Dreamsの最終回ネタバレ!結末が衝撃的?マガスペ休刊で打ち切りに?

野球漫画の『Dreams』は、プロ野球選手がバイブルとまで評価することもある漫画です。ところが、『Dreams』が掲載されていた月刊マガジンSPECIALが休刊となったしまったために突然の打ち切りとなり、この打ち切りのせいで最終回が残念な作品に成り下がってしまったとネットで批判されています。『Dreams』の最終回がどれほど酷いものなのか、『Dreams』のあらすじやネタバレ、ネット上の感想などをご紹介します。

Dreamsの最終回ネタバレ!結末が衝撃的?マガスペ休刊で打ち切りに?のイメージ

目次

  1. Dreamsとは?
  2. Dreamsの最終回・衝撃の結末ネタバレ
  3. Dreamsはマガスペ休刊で打ち切りに?
  4. Dreamsの最終回や打ち切りに関する感想や評価
  5. Dreamsの最終回や打ち切りまとめ

Dreamsとは?

『Dreams』は七三太郎(なみ・たろう)が原作で、川三番地(かわ・さんばんち)が作画の野球漫画です。七三太郎は『あしたのジョー』が有名な漫画家ちばてつやの末弟で、川三番地とは野球漫画の『4P田中くん』からコンビで仕事に取り組むことが多い漫画原作者です。『Dreams』は1996年に『週刊少年マガジン』で連載が開始され、後に兄弟誌の『マガジンSPECIAL』に移籍しましたが、2017年に打ち切りとなりました。

Dreamsの概要

『Dreams』の概要は、他の野球漫画とほぼ同じです。現実にはありえない野球技術を持つ高校生が、甲子園などで活躍していく漫画です。ただし漫画といえども原作者の七三太郎は野球には相当精通しているようで、魔球や特殊打法の一部には「現実的にありえるのではないか」と思わせるものを挟んでいきます。さらに『Dreams』のリアリティさを高めているのは、理論を丁寧に解説している点です。

物理的な知識や高度な野球理論を解説するために、漫画でありながら文字が多いという評価もされているのです。野球漫画の「ドカベン」や「キャプテン」などを読んでプロを目指したプロ野球選手が存在しますが、この『Dreams』も同様に野球選手の教科書的存在になっているともいえます。実際、例えば横浜DeNAベイスターズの梶谷隆幸選手は「自分のバイブル」とまで評価しています。

Dreamsのあらすじ

『Dreams』のあらすじや作品のネタバレをご紹介します。天才少年が甲子園で活躍し、プロになるというものです。あらすじやネタバレを、もう少し細かくご紹介しましょう。主人公の久里武志は、中学生でありながら喫煙するような不良少年でした。それでも野球に対する情熱は本物で、人には決して見せない訓練をしていました。中学生の久里は、不良な態度のために幾つものチームをクビになりました。

高校進学時に野球推薦で進学しようとします。幾つもの野球名門高校に挑戦しますが、ことごとく断られます。最後に受け入れてくれたのが夢の島高校でしたが入学するには監督の家で一緒に暮らすことを条件とされます。始業式に紅白戦に登板し、そこから非常識な野球を武器に、南東京大会や甲子園で様々な経験を通じて活躍していきます。あらすじとしては以上ですが、特に最終回のストーリーが『Dreams』の大問題点だったのです。

Dreamsの最終回・衝撃の結末ネタバレ

野球漫画『Dreams』の最終回については様々な声がネット上で見られます。主に批判的な意見が多く見られます。なぜならば、『Dreams』は20年にもわたる長期連載の漫画だったため、それなりの終わり方をするだろうと誰もが思っていた漫画だったからです。しかも、『Dreams』の書かれ方は、例えば甲子園の1試合が6年にわたって描かれたために、最終回へは充分な助走があるだろうと誰もが思っていたのです。

ところが『Dreams』の最終回が、あまりにも突拍子も無い描かれ方がされているのです。ネットでは驚きの声が多く見られるほど、『Dreams』の最終回にいたるストーリーは破天荒なのです。『Dreams』の最終回に関するあらすじやネタバレのいくつかをご紹介します。

最終回ネタバレ①7連続デッドボール

野球に詳しい原作者であるにもかかわらず、最終回では投げやりなストーリー展開をしているとネットで批判されています。主人公の久里武志が7連続デッドボールを投げ、負傷者を大量生産します。しかもデッドボールもルールのうちだと豪語します。これを見た高野連は、久里が当初から高野連に所属していなかったとし、連盟から除外します。これらの展開があまりにも性急過ぎて粗雑だと批判されているのです。

最終回ネタバレ②生田の死亡

『Dreams』の主人公である久里武志のライバルの1人に神戸翼成高校3年生の生田庸兵がいます。プロを目指して努力してきた生田は最終回でランニング中に子供を助けるために車に撥ねられ死亡してしまいます。生田は死後、プロ12球団からドラフト1位で指名されます。登場人物を死亡させていくという手法は、最終回にありがちなものですが、マガジンSPECIALの休刊にあわせての打ち切り感が強く感じると批判されています。

最終回ネタバレ③久里はアメリカへ

そして『Dreams』の主人公である久里武志は、アメリカに渡ります。実は高野連に所属しているとアメリカのメジャーリーグには挑戦できなかったため、高野連会長が主人公の久里をメジャーに推していたというのです。16歳になった久里はメジャーデビューします。これらの展開が最終回のたった1話で描かれているのです。1試合に5年も費やした漫画の最終回とは思えないと、ネットでは批判されているのです。

Dreamsはマガスペ休刊で打ち切りに?

講談社発行の月刊誌であるマガジンSPECIALは、通称「マガスペ」と呼ばれていました。講談社の週刊少年マガジンの増刊誌で、創刊は1983年のことでした。週刊少年マガジンが週刊であるためにスケジュールがきつくなった漫画が、スケジュールのゆるい月刊誌のマガスペに移籍することがありました。

『Dreams』は1996年に週刊少年マガジンで連載を開始しました。連載途中でマガスペに移籍します。2009年に約半年間休載していますが、その後は2017年1月のマガスペ休刊となるまで20年近くも連載を続けたマガスペの看板作品でした。

マガスペ休刊で打ち切りになったと噂に

最終回のたった一話だけで怒涛の展開になった『Dreams』ですが、これは『マガスペ』が突然休刊になったために採られた手法ではないかとネットでは噂になっています。たしかに、『Dreams』の試合場面はとても緻密にかかれるため、年月もかかっており、単行本にすると数巻の展開になっています。それに対して最終話だけは、たった1話で帳尻あわせのごとく終わらせてしまった感が否めません。

これは突然決まったマガスペの休刊にともない、原作者が講談社に対しての抗議の意味で無茶苦茶にしたのではないかとネットでは噂になっています。長期連載の漫画である『Dreams』はマガスペの看板漫画であり、原作者の七三太郎は漫画界の大御所であるにもかかわらず、突然打ち切りを宣告されたための反乱なのではないかとネットでは噂されています。

Dreamsの作者には予定のラストがあった?

ネットでは原作者の七三太郎は、最終回のあらすじは10年以上も前から考え続けていたものだとされています。ご本人のコメントが確認できていないので、これが真実なのかは不明です。最終回へのあらすじは10年以上も前から考えていたものかもしれませんがマガスペ休刊に伴う突然の打ち切りのために、それらのアイディアを1話に詰め込みすぎたということなのでしょう。

Dreamsの最終回や打ち切りに関する感想や評価

『Dreams』の最終回に対しての感想は、おおむね批判的なものが多いです。「なんだ?」と疑問視が複数ついているような感想がたくさん見られます。数多ある野球漫画の中でも20年以上もの長期にわたって連載されてきた漫画であるがゆえに、多くのファンが「最終回にはがっかりだ」との感想を書いています。

『Dreams』の最終回に対しての感想や評価で最も多いのが「あれは何?」「なんじゃこりゃ?」というような、理解できないという感想です。「ヤバイと聞いていたが、ヤバイとしかいえないくらいヤバイ」という感想が全てを語っているように、最終回への評価は『Dreams』のそれまでの評価と比較するとあり得ないほどに酷いと評価されました。安定の漫画といわれていただけに、この最終回は残念だと批判されています。

タイトルの『Dreams』が読者に思わせぶりではないか、ともネットでは囁かれました。コミック版になるところで大幅な加筆が行われるのではないか、最終回の翌週に「実は夢落ちでした」となるのでは、などという憶測が出回りました。主人公の久里がいずれアメリカのメジャーリーグに行くだろうとは予測されていたので、これはこれで諸般の事情もあることだし仕方がないとの感想もありました。

最終回に対する感想や評価も多いのですが、同時に最終回の前に対する感想もネットでは賑わっています。コミックになった現在では「マガスペ休刊じゃあ、仕方が無い」との感想が多いのですが、最終回へ向けての急展開に連載当時はショックを隠せないという声が多くありました。『Dreams』に限らず、作者の都合や休刊廃刊のために打ち切りになった作品は多々ありますが、読者としては複雑な気持ちになります。

Dreamsの最終回や打ち切りまとめ

『Dreams』は例えば『キャプテン翼』などのスポーツ漫画と同様に、「努力・友情・勝利」をコンセプトの柱とした少年少女向けの漫画です。漫画特有の「現実的には絶対にありえない」ということだけではなく、ツーシームやシンクロ打法などは現実に存在するものが作中に使われています。このために『Dreams』は野球漫画としてのリアリティ度を引き上げることができています。

最終回へのあらすじは、悪くは無いとネットでは評価されています。問題視されているのは、展開があまりにも性急過ぎていたことです。マガスペの休刊にあわせての打ち切りなので、作者側としてもどうしようもなかっただろうと庇護する声もありました。

それでもファンからは、これまで通りのきちんとした終わり方をして欲しかった、という声もあります。『Dreams』は、結末が衝撃的で残念な漫画と言われていますが、野球選手が自身のバイブルと評する漫画でもあります。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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