乃木若葉(のわゆ)は勇者であるのネタバレあらすじ!初代勇者の活躍を紹介

のわゆの愛称で親しまれている「乃木若葉は勇者である」は、ライトノベル「勇者シリーズ」第3弾で、アニメ「結城友奈は勇者である」の前日譚にあたるスピンオフ作品です。本文では、アニメ化が期待されている「乃木若葉は勇者である」のあらすじネタバレと、初代勇者と巫女、番外編・白鳥歌野は勇者であるの概要、アニメで描かれたのわゆや郡千景に関する謎を考察を交えながら、ネタバレ紹介します。

乃木若葉(のわゆ)は勇者であるのネタバレあらすじ!初代勇者の活躍を紹介のイメージ

目次

  1. 乃木若葉は勇者であるとは?
  2. 乃木若葉は勇者であるの初代の活躍のネタバレあらすじ
  3. 乃木若葉は勇者であるの5人の勇者と1人の巫女
  4. 乃木若葉は勇者であるの番外編とは?
  5. 乃木若葉は勇者であるが2期に壁紙で登場?
  6. 乃木若葉は勇者であるに残された謎
  7. 乃木若葉は勇者であるに関する感想や評価は?
  8. 乃木若葉は勇者であるのネタバレあらすじまとめ

乃木若葉は勇者であるとは?

「のわゆ」の愛称で親しまれている「乃木若葉は勇者である」は、アニメ「結城友奈は勇者である」の前日譚と初代勇者の活躍を描いた作品です。以下では、勇者シリーズのスピンオフ作品「乃木若葉は勇者である」のあらすじと、のわゆに登場した初代勇者と巫女、番外編「白鳥歌野は勇者である」の概要、アニメ2期に登場したのわゆの謎などを考察を交えて紹介します。

乃木若葉は勇者であるの作品情報

「乃木若葉は勇者である」の作品情報・イメージ画像

「のわゆ」こと「乃木若葉は勇者である」は、朱白あおい先生のライトノベル小説「勇者であるシリーズ」第3弾にあたる作品です。「のわゆ」は、シリーズ第1作「鷲尾須美は勇者である」及びテレビアニメ「結城友奈は勇者である」の前日譚にあたり、両作品につながる西暦の時代を舞台に、初代勇者たちの活躍を描いた作品です。

乃木若葉は勇者であるの概要

「乃木若葉は勇者である」の概要・イメージ画像

「結城友奈は勇者である」から約300年前が舞台の「乃木若葉は勇者である」は、物語の起源になった西暦2018年以降を舞台に、バーテックスの襲来に対抗する初代勇者・5人の戦いと、主人公たちに迫る壮絶な現実や葛藤を鮮明に描いた作品です。「のわゆ」は、本編・乃木若葉の章、番外編・白鳥歌野の章で構成されています。

乃木若葉は勇者であるのあらすじ

西暦2015年、小学校の修学旅行で大社を訪れていた乃木若葉と上里ひなたは、突然の大地震をきっかけに、それぞれ勇者と巫女としての能力に目覚めます。そして、3年後の2018年、若葉と同様に勇者に目覚めた少女たち4人は、香川にある丸亀城を拠点に普通の学校生活を送る中、バーテックスの再襲来を受けて勇者・5人は、四国を守るために立ち上がります。

勇者であるシリーズ第3作

バーテックスの襲来により、時代が西暦から神世紀へと変わる激動の時代を舞台に、初代勇者と巫女の活躍を描いた「乃木若葉は勇者である」は、勇者であるシリーズ第3作です。「のわゆ」は、初代勇者たちが拠点とする四国・香川県丸亀市、白鳥歌野の拠点・長野県諏訪湖周辺を舞台に、物語が展開されます。

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乃木若葉は勇者であるの初代の活躍のネタバレあらすじ

「乃木若葉は勇者である」のネタバレあらすじの紹介・イメージ画像

「のわゆ」に登場した初代勇者たちの活躍は、歴代勇者たちの中で、肉体的・精神的にも最も過酷なものだったと評されています。以下では、勇者シリーズの物語の始まりとなった「乃木若葉は勇者である」のネタバレあらすじを紹介します。

ネタバレあらすじ①地震と勇者の覚醒

2015年7月30日、小学校の修学旅行で島根県を訪れていた乃木若葉と上里ひなたは、大地震を受けてクラスメイト達と共に出雲大社に避難します。その後、上空からバーテックスが神楽殿に目がけて突入し、人々の捕食を始めます。クラスメイトが次々とバーテックスに殺されていく光景を目の当たりにした、若葉は怒りを顕わにし、得意の居合道で応戦するも、直ぐに弾き飛ばされてしまいます。

その時、巫女として目覚めたひなたの助言から、祭壇の上に奉納されていた日本刀を手に取った若葉は、勇者としての能力を目覚めさせ、バーテックスを一掃することに成功します。後に「7・30天災」と呼ばれる異常事態には、一部の少女たちが勇者・巫女として能力を目覚め、若葉とひなたは、避難していた人々を伴い、四国へと向かいます。

そして、7・30天災から3年がたった2018年、四国の勇者となった乃木若葉・高嶋友奈・土居球子・郡千景・伊予島杏は、丸亀城の一部を改造した学校に通い、義務教育と並行して、対バーテックスの訓練に励んでいました。

ネタバレあらすじ②初代勇者の切り札

精霊を呼び出す・イメージ画像

神樹様と繋がった四国の勇者の切り札は、自らの元へ精霊の力を呼び寄せて、それらの力を借りて戦うものです。一方、精霊の力を自らに宿す行為は、心身共に負担がかかるため過度の使用は避けるように、言われています。また、「のわゆ」では、勇者シリーズで登場した「満開」機能や、勇者たちの命を守ってくれた精霊システムが存在しません。

ネタバレあらすじ③仲良く勇者

手を取り合う勇者たち・イメージ画像

7・30天災以来となるバーテックスの襲来は、四国の勇者・5人による初めての実戦を迎えました。バーテックスに樹海化を行なう神樹様の元には、変身した勇者たちが集い、突然の出来事にそれぞれが不安の表情を隠せずにいました。初陣を前に、恐怖で変身できずにいる杏や、千景による「リーダーの素質」を問う発言に、若葉は立ちすくんでしまいます。

そんな中、結城友奈の「みんなで仲良く勇者になーる!」を合図に、チームは一つに団結し、勇者としてバーテックスとの戦いに挑みます。

ネタバレあらすじ④再出発記念

無事に初陣を終えた勇者たちは、改めて四国を守る勇者としての自覚を芽生えさせました。そして、チームメイトとの関係にも発展が見られ、四国の勇者チームのリーダーには、初陣で多大な活躍を見せた若葉が選ばれ、それぞれの呼び名も苗字から名前へと変えていきます。

そして、勇者と巫女として大きな成長を遂げた6人は、勇者としての再出発として記念撮影を行い、改めて四国の勇者としての結束を強めていきます。

ネタバレあらすじ⑤束の間の休息

温泉に浸かる・イメージ画像

バーテックスの襲撃に応戦する勇者たちの日常は、普通の中学生と変わらないものでした。束の間の休息を兼ねた温泉旅行では、温泉や枕投げなど、楽しい時間を過ごします。しかし、ささやかな修学旅行から半月も立たないうちに、これまで以上のバーテックスが四国を来襲し、勇者たちに苦戦を強いらせます。

ネタバレあらすじ⑥リーダーの役目

リーダーとしての役目に悩む・イメージ画像

予想を超える激戦を受けて、若葉はリーダーとしての役目を全うするべく、バーテックスの群れに飛び込んできます。しかし、他の勇者たちが神樹に向かうバーテックスの対応に追われる中、若葉は敵に囲まれ、絶体絶命のピンチに陥ります。そんな中、駆けつけた友奈によって若葉は救出され、神樹も守り切られました。一方、深手を負い、意識を失った友奈は病院へ緊急搬送される事態に追い込まれます。

一命を取り留めた友奈でしたが、リーダー・若葉の単独先行が友奈を危険にさらしたことを千景に指摘され、若葉は気を落とします。その後、バーテックスを倒す目的を、殺された人々の復讐から、今生きている人々の命を守ることに改めた若葉は、勇者としての決意を胸に刻み、仲間との関係を改善させます。

ネタバレあらすじ⑦丸亀城の決戦

神樹さまから神託を受けた巫女・ひなたは、次のバーテックス襲来は、前回を上回る過酷な状況であることを勇者たちに伝えます。そして、杏の提案による「陣形」を使用して、勇者たちは丸亀城の決戦に挑みます。3時間以上に及ぶ過酷な戦いを繰り広げた「丸亀の決戦」は、勇者側の勝利に終わり、四国の平和は無事に守られました。

ネタバレあらすじ⑧壁外調査

壁外調査を行う・イメージ画像

丸亀城の決戦から1ヵ月がたったある日、四国の勇者・巫女に壁の外の調査の任務が与えられます。7・30天災のバーテックス襲来は、四国以外の場所をほぼ壊滅的な状態へと変貌させた一方で、長野を除く北と南で生存反応が見られました。そして、勇者に変身した若葉たちは、ひなたを伴って本州へと渡り、大阪へ辿り着きます。

そして、バーテックス襲来時に避難した人々と思われる死体の山と、地下街に逃げ延びた少女の手記を発見した勇者たちは、生存者を探すべく、長野県・諏訪湖周辺へと向かいます。

ネタバレあらすじ⑨鍬と手紙

白鳥歌野が遺した手紙・イメージ画像

諏訪湖周辺に辿り着いた四国の勇者たちは、長野の勇者・白鳥歌野と巫女・藤森水都の存在を知り、若葉たちは淡い期待を抱きながら、長野へと向かいます。そして、諏訪大社に辿り着いた一行は、歌野のものと思われる鍬と、若葉に宛てた手紙を発見します。手紙には、諏訪はもう長くもたないことや、四国の勇者に人類の未来を託す内容が書かれていました。

ネタバレあらすじ⑩危機の再来

精霊を使用した切り札の研究・イメージ画像

歌野からのバトンを継いだ若葉たちの元へ、ひなたから四国に再び危機が訪れることを聞かされます。しかし、香川に戻ってからも、非常事態は起こらず、勇者たちの気のゆるみが目立ちます。一方、勇者の切り札である精霊について調べていた杏は、精霊を使用した切り札は、一種の降霊術であり、悪鬼怨霊としての面の強さから、勇者に倦怠感を与え、時には精神に悪影響を及ぼす原因になることを突き止めます。

ネタバレあらすじ⑪球子と杏

そして、緊迫の神託を受けてから、月日は4月に突入し、気を緩めていた勇者たちはお花見を楽しんでいました。しかし、その日の夕方、バーテックスが壁の外から押し寄せ、雪女郎の精霊を宿した杏は、バーテックスの毒を受けます。腫れあがる杏の腕を目撃した球子は、杏を庇うようにバーテックスとの戦いに挑みますが、サソリ型バーテックスの尾針に、杏と球子は倒れます。

ネタバレあらすじ⑫酒呑童子

球子と杏の戦死を受けて、残された勇者たちは怒りと絶望に苛まれ、友奈は大社からも禁じられている精霊「酒呑童子」力を宿してしまいます。一撃で粉砕されていくサソリ型バーテックスを目撃した若葉は、酒呑童子の危険を身を持って知ります。そして、バーテックスの戦いは、激戦の末、四国の勇者の勝利に終わりました。

ネタバレあらすじ⑬危険な精霊化

精霊化の危険と精神的に病む千景・イメージ画像

酒呑童子の力を宿した友奈は入院生活を余儀なくされる一方で、大社側では、杏が生前に記録したノートを基に、精霊を宿すことによる勇者のデメリットを調べました。そして、身体を限界まで酷使したことによる物理的なダメージと、精霊を憑依させることで溜まっていく瘴気や穢による呪術的な影響、メンタル面への悪影響が明らかにされました。

その頃、神樹様が作り出した「樹海」がバーテックスに侵食され、現実世界を生きる四国の人々の生活を脅かしていました。同時に、若葉たち勇者に対する誹謗中傷も至るところで発せられていきます。そんな中、自分の存在意義を勇者に見出していた千景は、ふとしたきっかけで、自分たち勇者を批難する声を聞いてしまい、メンタル面に限界が訪れます。

ネタバレあらすじ⑭壊れた千景

精神的に壊れる千景のイメージ画像

千景の精神状態を心配した大社は、高知にいる両親を丸亀市へ呼び寄せて共に暮らすことを提案します。しかし、以前は勇者として活躍する娘を誇らしく思っていた両親の温かさはすでになく、周囲の冷ややかな視線や態度に耐えきれなくなった千景は、「大鎌」をかつての同級生に向けてしまい、寸前のところで若葉に静止させられます。

一連の事態を受けて、大社は千景に対して、勇者システムのはく奪と謹慎処分を言い渡します。同時に、現実世界では、勢い余って暴走した時の動画が拡散されたことを受けて、千景は心の支えであった友奈に会いたい一心で病院へ駆けつけます。しかし、病室には、若葉の姿があり、勇者ではない自分がその場にいることに疎外感を覚えます。やがて千景の憎悪は、若葉に対する怒りへと変貌していきます。

ネタバレあらすじ⑮千景の最期

千景の最期・イメージ画像

大郡のバーテックスを相手に、1人で立ち向かう若葉の前に、謹慎が解けた千景が姿を表します。そして、2人の奮闘が功を奏して、勇者側の勝利が見えてきたその時、千景は若葉に向かって大鎌を振りかざしました。千景は、若葉が持つ者を全て奪うべく若葉の命を狙います。同時に、千景の精霊が姿を消したことで、千景は勇者の衣装を解除され、バーテックスの標的になってしまいます。

窮地に陥った仲間を庇うべく、1人でバーテックスに挑む若葉でしたが、心身共に限界に達し命の危険にさらされます。その瞬間、千景は若葉を庇うように、バーテックスの攻撃を受け、深手を負います。そして、千景は、若葉のことは嫌いだったけれど、同じくらい憧れており、好きだったことを打ち明けて、最期を迎えました。

ネタバレあらすじ⑯最終決戦

戦死した千景は、「勇者」からの除名を受け、身元は丸亀市に住む両親の元へ引き取られました。そして、数日後に退院した友奈を含めた勇者2人は、超大型バーテックスに対抗するべく、トレーニングにいそしみます。そして、最終決戦に挑む勇者たちは、それぞれ大天狗と酒呑童子を身に宿し、神樹様をバーテックスの脅威から守るべく、戦いに身を投じます。

酒呑童子を宿した友奈の身体は限界を迎え、最期の力を振りしぼり、神樹様に向かうバーテックス3対を倒します。その後、若葉やひなたとの約束を守れなかったことを悔やみながら、神樹様の中へと身を沈めていきました。

ネタバレあらすじ⑰壁の外

「地獄絵図」と化した壁の外の様子・イメージ画像

最終決戦後、唯一の勇者の生き残り・若葉は病院へ運ばれ、結界による守りを強固にした四国には、平和が訪れました。その後回復した若葉は、ひなたと共に結界の外のバーテックス達の動きを調査する任務を大社から与えられます。しかし、壁の外へ足を踏み入れると、若葉たちが倒した大型バーテックスの再生と、変わり果てた世界が映し出されていました。

壁の外の様子は、地獄絵図を現実化したような変わり果てており、若葉は、勇者として四国を守る決意を固めます。しかし、ひなたを通じて、若葉は勇者として戦う必要がないことを言い渡されます。最終決戦後、壁の外では、大社による天の神に赦しを願う祭りが行なわれ、6人の巫女を生贄に天の神との交信を行っていました。

そして、若葉に対して、「四国から出ず、勇者としての力の放棄」を条件に、大社は天の神によるバーテックス侵攻を赦してもらっていました。

ネタバレあらすじ⑱次世代に繋ぐ勇者たち

年号を改める・イメージ画像

天の神からの条件「若葉が四国を出ず、勇者としての力の放棄」を受け入れた大社は、名前を「大赦」とあらため、年号を「神世紀」に改めてます。残された若葉とひなたは、一時的な和睦と称して休戦状態に入り、いつか国土を取り戻すことを誓います。

そして、初代勇者たちの活躍から300年がたった世界にて、人類は再びバーテックスの脅威にさらされ、乃木園子・鷲尾須美・三ノ輪銀の次世代勇者による戦いへと繋がっていきます。

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乃木若葉は勇者であるの5人の勇者と1人の巫女

過酷な現実を突きつけられ、壮絶な最期を迎えた「のわゆ」の初代勇者たちの活躍は、ライトノベルやアニメファンの間でも、高い評価を得ています。以下では、「乃木若葉は勇者である」に登場した5人の勇者と巫女を紹介します。

乃木若葉

「乃木若葉は勇者である」の主人公で、四国の勇者のリーダー・乃木若葉は、桔梗のモチーフと、地の神の王に縁の神器「生太刀」の霊力を宿した日本刀を武器に戦う初代勇者唯一の生き残りです。プロフィールは、西暦2004年6月20日生まれ、14歳の中学2年生、香川県の出身です。良家「乃木家」の出身、居合道を得意とし、真面目で厳格な立ち振る舞いや頑固な一面が目立つものの、巫女のひなたの前では、甘えん坊な一面をのぞかせています。

若葉の実力は、初陣で敵の3分の2を1人で倒すほどの圧倒的な戦闘力を有しており、様々な剣技と身軽な動きを可能にする源義経、巨大な翼で一面を破壊する大天狗を精霊に宿しています。また、『鷲尾須美は勇者である』や『結城友奈は勇者である』に登場する乃木園子は、若葉の子孫にあたります。

高嶋友奈

「乃木若葉は勇者である」のムードメーカー的存在の高嶋友奈は、桜のモチーフと、「天ノ逆手(あまのさかて)」が宿る手甲で応戦します。プロフィールは、2005年1月11日生まれ、14歳の中学2年生、奈良県の出身です。家族や友達を大切にする心優しい性格で、他のメンバーと距離を取っていた千景が心を開いた勇者です。5人の中で、精霊を宿す切り札を最初に使用し、進化体のバーテックスを倒すことに成功しました。

高嶋友奈の精霊は、伊勢の多度大社に伝わる神で、速度を大幅に上げる力を秘めた一目連、とてつもない攻撃力をその身に宿す、酒呑童子です。また、「結城友奈は勇者である」の主人公・結城友奈の名前や、容姿・性格などの類似が指摘されますが、高嶋友奈との関係性は不明とされています。

土居球子

「乃木若葉は勇者である」では、わんぱく気質が目立つ土居球子は、姫百合のモチーフと、「神屋盾姫(かむやたてひめ)」の霊力を宿した旋刃盤を武器に使用する勇者です。プロフィールは、2004年9月2日生まれ、14歳の中学2年生、愛媛県の出身です。3年前のバーテックス襲来の際に、杏を救出したことをきっかけに、自分にはないものを持つ杏を守ることを自分の使命として戦いに挑みます。

土居球子の精霊は、巨大な輪を使用して攻撃する輪入道であり、移動時にも応用できます。

郡千景

「乃木若葉は勇者である」の四国の勇者・最年長メンバー・郡千景は、彼岸花をモチーフとし、「大葉刈」の霊力を宿した大鎌で戦いに挑む勇者です。プロフィールは、2004年2月3日、14歳の中学3年生、高知県の出身です。「のわゆ」当初は、家庭問題を原因とするいじめから、孤独にさいなまれた内向的な性格でした。しかし、勇者として活躍後の周囲の変化や、友奈との交流を通じて、自身の存在意義を見いだしていきます。

しかし、物語が進むにつれて、勇者に対する周囲の人間の心もとない誹謗中傷や、若葉に対する嫉妬から、精神不安定に陥り、最終決戦では若菜の命を狙おうとしました。最期は自身の心の弱さを自覚し、憧れの存在である若葉を庇いながら息を引き取ります。千景の精霊は、対象者を7人同時に分身させる、四国の妖怪の一種・七人御先です。

伊予島杏

「乃木若葉は勇者である」の思いやりのある優しい性格の持ち主・伊予島杏は、「金弓箭(きんきゅうせん)」を宿したクロスボウを用いた遠距離攻撃を行う学年最年少の勇者です。プロフィールは、2004年9月16日の14歳であるが、体が弱く、長い入院生活を理由に、同じ学年をもう1度やり直した経緯を有しています。作中では、趣味の読書で培った知識を生かして、丸亀城の戦いの勝利に貢献しました。

最期は、球子共に毒針に貫かれ絶命するも、杏が生前に遺した精霊に関する研究は、後の神世紀の時代にて、勇者のシステムアップデートの資料として活用されています。伊予島杏の精霊は、氷雪系の攻撃を繰り出す雪女郎です。

上里ひなた

「乃木若葉は勇者である」にて、若葉を陰ながら支える上里ひなたは、若葉の幼馴染であり、勇者付き添いの巫女です。プロフィールは、2004年10月4日、14歳の中学2年生、香川県の出身です。作中では、重要な神託の際に神樹の下に呼び出されるなど、巫女の中でも最も適性が高い人物です。最終決戦後は、生贄から逃れることができ、勇者・乃木若葉を導いた功績を讃えられて、巫女の最高権威として君臨します。

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乃木若葉は勇者であるの番外編とは?

「のわゆ」本編で断片的に登場した、長野唯一の勇者・白鳥歌野は、小説版・上巻に収録された番外編「白鳥歌野は勇者である」の主人公を担っています。以下では、「乃木若葉は勇者である」の番外編の概要とあらすじを紹介します。

白鳥歌野は加護を受けない勇者

本編「乃木若葉は勇者である」では、若葉の勇者通信にて声のみの登場となった白鳥歌野は、長野・諏訪地域をたった1人で守る勇者です。金糸梅をモチーフをした勇者衣装に、諏訪大社の祭神・建御名方神が持つ藤蔓を模した「鞭」を戦闘武器に使用しています。四国の勇者たちと異なり、勇者衣装も手動で身に付け、神樹様の加護を受けないアナログの勇者です。

本編では、若葉との勇者通信でのやり取りの後、2018年9月に起こったバーテックスによる諏訪地域への攻撃にて、単身でバーテックスの大群に立ち向かい、消息不明となったことが明かされています。その後、調査遠征で四国の勇者たちが訪れた時には、諏訪地域はすでに壊滅状態となっていたものの、歌野が生前愛用していた鍬と未来を託す主旨が書かれた手紙が若葉の元へ渡りました。

番外編のあらすじ

バーテックスの襲来から3年の間、長野・諏訪地域の勇者として覚醒した白鳥歌野は、巫女・藤森水都と共に、しかるべき日を待ちながら、諏訪の人々をバーテックスの脅威から守り続けていました。しかし、最後の神託を受けた巫女の水都は、その内容から、長野は、四国の勇者たちが戦う準備を整えるための準備期間、つまり囮でしかないことを、歌野に伝えます。

一方、歌野自身も、長野・諏訪地域が、四国の勇者たちのための囮であることをかすかに察していました。しかし、これまで勇者として、生き残った人々を守り抜いてきた歌野は、畑を耕すなどいつも通りの日常を貫き、乃木若葉との定時通信を終えると、勇者として最期の戦いに挑みます。

歌野のその後の消息不明とされ、本編「乃木若葉は勇者である」にて、若葉の元へ鍬と手紙が託されます。そして、四国の勇者の帰還後は、若葉の意思による、長野の勇者・白鳥歌野への感謝の意の込めて瀬戸大橋の石塔に、名誉家名「白鳥家」が刻まれます。その後、300年後の世界でもその家名が伝えらてています。

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乃木若葉は勇者であるが2期に壁紙で登場?

ライトノベル「勇者であるシリーズ」は、2014年~2018年にかけてアニメ「結城友奈は勇者である」が制作され、「ゆゆゆ」の愛称でアニメファンから高い人気を得ています。一方で、「ゆゆゆ」のアニメ2期には、「乃木若葉は勇者である」の勇者たちがOPの壁紙に登場しています。

OPの初代勇者たち

「勇者シリーズ」のアニメ版「結城友奈は勇者である」は、神世紀300年に活躍した勇者たちの姿を描いた作品で、シリーズ第1弾「鷲尾須美は勇者である」・第2弾「結城友奈は勇者である」を原作としています。一方、アニメ版オープニングで描かれた壁画調のシーンに注目すると、乃木若葉を始めとする初代勇者の姿が描かれています。

オープニングに登場したシーンは、初代勇者とバーテックスとの戦いの場面で、それぞれの立ち位置と専用武器を構えて応戦している様子が描かれています。

描かれた勇者は4人

アニメ版のオープニングに登場した「乃木若葉は勇者である」の勇者たちに注目すると、何故か千景の姿だけが描かれていません。その代わりに、千景の立ち位置と思われる場所には、「C」とも読み取れる不可解な影が見られます。一見、制作スタッフの作画ミスにも捉えられる「C」の文字ですが、一部では、勇者をはく奪された千景を示しているとも考えられています。

悲しすぎる千景の存在

死後、勇者として葬送されなかった千景は、「のわゆ」のラストにて、千景が残した記録の抹消が行なわれることが示唆され、同時に、巫女のひなたが「千景の名前はどこかに残す」と発言しています。そして、アニメ「結城友奈は勇者である」のオープニングシーンにて、不自然に描かれた「C」の文字は、ひなたによって隠されたのわゆ・千景の存在を示しているでしょう。

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乃木若葉は勇者であるに残された謎

「乃木若葉は勇者である」に残された謎・イメージ画像

2019年11月6日に、「ゆゆゆ」のキャラソンのベストアルバム発売を受けて、待望のアニメ化が期待されている「のわゆ」ですが、アニメ「結城友奈は勇者である」には、のわゆに関する謎が作中に描かれています。以下では「乃木若葉は勇者である」に残された謎について考察を交えながら紹介します。

残された謎①名前のない石碑

アニメ「結城友奈は勇者である」では、初代勇者・乃木若葉の子孫にあたる乃木園子が、三ノ輪銀の石碑に向かって手を合わせるシーンが登場します。そのシーンには、初代勇者たちの石碑も連なる中、銀の隣に建てられた石碑には不自然に名前が刻まれていません。その石碑について、一部では戦死した郡千景ではないかと考察されています。

郡千景の戦死後について、「乃木若葉は勇者である」では、勇者として葬送されることなく、丸亀市に住む両親の元へ引き渡されたことのみ明かされ、埋葬場所について言及されていません。一方、最新シリーズ「楠芽吹は勇者である」に登場した「千景殿」、大赦の人間がその存在を示唆するタワーについて、千景との関連性を匂わせています。

残された謎②青い鳥

アニメ「結城友奈は勇者である」に登場した神秘的な青い鳥の正体について、胸元の桔梗マークや、姿を変えて浮かび上がったシルエットから、初代勇者・乃木若葉ではないかと考察されています。「のわゆ」では、物語のラストに、心が折れそうになった未来の勇者に対して、若葉が肉声で励ますという案が出ていました。しかし、「のわゆ」ではボツになったものの、アニメ版では形を変えて友奈を導いています。

乃木若葉は勇者である公式サイト | 勇者であるシリーズ

乃木若葉は勇者であるに関する感想や評価は?

「乃木若葉は勇者である」の感想や評価を紹介・イメージ画像

「結城友奈は勇者である」に続くアニメ化が期待されている「のわゆ」こと「乃木若葉は勇者である」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:リーダー・乃木若葉の誕生日を祝福

6月20日は、四国の勇者・乃木若葉の誕生日であり、のわゆファンから若葉の誕生日を祝福するツイートが多く寄せられています。初代勇者たちを率いたリーダーに相応しい、真面目で威厳あるかっこいい振舞いと、幼馴染のひなたにだけ見せる甘えん坊な一面とのギャップが可愛いと、のわゆファンから多くの注目が集まっています。

感想2:球子と杏の仲を応援

入院生活により、1学年下となった杏と、ボーイッシュで頼りがいがある球子の仲も、「乃木若葉は勇者である」の注目ポイントです。同い年でありながら「たまっち先輩」と呼ぶ杏のかわいい姿や、理想の女の子として杏に憧れを抱く球子の友情は、のわゆファンをほっこりとさせています。そして、9月16日には、杏の誕生日祝福とたまっち先輩との仲を応援するツイートが寄せられています。

感想3:のわゆ・千景に感情移入した

四国の勇者・最年長の郡千景は、「のわゆ」屈指の人気を誇る注目キャラクターです。自分の必要性を見いだせず苦悩する姿や、自分とは正反対の若葉に対する憧れから生じた嫉妬など、人間味あふれるキャラクター性が、多くのファンを虜にし、「ぐんちゃん」の愛称で親しまれています。

乃木若葉は勇者であるのネタバレあらすじまとめ

「乃木若葉は勇者である」のネタバレあらすじ、初代勇者と巫女、番外編・白鳥歌野は勇者であるの概要、アニメ2期のオープニングに登場したのわゆ勇者の謎などを考察を交えながら紹介しました。独創的な世界観で原作と共に人気を博した「ゆゆゆ」ですが、初代勇者たちの活躍を描いた「のわゆ」のアニメ化の実現に、多くのファンが期待を寄せています。

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