろうとしているわけでもなさそうです。もちろん手抜きをしていることもないでしょう。

実はこうした手法は、特に海外ドラマでよく目にすることができます。キャラクターの描写とそこから発生する事件や敵対する組織の闇など、海外のヒットドラマの演出をある程度参考にしているのではないでしょうか？海外ドラマでは人気に応じてシリーズ化し、シーズンを重ねていくのが普通です。

例えば、大人気シリーズ「ビッグバン★セオリー」はシーズン11、「24 -TWENTY FOUR-」はシーズン9まで続きました。24 -TWENTY FOUR-シーズン5は、主人公のジャック・バウアーが中国政府に拉致・監禁されたところで終了、シーズン6制作を前提とした構成になっていました。

HERO MASKの話に戻りますと、パート1・15話で描かれたのはあくまでも物語全体の導入部であり、解明されていない謎や伏線は今後漸次明らかになっていくことでしょう。しつこいようですが海外ドラマの例を援用すると、後のシリーズに興味をそそるネタを残しておき、視聴者は次のシリーズを心待ちにするという展開はよくあることです。

HERO MASKで言いますと、マスクの謎や売却された会社に残されていた情報、ジェームズ・ブラッドのかつての相棒・ハリー・クレイトンが意図していた事、さらにはジェームズ・ブラッドとサラ・シンクレアの関係性等々、次シーズンのお楽しみとなるわけです。

海外のHERO MASKファンもアニメ2期制作についてはとても気になるようで、SNS上でも2期制作は必ずあるという意見が大勢を占めていたようです。では2期の制作・放映はいつあるのか？という事ですが、まだ正式なインフォメーションはありません。

ただスタッフ側はやる気満々のようです。それは、前項で説明したように丁寧な描写を重ねてきたパート1が、本当にこれからというところでプツンと終わっていたからです。2期をやるかどうか確定していなければ、やらないことも想定してある程度区切りの付くところまでストーリーを進めたはずだからです。以上の点から考えると、パート2である2期の構想はすでに固まっていると考えるのが自然でしょう。

アニメ2期制作の可能性について、最も気になるのはパート2の放送時期はいつになるのか？ということでしょう。海外のHERO MASKファンも同様のようで、ネットではこの話題で持ちきりのようです。その意見を集約すると2期制作は必ずあるということでした。

前項でのスタッフの件から考えても、2期制作は最初から想定されていたと考えるのが妥当ではないでしょうか？とは言え制作期間も必要でしょうから、早くても2019年春以降という線が確実でしょう。ただ2期制作・配信が確実と見る向きが大勢です。期待して待つこととしましょう。

ネタバレあらすじ、2期制作についての経緯の紹介に続いて、アニメHERO MASKに潜む謎についてネタバレで考察していきます。まずは、物語の重要なアイテムでありながら全容が明らされず謎のままとなっていたマスクについて。マスクには前述のように顔を変える機能と超回復能力がありました。マスクは装着することで人間の内側から力を引き出しているように見えます。

元SSCの捜査官のハリー・クレイトンが手に入れたがっていたことから、利用価値が大きいこともわかります。例えば、潜入捜査や緊急治療など容易にできてしまうでしょう。ただ何のためにこのマスクが作られたのかなど謎は残されています。

次のネタバレ考察は、パート1で黒幕として登場したスティーブン・マートランドについてになります。15話終盤でリタイアしてしまったスティーブン。この時、引っかかる言葉を口にしたり怪しい行動を取ったりしていました。

HERO MASKのヒロインで検察官のサラ・シンクレアは、このスティーブンの過去について調査していました。そして、スティーブンがある時期を境に、経営するライブ・コーポレーションの舵取りを急に変えたことに気づきます。

さらに土壇場でパスポートを燃やすという異常行動を取ります。おそらく外国への逃亡を図ろうとしていたと考えられます。何から逃げるためでしょうか？その辺りの事情は謎に包まれていて推し量る術もありません。

こうした事実と変装ができるマスクの存在を考え合わせると、ある仮説が浮かび上がります。それは、ある時期に何者かがマスクを使ってスティーブンに変装したのです。つまり、ライブ・コーポレーションの経営方針を変更した時のスティーブン・マートランドは別人だったということです。いくらマスクの機能で寸分違わぬ外見を手に入れたからと言って、中身までコピーすることはできません。

身近な人にはボロが出てしまうことでしょう。しかし、最終話ではスティーブンの会社のメンバーは、すでにライブ・コーポレーションにはいなくなっていましたからそうした素性がバレる心配もありません。もしかすると、スティーブンはマスク開発に関わっていたのかも知れません。

さらにもう一つ不自然なのことは、事故を起こした飛行機が墜落するのを警察官リチャード・バーナーが目撃していた事実です。あるいはスティーブンはチリャードの策略によって消されたのかも知れません。いずれにしても、多くの謎に包まれていたスティーブンが意味もなく事故で死亡するとは考えにくいでしょう。

次にアニメHERO MASKの声優キャストを紹介します。最初に紹介するのは、主人公ジェームズ・ブラッド役の声優・加瀬康之（かせやすゆき）。1971年3月14日東京都大田区に生まれた加瀬は、2019年11月現在48歳。

東京アナウンス学院放送声優科卒業後、1993年江崎プロダクション付属養成所に入所。その後マウスプロモーション、フリーを経て、2007年大沢事務所所属となりました。

洋画・海外ドラマでの吹き替えをはじめとして、アニメなど幅広く活躍しています。洋画吹き替えでは「ダ・ヴィンチ・コード」シラス役のポール・ベタニーやX-MENシリーズのライアン・レイノルズ、レオナルド・ディカプリオなどの声を担当しています。

• 1999年 トラブルチョコレート（トリュフ）
• 2003年 NARUTO -ナルト-（カンクロウ）
• 2008年 イナズマイレブン（-2012年、染岡竜吾ほか）
• 2014年 ナノ・インベーダーズ（アレク）
• 2015年 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER（犀川創平[12]）
• 2017年 進撃の巨人（ゲルガー）
• 2018年 ONE PIECE（-2019年、モルガンズ）

続いて紹介するのは、検察官でもあるヒロインサラ・シンクレア役の声優・甲斐田裕子（かいだゆうこ）です。1980年1月14日神奈川県川崎市に生まれた甲斐田裕子は、2019年11月現在39歳の声優で舞台女優。身長は167㎝と長身で、現在は賢プロダクションに所属しています。

中学生の時、友人の誘いで演劇部に入ります。学園祭での上演で教師に演技を褒められたことから演じることを楽しいと思うようになったと言います。その後、専門学校・東京メディアアカデミーの声優ボーカル科に入学。2000年、海外ドラマ「シナリオライターは君だ!」で声優デビューを飾りました。翌2001年には「ジーンシャフト」で主人公の友人ソフィア・ガルガリン役を演じ、レギュラーの座を射とめます。

また、アメリカ映画「プリティ・プリンセス」では、アン・ハサウェイ演じる主人公アミーリア・サーモポリスの吹き替えを担当。以降、洋画の吹き替えを中心に活動し、キャリアを築いていきました。

一方アニメでは、「ガンダムUC」のマリーダ・クルス役や「一騎当千」の呂蒙子明役など冷静で強い女性のキャラクターを演じ、高い評価を受けています。また、舞台女優としても活躍、夏の世の夢やハムレットなどシェイクスピア作品に多数出演しています。2019年には、第13回声優アワードで外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

• 2003年 一騎当千（-2010年、呂蒙子明）
• 2005年 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT（生駒祐未）
• 2006年 ガラスの艦隊（ミシェル＝アシール＝ヴォルバン＝ド＝カベル[7]）
• 2008年 とらドラ!（狩野すみれ）
• 2009年 銀魂（-2018年、月詠）
• 2014年 黒執事 Book of Circus（ビースト）
• 2015年 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER（真賀田未来ほか）
• 2016年 機動戦士ガンダムUC RE:0096（マリーダ・クルス）
• 2017年 カブキブ!（浅葱芳）
• 2018年 閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇（奈楽）

続いて紹介するアニメHERO MASKの声優は、マスク事件の鍵を握る少女、ティナ・ハースト役の嶋村侑です。1985年4月18日東京都に生まれた嶋村侑は、2019年11月現在34歳の女性で、賢プロダクションに所属しています。

俳優・声優事務所、オフィス薫に入所し、2005年にインターネットテレビで配信されたWebアニメ「リーンの翼」のヒロイン・リュクス・サコミズ役で声優デビューを飾ります。その後、2008年所属していたオフィス薫を退所すると、現在の賢プロダクションに入所しました。

アニメ代表作としては、「機動戦士ガンダムAGE」でのミレース・アロイ、フリット・アスノ幼少期の役、「進撃の巨人」のアニ・レオンハート役、「Go!プリンセスプリキュア」での春野はるか、キュアフローラ役、「ポケットモンスター・サン&ムーンミヅキ」のアシマリ役などがあります。

• 2008年 我が家のお稲荷さま。（高上透）
• 2011年 機動戦士ガンダムAGE（ミレース・アロイほか）
• 2013年 進撃の巨人（-2019年、アニ・レオンハート）
• 2015年 Go!プリンセスプリキュア（-2016年、春野はるかほか）
• 2016年 文豪ストレイドッグス（-2019年、与謝野晶子） 
• 2017年 デジモンユニバース アプリモンスターズ（オフモンほか）
• 2018年 寄宿学校のジュリエット（シャルトリュー・ウェスティアほか）

最後に紹介するアニメHERO MASKの声優は、レノックス・ギャラガー役の森田順平（もりたじゅんぺい）です。1954年8月1日福岡県北九州市に生まれた森田は、文学座出身で現在はマウスプロモーションに所属。俳優として有名ですが、声優やナレーターとしても活躍する65歳。

日本大学芸術学部演劇学科を卒業した森田順平は、1979年「3年B組金八先生」乾友彦役に抜擢され以来30年に渡りこの役を演じ続けてきました。1998年現在の事務所に入所してからは、声優としても活動。イギリスの人気俳優ヒュー・グラントをはじめマシュー・マコノヒーやヴァンサン・カッセル、コリン・ファース、ブルース・グリーンウッドなどの吹き替えを行っています。

アニメの声優としては、急逝した納谷六朗の後を受けて「クレヨンしんちゃん」の園長先生（高倉文太）役をはじめとして多数の作品に出演しています。

• 1999年 キョロちゃん（-2001年、グリグリ警部ほか） 
• 2005年 タイドライン・ブルー（ブランタイル）
• 2010年 NARUTO -ナルト- 疾風伝（長門）
• 2013年 宇宙戦艦ヤマト2199（ハイドム・ギムレーほか]）
• 2015年 クレヨンしんちゃん（園長先生・高倉文太）
• 2016年 紅殻のパンドラ（ブエル）
• 2018年 HUGっと!プリキュア（-2019年、ジョージほか）

ここまでHERO MASK特集をお届けしてきましたが、最後にHERO MASKに関する感想や評価を紹介します。

HERO MASKに関する感想や評価、最初に紹介する感想・評価は、ながら見がちょうど良いという人のツイートからです。凄く面白かったとしながらも、1期全体がプロローグ的な展開で集中してみるとイライラしたそうです。またハッピーエンドでないラストに、悪い意味で裏切られたとの事。プロローグに続く本章である2期に期待しましょう。

次に紹介するHERO MASKに関する感想や評価は、面白いのだけど頭をたっぷりと使うの疲れるという人ののツイートからです。比較対照例として人気アニメPSYCHO-PASSを挙げ、１期を４クールでやっているのに相当すると感想を述べていました。

HERO MASKに関する感想や評価、最後に紹介するのは、HERO MASKを見て海外ドラマ的な展開という感想を持った人のツイートからです。

この記事でも指摘したように、一つのエピソードで完了させず、次のエピソードに伏線の回収を委ねる手法はまさに海外ドラマ的です。また、海外ドラマの吹き替えでお馴染みの声優がキャラクターの声を演じていることも、そうした感想を抱く一因になっているようです。

ここまで、Web配信アニメ・HERO MASKのあらすじと感想をネタバレで考察し、続編のアニメ2期制作の可能性についても情報をお届けしてきました。

2018年12月3日よりNetflixにて世界同時配信されたアニメ「HERO MASK」。物語は、刑務所から脱走した囚人グリムとその囚人を逮捕した刑事ジェームズ・ブラッドが再会するシーンで幕を開けます。その囚人グリムが持っていたのが、このアニメの展開において鍵を握る不思議なマスク。装着することによって顔を変えることができるだけでなく超回復という能力を得ることもできました。

さらに、この記事ではHERO MASK2期制作の可能性についても検証を加えています。まずは1期の終わり方に注目。謎の多くが解決されないまま残された終わり方から、本作が海外ドラマに多い手法を取っていると推定、2期制作があらかじめ計画されていると結論付けました。ツイッターの感想にもあるように、1期の終わり方にスッキリしないものを感じた方も多かったはず。2期の配信を期待して待ちましょう。