シュタインズ・ゲート ゼロの感想と考察!最終回(23話)をネタバレ解説

シュタインズ・ゲート ゼロは、2011年から放送されているテレビアニメの続編で、満を持して2期となるシュタインズ・ゲート ゼロが最終回を迎えました。秋葉原を舞台としたこの作品は、内容も濃く視聴者によって考察と感想が分れていることでも有名で、全23話ということもありじっくりと考察や感想を熟考できる作品でもあります。ここでは、そんなシュタインズ・ゲート ゼロの最終回をネタバレを含めつつ紹介していきます。

シュタインズ・ゲート ゼロの感想と考察!最終回(23話)をネタバレ解説のイメージ

目次

  1. シュタインズ・ゲート ゼロとは?
  2. シュタインズ・ゲート ゼロ最終回23話ネタバレ
  3. シュタインズ・ゲート ゼロ最終回のレイエス教授をネタバレ考察
  4. シュタインズ・ゲート ゼロ最終回のその他の謎をネタバレ考察
  5. シュタインズ・ゲート ゼロを見る順番
  6. シュタインズ・ゲート ゼロの続編
  7. シュタインズ・ゲート ゼロに関する感想や評価
  8. シュタインズ・ゲート ゼロの最終回感想まとめ

シュタインズ・ゲート ゼロとは?

シュタインズ・ゲート ゼロとは、有名ゲームメーカー「5pb」から同名タイトルとして、発売されているゲームソフトを基にして作られています。2011年4月~9月に放送されたアニメの続編が、このシュタインズ・ゲート ゼロとなっています。その奥深いストーリーとSFも練りこまれた展開に、人気のアニメです。最終回の23話を紹介する前に、作品情報とシュタインズ・ゲート ゼロを見るうえで重要となるところを紹介します。

シュタインズ・ゲート ゼロのアニメ作品情報

2013年4月20日の映画終了後から、4年後となる2017年7月。ソーシャルゲームなどを主体としての新展開「STEINS;GATE World Line 2017-2018 プロジェクト」がイベントのステージ上にて発表がされ、正式に始動することとなります。その最大の目玉作品として、この「シュタインズ・ゲート ゼロ」のアニメ化が正式発表されました。同年10月には振り返り放送として、1期となるシュタインズ・ゲートが再放送されたのです。

その後の同年12月14日に、製作サイドから2018年4月からの放送開始の正式発表と共に、PVが発表、その後2018年4月から放送された2期のシュタインズ・ゲート ゼロが放送され、1期の23話のベータ話からの続編として世界が描かれます。シュタインズ・ゲート独特の「ビット粒子砲」や「タケコブカメラー」などのおなじみメカに、あらたに「アマデウス」が登場します。(2018年に人工知能学会で学会誌に掲載)

シュタインズ・ゲート ゼロのルールおさらい

ここからシュタインズ・ゲート ゼロの最終回を、ネタバレしつつ紹介していきます。その前に、この作品の重要となるルールをピックアップしておきます。ここを踏まえた上で、シュタインズ・ゲート ゼロを視聴することで、より内容の理解がすすみ、より楽しんでアニメを視聴することができます。シュタインズ・ゲート ゼロの重要な知っておくべきルール3つをピックアップして、紹介していきます。

パラレルワールド

このアニメで重要になってくるのは、「時間軸」です。非常に難しい話になり、混乱しがちになるので注意です。このアニメの基準として「アトラクタフィールド理論」が絡んできます。世界線収束範囲とも言いますが、アストラクタ理論を基にした内容となっています。こんなことを聞いたことがある方もいるでしょう。”ひも理論”という言葉です。この理論に近いのですが、もう少しややこしいことになっています。

キャラクターがその世界において、行動を起こさない場合において、キャラクターを取り巻く周囲の変化は必要最小限にとどめられています。これを大前提として、キャラクターが行動を起こし、大事な人の「死」という代えがたい事実を、変えようとあがいたとしても、その「死」ということを変えることができない。という状況です。このアニメではアトラクタフィールド理論という、仮名で読んでいます。

実際に、主人公が体験することのできる世界線はひとつだけで、選択肢を変えたからと言って、世界の流れで決まっている事象に関しては、変わらないということになります。そのため、パラレルワールドかというと、疑問が残ります。パラレルワールドというのは、ほかの時間軸のものを取り出したり、実際にキャラクターが時間軸を移動したりして、世界を改変することになってしまいます。

この、世界線のルールがあることで、死んでしまった最愛の人を、過去に戻りその選択をなかったことにしようとしても、パラレルワールドということではないので、世界の流れで決められてしまっている事象に関しては、事象の改変なども不可能ということになります。そのため、最初の岡部は紅莉栖の死に対して、メンタルが持たなくなってしまい、廃人になってしまうということもあります。

リーディング・シュタイナーが発動した際の記憶再構築

このアニメはさらにここから、ややこしくなります。リーディング・シュタイナーが使ったこの方法は、前で否定したパラレルワールドをやってしまうというルールです。主人公は世界線を移動することができるようになりますが、移動先の世界線での過去の記憶はないものの、元の世界線の記憶をしたまま移動することになります。このことで、岡部が移動した世界線での世界の補正が再構築されて、岡部の記憶が維持されます。

このことは、キャラクターのセリフにも反映されていて、時間軸を移動した岡部は移動先での過去の歴史を知らないため、「あの事があったじゃないか!」と聞いたとしても、相手は、「そんなことなかったよ?」という返答になってしまうのです。元の世界線で岡部が経験したことの記憶を相手は共有していないので、ふたりのやり取りに祖語が生まれてしまうのです。

タイムマシン

シュタインズ・ゲート23話でで登場したタイムマシン。このタイムマシンは、過去・未来の両方へ行くことができるもので、開発主の鈴羽曰く、「当たり前じゃ。未来に行くこともできる」と説明されています。これは、ジョン・タイターという未来人が書いたものをモデルとしています。カー・ブラックホール理論を利用しているもので、自身が高速回転して得られた電荷(電気の力)でブラックホールを生じさせています。

電子や陽子力学にある素粒子の持つ性質のひとつで、ブラックホールを構成する中心点には特異点が存在していて、その特異点を中心として「事象の地平面」というものが存在し、光すら脱出不可能な領域になっています。つまり、その場所では時間・空間の概念が逆転したうえに、永遠という時間が引き延ばされている(観測されてないが)のです、それを物理的に作り出しているのがこの、タイムマシンということになります。

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

シュタインズ・ゲート ゼロ最終回23話ネタバレ

シュタインズ・ゲート ゼロのルールを紹介したところで、いよいよ最終回となる23話のネタバレを、ポイントに分けてピックアップしていきます。多くの理論を多用したこのアニメは、色々と難解な設定などもありますが、その設定を踏まえると、しっかりと仕上がっていて奥深いアニメになっています。22話で、岡部は「2人目のローカスを見つけ出し…」という願いを持ってタイムマシンに乗り込むのです。

最終回23話ネタバレ①ミッション

未来へと旅立つ形になる岡部は、「次は2035年だな。」と目的とする年数が2035年に行くことになり、そこでC193型をで彼女たちを見つけたのちに、タイムマシンにあるバッテリーの予備を使うことで、もといた時代へと帰還するというミッションを計画しています。岡部もこれが達成するのも不安なようです。また、2025年の世界線では、すでに鈴羽が死んでいると、認識させないといけないというミッションも含まれています。

最終回23話ネタバレ②紅莉栖を守りに行く岡部

岡部のもとの世界では、血だまりで倒れている紅莉栖(くりす)が死んでしまうことになるのですが、世界の認識を変えないまま、血だまりの上に殺された状態じゃなく、ただ寝ているだけの状態で、生存させる必要が出てきます。今回のシュタインズ・ゲート ゼロでは、ヘリからのミサイルでタイムマシンが爆破するということを、岡部が認識してにやりとした顔になります。それには、理由があったのです。

過去から来た形の岡部が、タイムマシンにミサイルが被弾していないことを認識したことで、岡部の表情が確信の表情へと変わります。この岡部の認識したことにより、2025年までわき目もふらずに、タイムマシンを開発することとになり、岡部がこれまで体験・経験してきた、世界線ではたどり着けなかった「2025へのタイムマシンの完成」を成し遂げたことになるのです。

最終回23話ネタバレ③謎のメール

シュタインズ・ゲート ゼロの最終回23話に限らず、謎の多いこの作品。その中のひとつがこのメール。ムービーメールを送った段階では、元の世界線へといくための条件が揃っていません。1期の1話で、岡部が未来からのメールを受信することは、記憶で確定しているので明らかですが、送信側の未来はまだ過去側は確定してないのです。送信に成功するかどうかは、こちらの世界線では確認のしようがありません。

送信が成功する条件として、一度「紅莉栖の救出に『失敗』する」という結果が必要となってきます。そのため、1期の1話では、ノイズだけのムービーメールとなってしまっています。その後、オペレーション・スクルドで、紅莉栖の救出が失敗させる計画の内容を知っている鈴羽が未来から来たことで、紅莉栖を救う条件が揃います。その後も『テレビを見ろ』メールなど未来の岡部が過去の自分に対して、メールを送っているのです。

最終回23話ネタバレ④15年後の岡部

紅莉栖がいない世界線に絶望する岡部は、未来から来た鈴羽に協力してもらうことで、過去に戻り紅莉栖を救うことを決意をして過去に戻る岡部は、紅莉栖を殺したのは自分であるという、衝撃の事実を突きつけられます。その結果、岡部は自暴自棄になってしまうのですが、鈴羽は「一度失敗するのは計画通り」ということでここで、『あの条件』が揃うのです。鈴羽はムービーメールを見るようにと岡部に促します。

そして、見ることができるようになったムービーメールには、15年後の岡部の姿が写っています。そのムービーにはこうつづられています。「過去の自分に紅莉栖が死んだことを観測させる。そのことで過去改変は起こらずに、まゆりも紅莉栖も死なない世界線に到達できる」というのです。このムービーを見れたことで、岡部は紅莉栖を救うために、行動を始めるキッカケとなるのです。

シュタインズ・ゲート ゼロ最終回のレイエス教授をネタバレ考察

シュタインズ・ゲート ゼロの主要キャラクターで、意外と主人公たちとの絡みがあるレイエス教授。レスキネン教授の知り合いとして登場していますが、アニメシリーズを通して不運な役回りとなっています。それは、ゲームシリーズだけでなく、アニメでも同様な役回りとなっています。そんな不運ともいえるレイエス教授を考察していきます。

ネタバレ考察①最後まで救われないレイエス教授

シュタインズ・ゲート ゼロの需要キャラクターのひとり。レイエス教授。レスキネン教授の知り合いとして登場したレイエスは、影があるキャラクターでもあります。そんなレイエス教授は、アニメ18話でかがりに殺されてしまいますが、違う世界線では生きてはいるものの主人公と絡むことはなく、ほかのキャラクターと同じようになっています。

飛行機内で移動する際には、手に包帯を巻いていることで、襲撃してきたライダーではないかと、疑惑がありましたが、そんなことは全くなかったのです。22話の世界線では、ラジ館の屋上にもいかなかったことで、よりキャラクターの薄さが目立ちます。原作ゲームであればそれなりに重要なキャラクターでもあります。しかし、アニメではそこまで語られることもなく、結果として救われなかったキャラクターとなっています。

ネタバレ考察②レイエス教授の正体は黒幕?

原作ゲームのシュタインズ・ゲート ゼロでは、レイエス教授の正体が語られ、原作のネタバレをするとレイエス教授はCIAへの所属やストラストフォーにスパイとして潜入、エージェントのような活動、紅莉栖のタイムマシンの記憶に興味を持ったことで捕獲を目論む、真帆の脳を興味深々でいじったりなど、真の黒幕ではないものの様々な要素面で黒幕に近い行動を取ったりもしています。

そして、肝心な黒幕というのが、レイエス教授…ではなく、レスキネン教授なのです。理由は単純明快で、タイムマシンを奪うということを目的とし、未来のレスキネン教授が提唱した理論を今の自分が実証することを目的としていたのです。かがりの未来予想を口実にしたレスキネン教授の計画では、ラジ館屋上が戦場となり、破壊されたように見せかけて過去に飛ぶつもりのようです。

シュタインズ・ゲート ゼロ最終回のその他の謎をネタバレ考察

ここからは、シュタインズ・ゲート ゼロの最終話となる23話の、これまでに紹介していない内容について、考察を踏まえつつピックアップしていきます。大いにネタバレを含む内容となっています。しかし、このアニメは、ネタバレを見た後でもしっかりと作りこまれているので、より楽しむことができるアニメになっています。それでは、最終回のそのほかの内容について考察していきます。

ネタバレ考察①世界は収束することに変わりはない

シュタインズ・ゲート ゼロの22話にて、アマデウスを倒すことになります。そのことで世界変動が起こってしまいますが、岡部と真帆はアマデウスが巡り合わせたという訳ではなく、アマデウスがいなかったとしても、そもそも、巡り合う予定だったことということです。そのほかにも、かがりが研究所から脱走しラジ館に向かうことも、レスキン教授が岡部とラジ館で出会うことも変わっていないのです。

ただし、それまで『21話までの世界線』とは、収束はしたものの微妙に異なっていることもあります。かがりの洗脳は不十分であったり、そのほかにもいろいろと岡部がやり残したものが色々と点在していることもありますが、世界の補正機能で無事に収束したようです。

ネタバレ考察②桐生萌郁が味方になる

萌郁が仲間になったのは、アマデウスを倒す前となる21話の世界線から仲間になる展開になっています。レスキン教授の拘束と、岡部が屋上へ行く手助けをさりげなくしてくれます。岡部のセリフからも、頼りにしている様子がうかがえます。そのセリフは「手を貸してくれ、ラボメンバー005.桐生萌郁」と、岡部がラボのメンバーとして本当の意味で頼った時のセリフです。

1期のシュタインズ・ゲートでは、レスキネン教授の手下になってしまいこき使われて悪役になってしまっていたこともあり、かわいそうなキャラクターとなっていましたが、2期では主人公との絡みも多くなり、岡部の正式な仲間となり、物語を進展させる重要なキーパーソンになります。

ネタバレ考察③かがり再登場

シュタインズ・ゲート ゼロの最終話に限らず、かがりは未来の改変に対して、止める側の立場で行動しています。それは、彼女のセリフ「たった一つの大切な未来なんだ…」という発言にも込められています。そんな考えは、未来を変えたい側の岡部や鈴羽としばしば戦いを生むことになります。アニメシリーズを通して、そのような光景が何度かありましたが、かがりなりの考え方があって行動していることが伺えます。

お互いの意見の違いから、戦うことになってしまうかがりと鈴羽。共に銃を取り闘うことになりますが、そんな2人の戦いにまゆりが止めに入るのです。その方法は、お互いに突きつけ合った銃口の先に自分の頭を突っ込むという、まゆりしか閃かない方法です。ふたりの共通の友人でもある、まゆりのその行動にふたりはようやく冷静さを取り戻し、争いをやめることにつながります。

ネタバレ考察④まゆしぃの信頼

2人の戦いを仲裁したまゆりと鈴羽は、タイムマシンに乗り込むことになりますが、そこにもうひとりの重要人物の、鳳凰院凶真があらわれてこう命令するのです。「ラボメンバー002 椎名まゆり オペレーションアークライトを完遂させろ」と、岡部が声をかけてまゆりが一瞬で気が付くという演出が入っています。それも、セリフなしで表情のみということもあり、グッとくるポイントでもあります。

ネタバレ考察⑤シュレディンガーの箱

タイムマシンに乗り込むふたりと会話をした岡部を残し、まゆりと鈴羽はタイムマシンが飛び立つことを観測するのです。岡部が観測したタイムマシンが飛び立つこととその後に爆発することを確認するのです。ここで、シュレディンガーの箱の意味が複雑に絡んできます。これは、シュレディンガーの猫をモチーフにしているのです。シュレディンガーの箱は、猫が入った箱の事を模しています。

つまり、量子力学の考えに基づいたこの考えをあてはめると、爆発前の飛び立ったというそのものを観測できないタイムマシン。しかし、岡部が飛び立ったことを確認したうえで、まゆりと鈴羽が生きていることを、未来で確認していることが大きいのです。このことで、シュレディンガーの箱を開けて、ふたりが生存していることを確認したということになるのです。

ネタバレ考察⑥オカリン撮影の舞台裏

何度も失敗を繰り返した岡部。幾度となくタイムリープを繰り返しオペレーションアークライトのため、まゆりを送り出すことにようやく成功する岡部です。そんな執念の岡部は、何度かのタイムリープを繰り返すうちにやさぐれたことで、時々、過去の自分に対してビデオレターを送るのです。過去の自分に向けての、振り返ったら恥ずかしくなる内容を普通に語りだすビデオメールを送るのです。

ネタバレ考察⑦ヒロインは真帆?

このアニメの女性キャラクターは、基本的にかわいいキャラクターが多いですが、特に真帆は岡部にべったりで、オペレーションアルタイルで岡部がタイムマシンに乗り込もうとするときには、抱き着き呼び止めたり、紅莉栖やまゆりもいない世界線でもあるβ世界線(ベータ)では、積極的になっている真帆。ほかの世界線では、悲恋な真帆も積極的なヒロインの様子です。

岡部の思いを寄せている相手は、紅莉栖なので悲恋まっしぐらな真帆になってしまうのですが、それでも億劫になることは無く、献身的に岡部を後ろから支えるヒロインの鏡といったキャラクターでもあります。

ネタバレ考察⑧執念のエピグラフ

この表現は、食べるほうのエビフライ。ではなく、真帆独特の表現のひとつ「これは…執念のエビピラフ」という表現が大元となっています。ここでいうところのエビピラフは「文章の巻頭に置かれる句や引用、詩など」の事をいいます。つまり…シュタインズ・ゲート ゼロはシュタインズ・ゲートのエビフライ(序章)ということだったのです。

ネタバレ考察⑨無印1話の岡部とゼロ23話の真帆のセリフ

ひとつ前の執念のエビフライの意味を言ったように、シュタインズ・ゲート ゼロはシュタインズ・ゲートという物語の序章。エビフライだったということは取り上げた通りです。であれば、シュタインズ・ゲート1期1話の岡部のセリフとと2期となるシュタインズ・ゲート ゼロの23話の真帆のセリフを比較して、エビフライの答えと合わせとしてみていきます。

シュタインズ・ゲート1話の岡部のセリフ

宇宙には、始まりはあるが終わりがない。無限。

星にもまた、始まりはあるが自らの力を持って滅び行く。有限。

英知を持つものこそ最も愚かであることは歴史からも読み取れる。

これはあらがえるものたちに対する神からの最後通告と言えよう

シュタインズ・ゲート ゼロ23話の真帆のセリフ

宇宙に始まりはあるが、終わりはない。無限。

星にもまた始まりはあるが、自らの力をもって滅びゆく。有限。

英知を持つ者こそ最も愚かであるのは歴史からも読み取れる。

海に生ける魚は陸の世界を知らない。

彼らが英知を持てばそれもまた滅びゆく。

人間が光の速さを超えるのは、魚たちが陸で生活を始めるよりも滑稽。

これは、そんな神からの最後通告に抗った者たちによる、執念のエピグラフ

ネタバレ考察⑩交差座標のスターダスト

執念のオカリンの撮影直前に出ていたサブタイトルの「交差座標のスターダスト」とは、ゲームをしている人であれば、ある程度は知っているもので、ゲーム版のトゥルーエンドのことをさしています。このアニメの中には、原作をプレイしていないとわからない内容が所々に仕掛けられているので、ゲームユーザーでも楽しむことができるアニメとなっています。「無限遠点のアークライト」から変化しています。

ネタバレ考察⑪オペレーション・アルタイル

岡部は最終目標となるオペレーションあるアイルを成功させます。紀元前18000年にまでまゆりと鈴羽を迎えに行き、白い光を背景に白衣を着て現れた岡部(鳳凰院凶真)は、「待たせたな!」のひとことののち無事、まゆりの元へと帰還するのです。まゆりの彦星は1万年以上の時を経て再び出会うことが叶ったのです。

ネタバレ考察⑫26年と1年分の思い

この26年と1年分の思いについては、鈴羽とまゆりが関係してきます。まずは鈴羽がタイムマシンに乗り込む2036年。そこから向かった先が2010年。つまりここで26年。そしてそして、2011年にまゆりを乗せて出発し2010年に戻る。つまり、この移動した時間軸を換算すると、鈴羽やまゆりの思いが26年と1年かかってようやくかなったということになるのです。

ネタバレ考察⑬まゆしぃが自分で自分に電話かけた理由

これは、鈴羽がいったセリフに起因しています。鈴羽は岡部に対して「携帯は置いて行って、向こうのおじさんがもっている携帯と混線する可能性があるから…」というセリフです。そして、このことを聞いた岡部は、自分の携帯をまゆりに渡すのです。このことをキッカケとして、まゆりがまゆりへと電話をするという光景につながっていきます。

シュタインズ・ゲート ゼロを見る順番

ここからは、シュタインズ・ゲート ゼロの位置づけとシュタインズ・ゲートシリーズを通してみる場合の視聴する順番などを紹介していきます。少し前でも取り上げた、エビフライという例えなどは、シュタインズ・ゲート ゼロがそもそも、シュタインズ・ゲートの序章に過ぎないという意味でのゼロということも紹介しました。それほどに、難しい内容のアニメとなっているので、しっかりと順番を紹介していきます。

ゼロは無印23話のβ世界線版とオリジナル版の間の話

シュタインズ・ゲート1期の後に放送された23話のβ世界線版とオリジナル版の23話。そして、24話がありますが、シュタインズ・ゲート ゼロがβ世界線版とオリジナル版の間の話となっているのです。そのため、シュタインズ・ゲートの再放送版で紅莉栖を救おうとして、失敗した岡部が精神的にダウンします。そして、まゆりの発言「おかりんばかりに責任を負わせないで!」のセリフの延長線上がシュタインズ・ゲート ゼロの1話です。

シュタインズ・ゲート全体の見る順番

シュタインズ・ゲートシリーズは、テレビと映画といろいろ放送されたり、上映されています。関連アニメ・映画を見る順番としては、シュタインズ・ゲート(1期)の後に、シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ。最後にシュタインズ・ゲート ゼロの順になっています。それぞれの親和性が高いこのアニメは、シュタインズ・ゲートを見ていないと、シュタインズ・ゲート ゼロの内容が分からないという状態になってしまいます。

シュタインズ・ゲート ゼロの続編

シュタインズ・ゲート ゼロは、深く寝られたストーリーや魅力的なキャラクターで人気のあるアニメです。そのため、テレビシリーズが2シリーズ。劇場版が1つという流れで展開しています。そのため、視聴者の中には、シュタインズ・ゲート ゼロの続編を希望するという感想も多くあるのも事実です。ここでは、その『続編』の可能性について考察していきます。

シュタインズ・ゲート ゼロの続編はある?

2018年にアニメ化されたシュタインズ・ゲート ゼロ。その後には、ゲーム版の絵柄などをアニメ仕様にしている「シュタインズ・ゲート エリート」が発売されています。その後の続編そのものの発表はなされていませんが、2019年にはシュタインズ・ゲート セロの続編やスピンオフ。アフターストーリーなどの情報が公式5pbから発表されます。

シュタインズ・ゲート ゼロの続編はいつになる?

現在。(2019年9月)の段階で、続編の話は出ていないので、いまだもう少し先になりそうです。コミックや漫画などの書籍も販売されているので、じわりじわりと続編への可能性が出てきています。そのため、気長に待つ必要が出てきそうです。ゲームなども続々と販売されているので、そちらの展開も気になるところです。

シュタインズ・ゲート ゼロに関する感想や評価

こちらの方の感想は、純粋に岡部のがカッコいいという感想です。特に最終話の23話は、集大成ということもあり、岡部のセリフも気合がかかっています。そして、しっかりとまゆりの彦星になっている岡部です。

こちらの方の感想は12話の感想で、まゆりの歌についてのツイートです。まゆりの歌はだれか最初に教えたのかは、疑問なのですが、とても魅力的でいい曲です。

この方の感想は、岡部のキャラクターのひとつ。鳳凰院凶真です。アニメ中でも鳳凰院凶真で話すことが少ない岡部。満を持しての21話での鳳凰院凶真で、視聴者を楽しませた回の感想です。岡部は、もともと特徴的な主人公でキャラクター性も高いので、このアニメには欠かせない人物でもあります。

こちらの方は、シュタインズ・ゲート ゼロの1話の感想となっています。1期のシュタインズ・ゲートを見ているようで、シュタインズ・ゲート ゼロがこの世界線であることが気にしているので、より、シュタインズ・ゲートを楽しんでいるようで何よりです。

この方は、このシュタインズ・ゲート ゼロの独特な表現方法とストーリーに、すべてを説明するのではなく、「説明しきらない良さ」を感じたアニメという感想を抱いています。確かに、この難解なシナリオですべてを説明しないという、それまでにはなかなかなかった方法を取ったことで、より深みを増しているシュタインズ・ゲート ゼロです。

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シュタインズ・ゲート ゼロの最終回感想まとめ

ここまで、シュタインズ・ゲート ゼロの最終回の23話のネタバレや、考察に感想。アニメ中に最終回とは関係ないものの、重要キャラクターのレイエス教授の内容などの、情報を紹介してきました。このアニメは、前提条件となるルールを知っておくことで、よりアニメを楽しむことができたり順序立ててみることで、物語に秘められたものを感じ取ることができます。難解な設定や、シュレディンガーなどの多くの理論をもととしています。

またアニメのすごいところのひとつが、理論を基としたシナリオ構成はさすがと言った構成が出ています。特に集大成となる最終回の23話は、岡部が最終的に紅莉栖を助けるために悪戦苦闘し、何度となくタイムマシンに乗り込み幾度となく掬いだすのに失敗しては、リトライということを経験しています。このことがあったことで、過去の自分に可能性を残すことができていました。

シュタインズ・ゲート ゼロの続編も期待されていますが、現状ではゲームの発売や漫画の発売にとどまっています。そのため、5pbからは正式な続編の発表がなされていません。続編を期待するファンの声は大きいですが、ゲームを購入したり漫画を購入したりすることで、シュタインズ・ゲート ゼロの続編へとつながることを願って長い目で待ちましょう。

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